第28回 「ウィジェット」や「ガジェット」を活用して素早くググる今すぐ使えるケータイレシピ(1/2 ページ)

» 2009年07月08日 11時36分 公開
[田中聡,ITmedia]

 待受画面からWebサイトやツールなど、さまざまな情報にアクセスできる「ウィジェット」や「ガジェット」などのサービスも、手軽な検索ツールとして活用できる。今回は各社のウィジェット/ガジェットサービスを使って効率よく検索する方法を紹介したい。

Googleサービスを手軽に利用――ドコモの「iウィジェット」

 ドコモは2008年冬モデルから、多くの現行機種が「iウィジェット」に対応しており、ウィジェットアプリ(iアプリ)を使ってGoogle検索や乗換案内、現在地確認などを簡単に利用できる。ウィジェットアプリは最大8個を登録でき、待受時にウィジェットキーから呼び出せる。

 プリセットされている「Googleウィジェット」を利用すれば、Webサイトにアクセスせずに検索ができる。このほか、ウィジェットから「Googleトランジット」「Googleマップ」「Gmail」「Picasa」にもアクセスできる。

photophotophoto 「SH-01A」は十字キーの上、「F-09A」はサイドキーにウィジェットキーが搭載されている(写真=左、中)。ウィジェットキーを押すとウィジェット一覧が表示される(写真=右)
photophotophotophoto 「Googleウィジェット」からGoogle検索ができるほか、乗換案内や地図の検索も可能。検索ウィンドウ左端の矢印を選ぶと、これまでの入力履歴が現れる

 手軽に検索ができて便利なiウィジェットだが、よく使うウィジェットだけを待受画面に登録する、といった使い方はできない。ウィジェットを利用するにはウィジェットキーから一覧を呼び出す必要がある上、呼び出してから一覧が表示されるまでにやや時間がかかり、スムーズに利用できるとは言い難い。“素早い検索”にこだわるのなら、Googleウィジェットよりも(前回解説した)画面メモ登録した「Googleモバイル」を使う方が速いだろう。

 なお、ウィジェットアプリは「iアプリ」なので、シャープ製端末などiアプリを個別にショートカット登録できる機種は、Googleウィジェットをショートカットに登録しておくといいだろう。

photophoto シャープ製端末のように、iアプリをショートカットに登録できれば、ウィジェット一覧を呼び出すよりも早くGoogleウィジェットを利用できる

GoogleからAmazonまで柔軟な検索が可能――ソフトバンクの「モバイルウィジェット」

 ソフトバンクモバイル端末は、待受画面に登録した「モバイルウィジェット」からツールやWebサービスなどを利用できる。モバイルウィジェットはオープンプラットフォームを採用しており、個人のクリエーターが自由にウィジェットを作成できるのが大きな特徴。ドコモのiウィジェットよりもウィジェットの種類が充実しており、意外な“掘り出し物”が見つかることも多い。

 また、モバイルウィジェットはタッチパネルを使った操作にも対応しており、物理キーを押さずにウィジェットの起動や検索ワードの入力ができるのも便利だ。

 検索関連のウィジェットもいくつか公開されている。中でもYahoo!関連のウィジェットが充実しており、その1つとして「Yahoo!検索」ウィジェットを利用できる。機能はシンプルで、検索ウィンドウからキーワードを入力して「検索」ボタンを押すと、Yahoo!モバイルで検索ができる。

 Googleは公式ウィジェットではないが、「Google検索」ウィジェットが配信されている。Yahoo!検索ウィジェットと同じく、キーワードを入力して「検索」ボタンを押すと、Googleモバイルで検索ができる。

photophotophotophoto 「Yahoo!検索」ウィジェット(写真=左端、左中)、「Google検索」ウィジェット(写真=右中、右端)ともに、検索ウィンドウにキーワードを入力して検索するというシンプルな作り。「931SH」などタッチパネル対応機なら、検索ウィンドウに触るだけで入力画面に切り替わる。十字キーの上キーからも各ウィジェットを選択できる

 特に便利なウィジェットとしてお勧めしたいのが「検索アシスタント」だ。このウィジェットでは、「Googleモバイル」「Yahoo!モバイル」「Yahoo!オークション」「gooWikipedia」「価格.com」「Yahoo!辞書」「Yahoo!和/英辞書」「Amazon.co.jp」「S!コンテンツストア」という9つの検索サービスを利用できる。検索ウィンドウに調べたい言葉を入力して、虫眼鏡のアイコンを押すか、ウィジェット右端の「MENU」から検索サービスを選んで検索する。

 9つの検索サービスすべてを使った一括検索はできないが、単体でのモバイルウィジェットが提供されていない「価格.com」と「amazon.co.jp」を利用できるのは便利だ。初期設定では検索サービスはGoogleになっているが、「クイックサーチ」に指定すれば、任意のサービスで毎回検索できる。

photophotophotophoto 検索ウィンドウにキーワードを入力し、虫眼鏡のアイコンを押すか、「MENU」から検索サービスを選ぶと検索できる。もう1度MENUを押すと、検索サービス一覧は閉じる(写真=左端、左中、右中)。クイックサーチに設定すれば、以後は虫眼鏡のアイコンから毎回そのサービスで検索できる(写真=右端)

 このほか、「goo Wikipedia」「Yahoo!モバイル」「Googleモバイル」「Yahoo!ニュース」「Googleニュース」「Yahoo!知恵袋」から検索ができる「かんたん検索」もある。

 「jigブラウザ9」ソフトバンク公式版(月額630円)向けには「jigマルチ検索ウィジェット」が提供されており、「Yahoo!Japan」「Google」「goo(辞書)」「Wikipedia」「Yahoo!ブログ」「テクノラティ(ブログ)」「YouTube」「Amazon.co.jp」「価格.com」「Yahoo!オークション」「オークファン」「find2ch」を使った検索が可能。検索できるサービス数は12種類と検索アシスタントよりも多いので、jigブラウザ(公式版)ユーザーはチェックしてみるといいだろう。

photophotophotophoto 「かんたん検索」は待受画面には検索ウィンドウは表示されず、いったんウィジェットを起動してからキーワードを入力し、検索サービスを選んで検索する(写真=左端、左中)。「jigマルチ検索ウィジェット」では、検索ウィンドウ左にある▼から検索サービスを選んで検索する。検索はjigブラウザ上で行われる(写真=右中、右端)

 上記5つのウィジェットはいずれも無料。アクセスは下記のQRコードから。

photophotophotophotophoto 左から「Yahoo!検索」「Google検索」「検索アシスタント」「かんたん検索」「jigマルチ検索ウィジェット」
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