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» 2009年07月24日 14時04分 UPDATE

ワイヤレスジャパン2009:2015年のウィルコムが分かる――XGP対応のコンセプトモデル“envision”

ウィルコムは、近未来をイメージしたコンセプトモデルを展示。これまでの音声端末とは異なり、ユビキタス社会に貢献できる幅広い利用シーンを想定したモデルがそろい、“電話機”から一歩進んだデザインも含め、来場者の関心を集めていた。

[田中聡,ITmedia]

 ウィルコムブースでは、同社が2009年5月に公開した「WILLCOM CORE XGP(以下XGP)」搭載のコンセプトモデルが展示されていた。

 これらコンセプトモデルの総称は「envision」。envision=「(将来を)想像する」という言葉のとおり、“未来のウィルコム端末”を意味する。「これまでの電話機とは異なる機能に注力しており、ユビキタス社会に貢献することを目指している」(説明員)。商用化は未定だが、「2015年をめどに検討中」(同)とのこと。いずれのモデルも斬新なデザインが目を引くが、外部デザイナーは起用しておらず、各メーカーのデザイナーがデザインを手がけているという。

 展示中のenvisionモデルは、ウィルコムのWebサイト(外部リンク)でも詳細が掲載されている。

フリーマーケットでおサイフケータイを利用――「Air Tray」

 NECインフロンティア製の「Air Tray」は、持ち運び可能な決済端末ツール。ICクレジットカードとFeliCaの両方で決済ができる。店舗での利用はもちろん、場所を選ばず使えるので、フリーマーケットでの利用にも適している。XGPネットワークを経由し、事業者は在庫管理や顧客管理などもできる。

photophoto 端末中央の蜂の巣状になっている部分はバーコードリーダー。端末下部のディスプレイに値段などが表示される

感情を検知して仲間にお知らせ――「amaterasu & tsukuyomi」

 セイコーインスツル製のリストバンド型端末「amaterasu & tsukuyomi」は、リストバングルが体温や脈拍、心拍数などをもとに感情を検知できる。検知した感情は、ほかのユーザーが装着した同端末に時間ごとに表示される。仲間とのつながりを24時間感じられるツールといえる。

photophotophotophoto ほかのユーザーの感情がグラフィカルに表示される

通院を減らせるツール――「VLS(Vital Link System)」

 「VLS(Vital Link System)」もセイコーインスツル製のモデル。こちらは予防や予後医療を目的としており、腕に装着しているだけで、自宅から脈拍や心拍数などのデータを病院(医師)に送信できる。患者の通院を減らせるほか、よりきめ細やかなケアができるというメリットがある。

photophotophotophoto 治療に必要な患者の情報を医師に送信できる

RFID内蔵のバッグ――「WA I」

 東芝製のネットワークエコバッグ「WA I」は、バッグと一体となったユニークな端末。RFIDを使い、価格や賞味期限、カロリーなどの情報を取得できる。端末はバッグに内蔵されており、端末のみを購入して自分のバッグに装着させるといった使い方は現時点では考えていないという。製品名の「WA」は「和」「環」「輪」「話」を意味するが、「和」について、端末のデザインが「和」テイストになるわけではないようだ。

photophotophoto バッグを透過して文字情報が現れる

おサイフケータイで自転車をロック――「WA II」

 同じく東芝製の「WA II」は、GPSとFeliCaを搭載した通信端末。電動アシスト自転車に取りつけることで利用できる。簡単な道案内に加え、おサイフケータイを利用したロック機能を備えている。道案内は(安全面を考慮して)地図を使ったものではなく、矢印を使って「右折」「左折」を示す簡単な内容に限られる。「個人での購入は現時点では考えておらず、まずは企業と連携したレンタル制の導入を検討している」(説明員)。

photophoto 商業地や観光地での利用シーンが想定されている

手話をリアルタイムに文字化、翻訳も可能――「WA III」

 WAシリーズの3モデル目となる東芝製の「WA III」は、翻訳や手話の文字化が可能な“リアルタイムトランスレーター”。XGPの高速通信を使ってリアルタイムに翻訳や文字化ができるほか、新たな言語のダウンロードも可能。

photophotophoto 翻訳された言葉が本体の先端に表示される

ヘルメット用のカメラ+ディスプレイ――「JRC design study 02」

 日本無線製の「JRC design study 02」はライダー向けの情報端末。ヘルメットに装着したカメラを使って走行中の景色をリアルタイムに伝えられるほか、Bluetoothを利用したハンズフリー通話ができる。さらに、前面のシールドはディスプレイとして機能し、ほかのユーザーが送信した画像などを表示できる。

photophotophoto ヘルメットに装着するカメラ搭載端末は4色が展示されていた。ヘルメットは別売

ソーラーパネル搭載の無線LANアクセスポイント――「energy bulb」

 三洋電機製のクリーンエナジーサーバ「energy bulb」は、「どこでもWi-Fi」のように無線LANアクセスポイントとして利用できるほか、ソーラーパネルを使った太陽光充電ができる。

photophoto 三洋電機の電池「eneloop」の充電も可能

表も裏もディスプレイ――「Image tube」

 現行のPHS端末に最も近い端末が、マルチタスクディスプレイを搭載した京セラ製の「Image tube」。表面と裏面にタッチパネル対応ディスプレイを搭載しており、フリック操作で表と裏の表示を切り替えられる。表面は時刻やカレンダーなどを表示する待受画面として機能し、裏面に切り替えるとアドレス帳やメールなどを利用できる。

photophotophoto 通常は表画面を表示し、機能を使うときに裏面に切り替える

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