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» 2009年04月27日 09時00分 UPDATE

最新ケータイ徹底比較(au 2009年春モデル編):第7回 ワンセグを快適に視聴できる機種はどれ?――KCP+端末 (1/2)

auのKCP+端末では標準機能になりつつあるワンセグは「au Media Tuner」を利用するので、基本的なインタフェースは大差ないが、細かい使い勝手はどうだろうか。2009年春モデルの8機種を検証した。

[田中聡,ITmedia]

 ワンセグはミドルクラス以上のモデルでは標準機能となり、最近は搭載されていない機種の方が少なくなりつつある。auの2009年春モデルのKCP+端末も、「Walkman Phone, Xmini」を除く8機種がワンセグを搭載する。いずれの機種もワンセグは「au Media Tuner」を利用するので、基本的なインタフェースは共通化されている。

 ワンセグを最も快適に視聴できるのはどのモデルか。「基本スペック」「横視聴時のスタイル」「横視聴時の操作性」「画質・音質設定」「録画機能」の5点から検証した。

photo 左から「Walkman Phone, Premier3」「Walkman Phone, Xmini」「Cyber-shotケータイ S001」「Woooケータイ H001」「フルチェンケータイ T001」「CA001」「SH001」「P001」

基本スペック:連続視聴時間やショートカット機能はSH001が優秀

 ワンセグを視聴する上で気になるのが「連続視聴時間」だ。ワンセグを視聴しすぎたためにバッテリーが尽きてしまい、電話やメールができなくなってしまったという事態は避けたい。

 これら8機種の中で連続視聴時間が最長なのは、約3時間50分の「SH001」で、次いで約3時間40分の「Walkman Phone, Premier3(以下Premier3)」「Cyber-shotケータイ S001」が続く。一方で最短なのが、約2時間50分の「Woooケータイ H001」と「CA001」。H001は映像に注力したモデルだが、連続視聴時間は意外と短い。

 ワンセグ用のアンテナは、S001とH001、CA001、SH001のホイップアンテナに対し、Premier3と「フルチェンケータイ T001」「P001」はボディ内蔵タイプのアンテナを採用した。内蔵アンテナなら、アンテナを伸ばさずに簡単にワンセグを起動できて便利だ。

 ワンセグの起動時間は、メインメニューから起動して映像が表示されるまでの速度を計測した。同じau Media Tunerを利用するためか、起動時間はどの機種も10秒前後と大差なかった。10秒前後だと少々待たされる感があるので、5秒ほどに短縮してほしい。

 ワンセグ起動用のショートカットキーは、Premier3とS001、H001、CA001が側面に、T001とSH001がダイヤルキー面にある。SH001は短押し、ほかの機種は長押しでワンセグが起動する。P001はこの中では唯一ワンセグキーを搭載していないので、ワンセグをよく利用するならショートカットに登録しておきたい。

 H001とCA001、SH001は、スタイルと連動したワンセグのショートカット起動にも対応する。H001は「ワイドオープン起動」を「テレビ(ワンセグ)」に設定後、ディスプレイを横に開くとワンセグが起動する。SH001は「画面回転起動設定」を「TV」に、CA001は「ビュースタイル起動」を「テレビ(ワンセグ)」に設定後、ディスプレイを回転して閉じるとワンセグが起動する。

基本スペック
連続視聴時間 アンテナ 起動速度 ショートカット起動
Premier3 約3時間40分 内蔵アンテナ 約10.5秒 サイドキーの長押し
S001 約3時間40分 ホイップアンテナ 約9.9秒 サイドキーの長押し
H001 約2時間50分 ホイップアンテナ 約10.7秒 サイドキーの長押し
T001 約3時間 内蔵アンテナ 約10秒 TVキー長押し
CA001 約2時間50分 ホイップアンテナ 約10.6秒 サイドキーの長押し
SH001 約3時間50分 ホイップアンテナ 約10.2秒 TVキーの短押し
P001 約3時間20分 内蔵アンテナ 約10.1秒

photophoto Premier3のワンセグ縦画面とサブメニューの第1階層
photophotophotophoto S001のワンセグ縦画面とサブメニューの第1階層(写真=左端、左中)。H001のワンセグ縦画面とサブメニューの第1階層(写真=右中、右端)
photophotophotophoto T001のワンセグ縦画面とサブメニューの第1階層(写真=左端、左中)。CA001のワンセグ縦画面とサブメニューの第1階層(写真=右中、右端)
photophotophotophoto SH001のワンセグ縦画面とサブメニューの第1階層(写真=左端、左中)。P001のワンセグ縦画面とサブメニューの第1階層(写真=右中、右端)

横視聴時のスタイル:独自機構のヒンジを備えるPremier3が持ちやすい

 au 2009年春モデルのワンセグ端末で画面を横向きにして視聴するスタイルは、以下の4パターンに分けられる。

  1. ディスプレイを横に開いて視聴する――Premier3、H001
  2. スライドを閉じて視聴する――S001
  3. ディスプレイを反転して折りたたんだビュワースタイルで視聴する――CA001、SH001
  4. 折りたたみボディを開いて視聴する――T001、P001

 この中でワンセグ視聴に最適なスタイルは、Premier3とH001のディスプレイが横に開くタイプだといえる。この2機種は端末を両手で持ちやすいのはもちろん、卓上にも置きやすいので、自宅でじっくり視聴するスタイルにも向いている。Premier3とH001を比べた場合、Premier3は縦開き用のヒンジがディスプレイ側にある分、本体を持つダイヤルキー側の端にスペースがある。一方、H001は縦開き用のヒンジがダイヤルキー側にあるので、突起物(ヒンジ)のないPremier3の方が持ちやすい。

photophoto Premier3のダイヤルキー側の左端には、ヒンジがない分スペースがあり、指がフィットする(写真=左)。H001は持ちにくいほどではないが、突起したヒンジが少し邪魔な印象(写真=右)

 スライド端末のS001と、回転2軸型のCA001とSH001も、手で持った状態なら問題なく視聴できるが、卓上での視聴には向かない。卓上に端末を置く場合、スタンドなどを利用してディスプレイが斜めに向くよう調整する必要がある。

photophotophoto S001(左)、CA001(中)、SH001(右)は、折りたたんだコンパクトな状態でワンセグを視聴できる
photophoto T001(左)とP001(右)は開いた状態でしかワンセグを視聴できない
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