第2回 「934SH」「935SH」とは何が違う?――「SOLAR HYBRID 936SH」「SOLAR HYBRID 936SH」の“ここ”が知りたい

» 2009年09月04日 19時41分 公開
[田中聡,ITmedia]
photophoto シャープ製の「SOLAR HYBRID 936SH」。ボディカラーはネイビー、ホワイト、アースグリーンの3色

質問:「934SH」「935SH」とは何が違うのか(基本スペック編)

 「mirumo 934SH」「THE PREMIUM WATERPROOF 935SH」「SOLAR HYBRID 936SH」は、ソフトウェアや機能は同等の兄弟機。800万画素CCDカメラやIPX5/IPX7相当の防水性能は3機種とも搭載しており、いずれも“高性能カメラを備えた防水ケータイ”だ。

 これら3機種の違いは、目立つ部分では934SHの大型サブディスプレイと、936SHのソーラーパネルが挙げられる。サイズについては、幅と高さは3機種とも同じ。厚さは約15.4ミリの935SHが最も薄く、936SHはやや厚い17ミリとなっている。重さは934SHの約129グラムが最も軽い。連続通話時間と連続待受時間、メインディスプレイは3機種とも同スペック。サブディスプレイは935SHはカラー表示対応の有機ELを備えているが、936SHは搭載していない。

 このほか、対応するサービスや機能も同じだ。ちなみに、同じく2009年夏モデルの「AQUOS SHOT 933SH」はGPSを利用できるが、これら3機種はGPSには対応していない。

「934SH」「935SH」「936SH」の主なスペック
mirumo 934SH THE PREMIUM WATERPROOF 935SH SOLAR HYBRID 936SH
サイズ(幅×高さ×厚さ) 50×108×15.9ミリ 50×108×15.4ミリ 50×108×17ミリ
重さ 約129グラム 約132グラム 約131グラム
連続通話時間 約230分(W-CDMA)、約220分(GSM) 約230分(W-CDMA)、約220分(GSM) 約230分(W-CDMA)、約220分(GSM)
連続待受時間 約300時間(W-CDMA)、約270時間(GSM) 約300時間(W-CDMA)、約270時間(GSM) 約300時間(W-CDMA)、約270時間(GSM)
メインディスプレイ 約3インチ フルVGA(480×854ピクセル)NewモバイルASV液晶 1677万色 約3インチ フルVGA(480×854ピクセル)NewモバイルASV液晶 1677万色 約3インチ フルVGA(480×854ピクセル)NewモバイルASV液晶 1677万色
サブディスプレイ 約3インチ(456×240ピクセル)1色メモリ液晶 約1インチ(39×96ピクセル)有機EL 6万5536色
カメラ AF・手ブレ補正付き有効800万画素CCD AF・手ブレ補正付き有効800万画素CCD AF・手ブレ補正付き有効800万画素CCD
防水性能 ○(IPX5、IPX7) ○(IPX5、IPX7) ○(IPX5、IPX7)
ソーラーパネル
外部メモリ microSDHC(最大16Gバイト) microSDHC(最大16Gバイト) microSDHC(最大16Gバイト)
内蔵メモリ 最大80Mバイト(共有) 最大80Mバイト(共有) 最大80Mバイト(共有)
ワンセグ
世界対応ケータイ ○(3G+GSM) ○(3G+GSM) ○(3G+GSM)
おサイフケータイ
3Gハイスピード ○(下り最大3.6Mbps) ○(下り最大3.6Mbps) ○(下り最大3.6Mbps)
GPS
PCメール
PCサイトブラウザ
モバイルウィジェット
赤外線通信 ○(IrDA) ○(IrDA) ○(IrDA)
Bluetooth ○(Ver.2.0) ○(Ver.2.0) ○(Ver.2.0)

質問:「934SH」「935SH」とは何が違うのか(外観編)

photo 936SHも934SHと同じく、端末を横に置いて充電する

 934SH、935SH、936SHは外観でも共通する部分が多い。手元にある934SHと936SHを見比べてみたところ、裏面はデザインやパーツの配列など全くと言っていいほど同じで、「カラバリ違いの同じ機種」と言われても分からないほどだ。基本的に背面以外のデザインは同じと考えていいだろう。また卓上ホルダも同じ製品「SHECJ1」が採用されており、いずれも端末を横に置いて充電する。これは934SHの卓上時計としての利用を優先したためと思われる。試しに936SHに同梱されている卓上ホルダに934SHをセットしたところ、充電できた。

photophoto 936SH(左)と934SH(右)の裏面は本体色以外の違いが見当たらない(写真=左)。936SH(左)と934SH(右)のキーはいずれもアークリッジスリムキーを採用しており(935SHも同様)、キーの形状やフォント、割り当て機能などは同じだ(写真=右)

 サイドキーについては、音量調節とフォトライトの点灯、シャッター操作ができるのは3機種とも同じだが、異なる部分もある。934SHは閉じた状態でシャッターキーを押すとアクティブメニューが表示され、音量調節キーで(閉じたまま利用する)機能を選択できる。935SHは閉じた状態で音量調節キーを長押しすると電子マネーの残高表示ができ、シャッターキーから時計表示を切り替えられる。936SHは本体を開いてシャッターキーを長押しすると、電子マネーの残高表示ができる。

photophoto 936SH(左)と934SH(右)の側面も同じ。左側面に充電用の接点(写真=左)、右側面にイヤフォン端子と3つのサイドキーがある(写真=右)。サイドキーは上2つが音量調節キー、下1つがシャッターキーとなっている

 ソフトバンクモバイルのシャープ製端末の便利機能として注目したいのが、先述した電子マネーの残高表示。あらかじめ登録した電子マネーの残高をサービスごとに表示できるもので、FeliCaアプリを起動せずに済むのはもちろん、935SHと936SHはワンタッチで残高を確認できて便利だ(934SHはアクティブメニューを経由する必要があるので、ワンタッチでは残高確認できない)。

 934SHと935SHは閉じたままサブディスプレイに残高を表示できるが、936SHはサブディスプレイを備えていないので、メインディスプレイでのみ確認する。ただしアプリによっては残高表示に設定できないものもある。プリインストール済みのアプリで試したところ、「Edy」と「nanaco」は設定できたが、「モバイルSuica」とマクドナルドの「トクするアプリ」は設定できなかった。

photophotophotophoto メインメニューの「ツール」→「おサイフケータイ」→「ICカード設定」→「残高表示設定」をOnにして暗証番号を入力後、登録するアプリを設定する(写真=左端、左中、右中)。登録できるアプリは最大8件。待受時に側面のシャッターキーを長押しすると、サービスごとに残高が表示される(各アプリで初期設定をしていないため、写真ではエラー表示となっている)。

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