インタビュー
» 2009年06月22日 12時12分 UPDATE

手間いらずでペットも上手に撮影――「AQUOS SHOT 933SH」が目指した“本格カメラ機能” (2/2)

[あるかでぃあ(K-MAX),ITmedia]
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“ペットを上手に撮ること”を目標に設定

 フォトライトとして搭載したLEDフラッシュは、930SHと比べて約5倍の明るさを実現しているが、より明るい「キセノンフラッシュ」を採用することは難しいのだろうか。

 「キセノンフラッシュではコンデンサなどのスペースの問題やLEDフラッシュをライト代わりに使うユーザーさんがいること、そして動画撮影時の利便性などを考え、搭載を見送りました」(安井氏)

 多彩な機能を搭載する933SHの中でも特に面白い機能が、笑顔フォーカスシャッターとチェイスフォーカス、メガピクセル連写だろう。笑顔フォーカスシャッターは最近のケータイやデジカメのトレンドでもある笑顔認識を応用した機能。笑顔をレベル分けし、少し笑っただけでシャッターが切れるレベル1から、満面の笑みを浮かべるとシャッターが切れるレベル3まで、3段階の笑顔レベルを用意した。

 「笑顔レベルを低く設定すると、すぐにシャッターが切れてしまうので、レベル設定を可能にしました。笑顔レベルが分かるアイコンを設けたので、笑顔の状態を確認しながら撮影できます」(安井氏)

 チェイスフォーカスは、1度フォーカスロックをした被写体が動いても追いかけてピントを合わせ続ける機能。メガピクセル連写は1メガピクセルの写真を10枚連続で撮影するというもの。この2つの機能は組み合わせて使うことも可能だ。

 「いかに簡単に高画質な写真を撮るかにもこだわりました。例えば、ペットを上手く撮れないといった要望が多くありましたので、“ペットを撮れること”を高性能なカメラの目標にしました」(安井氏)

「チェイスフォーカス」を利用すると、動きに合わせてフォーカス枠が被写体を追いかけ続ける

(ムービーはこちらからでも参照できます)

 933SHは最大ISO感度1万2800の高感度撮影ができるのも大きな特徴だ。実際に部屋の明かりを消した中で撮影したところ、“美しい写真”とまではいかないが、LEDフラッシュを使わなくても被写体が鮮明に写り、十分実用性があると感じた。

 「高感度撮影はCCDだからこそ実現できたものです。ISO3200程度ではCMOSとの差を訴求できないと考え、ISO1万2800に挑戦しました」(安井氏)

 高性能カメラケータイとして、デザインにもこだわった。シャッターキーの質感はもちろん、本来なら裏面扱いのバッテリー収納側を表面と考え、カメラ周辺のベゼルは本体カラーによって色を変えている。メインターゲットとなる層は20代の男女だが、女性を意識して本体周辺部にはわずかに丸みを持たせた。

 このほか、BGM付きで写真を楽しめる「スライドショー」や、撮影した画像を簡単にブログやSNSへ投稿できる「ブログツール」、テキストの漢字を認識して辞書検索ができる「ラクラク瞬漢ルーペ」など、カメラを活用した便利機能も充実している。

 「“手間をかけずに撮影すること”に注力した」(安井氏)という933SHのカメラは、もはやコンパクトデジカメは不要と感じさせるほど高性能かつ多機能だ。撮影時のタッチ操作も快適で、特に画面を上下にスライドさせるだけで可能なズーム操作は非常になめらか。「決定」や「スクロール」操作も含め、ここまで直感的かつスムーズな操作性は、物理キーでは得られないだろう。933SHは20代男女のみならず、ケータイのカメラ機能を重視する万人にお勧めできる端末といえる。

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