“au版”とは機能も絵作りも違う――ソフトバンク「EXILIMケータイ 930CA」荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(2/3 ページ)

» 2009年04月24日 09時00分 公開
[荻窪圭,ITmedia]
photophoto 人物モード(オートモードセレクトで撮影)。8Mサイズ(写真=左)。美撮りモード。2Mサイズ(写真=右)

 一目瞭然でした。

 どちらもやや逆光の環境で顔検出機能を使って撮っている。930CAにはユーザーが任意にモードを選択できる「ベストショット」機能があるが、モードの数は5つとちょっと少なめ。その代わり、シーン自動認識の「オートモードセレクト」が付いている。1枚目の写真はそのオートベストショットで撮影した成果で、「人物」モードが自動的に選択された。

 で、肝心の2枚目が美撮りモード。もう明らかに肌が滑らかで、目元もくっきり(ついでに眉もくっきりした)。すごいデジタル処理っぷりだ。でもケータイの機能としてはこのくらい強めに処理してもらった方が面白くていいかも。

 さらに人物ものをちょっと。

photo 美撮りモード

 屋外の強い日差しだと、どうしてもコントラストが高すぎて滑らかに撮れなくなるが、それを無理やり美撮りモードで撮ってみた。影が見事に滑らかになってる。

photo 縦位置で人物モード

 930CAは写真の縦横を検出するセンサーを持たないが、本体を開いた状態で撮ると「縦位置」で、閉じた状態で撮ると「横位置」で記録される仕様になっている。そのため縦位置で撮りたいときは本体をスライドさせてケータイスタイルにするとよい。そうするとショートカットキーも使えて便利だ。

 閉じているときの操作は本体前面にある3つのキーで行う。中央のキーでメニューの表示/決定を行い、左右(横位置で本体を構えた場合は上下)のキーで選択する。さらに側面にあるカメラキーを押すと「機能メニュー」の画面が表示されて全機能にアクセスできる。

photo カメラキーを押すと機能メニューとなり、全機能にアクセスできる

 続いていつもの滑り台とあずまやを。

photo 横位置
photo 縦位置
photo

 さすがに28ミリ相当の広角だけあって、同時に撮影した「Cyber-shotケータイ S001」より写る範囲が一回り広い。ちなみに手ブレ補正をオートにすると、手ブレ補正用のエリアを確保する分、写る範囲は狭くなる。“広角っぷり”を味わいたいときは手ブレ補正をオフで。上の写真は手ブレ補正オフで撮影している。

 全体にシャープネスが高めで、キリッカリッという写り。あずまやの写真を見るとそのくっきり感がよく分かる。W63CAとはまたちょっと違ったテイストの画質だ。

 さらに3カットほど。

photo
photo 風景モード
photo チューリップ

 3枚目は確実に手前の花にピントが合うようマクロで撮影した。どれもくっきりした写りだ。

photo

 これは昼間の窓からの明かりで撮った猫。

 室内作例も見てみよう。

photophoto 蛍光灯下(写真=左)と白熱灯下(写真=右)

 白熱灯下で撮ったカットではやや赤みが残っていて、増感されたのか少しざらつきが感じられるけど、まあおおむねいい感じ。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2024年