「mirumo 934SH」「THE PREMIUM WATERPROOF 935SH」「SOLAR HYBRID 936SH」は、ソフトウェアや機能は同等の兄弟機。800万画素CCDカメラやIPX5/IPX7相当の防水性能は3機種とも搭載しており、いずれも“高性能カメラを備えた防水ケータイ”だ。
これら3機種の違いは、目立つ部分では934SHの大型サブディスプレイと、936SHのソーラーパネルが挙げられる。サイズについては、幅と高さは3機種とも同じ。厚さは約15.4ミリの935SHが最も薄く、936SHはやや厚い17ミリとなっている。重さは934SHの約129グラムが最も軽い。連続通話時間と連続待受時間、メインディスプレイは3機種とも同スペック。サブディスプレイは935SHはカラー表示対応の有機ELを備えているが、936SHは搭載していない。
このほか、対応するサービスや機能も同じだ。ちなみに、同じく2009年夏モデルの「AQUOS SHOT 933SH」はGPSを利用できるが、これら3機種はGPSには対応していない。
mirumo 934SH | THE PREMIUM WATERPROOF 935SH | SOLAR HYBRID 936SH | |
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サイズ(幅×高さ×厚さ) | 50×108×15.9ミリ | 50×108×15.4ミリ | 50×108×17ミリ |
重さ | 約129グラム | 約132グラム | 約131グラム |
連続通話時間 | 約230分(W-CDMA)、約220分(GSM) | 約230分(W-CDMA)、約220分(GSM) | 約230分(W-CDMA)、約220分(GSM) |
連続待受時間 | 約300時間(W-CDMA)、約270時間(GSM) | 約300時間(W-CDMA)、約270時間(GSM) | 約300時間(W-CDMA)、約270時間(GSM) |
メインディスプレイ | 約3インチ フルVGA(480×854ピクセル)NewモバイルASV液晶 1677万色 | 約3インチ フルVGA(480×854ピクセル)NewモバイルASV液晶 1677万色 | 約3インチ フルVGA(480×854ピクセル)NewモバイルASV液晶 1677万色 |
サブディスプレイ | 約3インチ(456×240ピクセル)1色メモリ液晶 | 約1インチ(39×96ピクセル)有機EL 6万5536色 | − |
カメラ | AF・手ブレ補正付き有効800万画素CCD | AF・手ブレ補正付き有効800万画素CCD | AF・手ブレ補正付き有効800万画素CCD |
防水性能 | ○(IPX5、IPX7) | ○(IPX5、IPX7) | ○(IPX5、IPX7) |
ソーラーパネル | − | − | ○ |
外部メモリ | microSDHC(最大16Gバイト) | microSDHC(最大16Gバイト) | microSDHC(最大16Gバイト) |
内蔵メモリ | 最大80Mバイト(共有) | 最大80Mバイト(共有) | 最大80Mバイト(共有) |
ワンセグ | ○ | ○ | ○ |
世界対応ケータイ | ○(3G+GSM) | ○(3G+GSM) | ○(3G+GSM) |
おサイフケータイ | ○ | ○ | ○ |
3Gハイスピード | ○(下り最大3.6Mbps) | ○(下り最大3.6Mbps) | ○(下り最大3.6Mbps) |
GPS | − | − | − |
PCメール | ○ | ○ | ○ |
PCサイトブラウザ | ○ | ○ | ○ |
モバイルウィジェット | ○ | ○ | ○ |
赤外線通信 | ○(IrDA) | ○(IrDA) | ○(IrDA) |
Bluetooth | ○(Ver.2.0) | ○(Ver.2.0) | ○(Ver.2.0) |
934SH、935SH、936SHは外観でも共通する部分が多い。手元にある934SHと936SHを見比べてみたところ、裏面はデザインやパーツの配列など全くと言っていいほど同じで、「カラバリ違いの同じ機種」と言われても分からないほどだ。基本的に背面以外のデザインは同じと考えていいだろう。また卓上ホルダも同じ製品「SHECJ1」が採用されており、いずれも端末を横に置いて充電する。これは934SHの卓上時計としての利用を優先したためと思われる。試しに936SHに同梱されている卓上ホルダに934SHをセットしたところ、充電できた。
サイドキーについては、音量調節とフォトライトの点灯、シャッター操作ができるのは3機種とも同じだが、異なる部分もある。934SHは閉じた状態でシャッターキーを押すとアクティブメニューが表示され、音量調節キーで(閉じたまま利用する)機能を選択できる。935SHは閉じた状態で音量調節キーを長押しすると電子マネーの残高表示ができ、シャッターキーから時計表示を切り替えられる。936SHは本体を開いてシャッターキーを長押しすると、電子マネーの残高表示ができる。
ソフトバンクモバイルのシャープ製端末の便利機能として注目したいのが、先述した電子マネーの残高表示。あらかじめ登録した電子マネーの残高をサービスごとに表示できるもので、FeliCaアプリを起動せずに済むのはもちろん、935SHと936SHはワンタッチで残高を確認できて便利だ(934SHはアクティブメニューを経由する必要があるので、ワンタッチでは残高確認できない)。
934SHと935SHは閉じたままサブディスプレイに残高を表示できるが、936SHはサブディスプレイを備えていないので、メインディスプレイでのみ確認する。ただしアプリによっては残高表示に設定できないものもある。プリインストール済みのアプリで試したところ、「Edy」と「nanaco」は設定できたが、「モバイルSuica」とマクドナルドの「トクするアプリ」は設定できなかった。
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