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» 2009年09月10日 00時00分 UPDATE

写真で解説する「PLY」 (1/2)

異なる着色を施した5つの層と、各層の側面に「タブキー」を搭載した「PLY」は、デザインと機能の両立を目指したモデルだ。“温かみ”のある手触りを重視したため、メタリックな素材をあえて使っていないが、質感を高めるための工夫も盛り込んだ。

[田中聡,ITmedia]

約1000色から厳選した5層のカラー

 iidaの新モデル「PLY」は、5つの層を均等に積み重ねるという独特のデザインを採用し、右側面には各層と同色の「タブキー」を搭載している。ボディカラーはbrown、pink、blackの3色を用意し、温かみのある自然な色合いにこだわった。

photophotophoto iida端末の「PLY」。ボディカラーはbrown、pink、blackの3色

 本体のサイズは約53(幅)×102(高さ)×14.5(厚さ)ミリ。5層を重ね合わせる特殊な構造ながら、厚さ14.5というスリムなボディを実現した。ただし幅はタブキーを搭載したことで53ミリとやや太くなっている。PLYは「iPhone 3GS」や「biblio」よりは一回り小さく、比較的小型のボディといえる。また“フラットな面”にもこだわり、タブキー以外はディスプレイ面、側面、裏面ともに凹凸のない形状となっている。

photophoto ディスプレイを上にスライドすると十字キーとダイヤルキーが現れる(写真=左)。裏面にはカメラ、(カメラの右側に)赤外線ポート、スピーカー、ストラップホール、FeliCaマーク、充電用接点がある(写真=右)
photophoto 左側面には端子カバーやキーなどは設けていない(写真=左)。右側面にタブキーと外部接続端子があるが、横からだとパーツがあるようには見えない(写真=右)
photophoto 上端部の左下にストラップホールがある(写真=左)。こちらは下端部(写真=右)
photophoto 裏面もほぼフラットな形状。写真では分かりにくいが、カメラの横に赤外線ポートがある(写真=左)。右側面にタブキーと外部接続端子がある(写真=右)
photophoto microSDスロットはバッテリーカバー内部にある。ちなみに、PLY本体のデータフォルダ容量は約100Mバイト(写真=左)。キーのフォントやアイコンも神原氏がデザインしたオリジナルのものを採用した(写真=右)
photophotophoto iPhone 3GS(写真=左)、biblio(写真=中)とPLYを比較。PLYの方が一回りサイズが小さい。開いた状態でAQUOSケータイ FULLTOUCH 931SHと比較。キーとディスプレイ面どちらも931SHの方が高い(写真=右)
photo 約1000色の中から厳選した15色(5色×3機種)。パッと見は分かりにくいが、層ごとにツヤを変えている

 5つの層にはそれぞれ異なる着色を施し、自然な色合いになるよう調整には約1カ月の時間を要したという。「少しでも色味が変わると色の調和が乱れるため、約1000色を紙に出力した」(説明員)というほど徹底的に検証した。質感も重視し、層ごとにツヤの具合も変えている。PLYは“温かみ”のある手触りを演出するために、メタリックなカラーや素材をあえて採用していないが、「層ごとに質感を変えることで安っぽく見えないように工夫した」(説明員)。

photophoto 細かい部分だが、ディスプレイの裏側の一部も本体色によって色が異なる。パッと見は黒いが、レール周囲やタブキーの裏側の色が、2段目のタブキーと同色になっている

 フラットかつ小型ボディを優先したため、ワンセグ用アンテナは外付けタイプとなっており、同梱のイヤフォン変換アダプタを使用する。このイヤフォン変換アダプタを収納するケース(試供品)も同梱しており、“PLYのミニチュア版”としてストラップにもなる。このケースも神原秀夫氏がデザインを手がけた。さらに、収納ケースを開き、(ケース)側面の窪みにPLYを横向きに置くと、ワンセグ用のスタンドとして役立つ。ただし「収納ケースは試供品なので、スタンド使用時にPLY本体にキズなどがついた場合はサポート対象外になる」(説明員)とのこと。

photophotophoto イヤフォン変換アダプタと収納ケース。収納ケースはフリスクケースのように開く(写真=左)。収納ケースは手軽に持ち運べるようストラップとしても使える(写真=中)。収納ケースを開けるとPLYの簡易スタンドとしても使用可能(写真=右)
photophoto 卓上ホルダは別売だが、こちらも神原氏がデザインを手がけた
photophoto 卓上ホルダにはPLYを横向きにセットする(写真=左)。卓上ホルダに置いた状態でも本体を開ける(写真=右)

“ラジカセのキー”をイメージした「タブキー」

 タブキーにはキーロックやマナーモードの設定、カメラの起動、よく使う機能を集めた「クイックアクセスメニュー」の起動、クリア操作などが割り当てられている。閉じた状態だとディスプレイをタッチして操作したくなるが、タッチパネルには対応していない。形状はディスプレイが縦方向に開く一般的なスライド型で、十字キーやダイヤルキーで操作をするのが基本となる。なお、タブキーは本体を開いた状態でも使える。

 「神原氏がラジカセのキーをイメージした」(説明員)というタブキーは、スライドするロックキーを除き、サイドキーを押す感覚で側面から押して操作する。PLYを横向きにすると上から押す形になり、確かにラジカセを連想させる。なお、タブは5つあるが、「端末を落としたときに衝撃をガードする」(説明員)ため、最上部の「PLY」ロゴと最下部の「iida」ロゴはキーとしては使えない。

photophotophoto 左からbrown、pink、blackのタブキー。3つのタブの中に5つのキーを備えた。(上から)1つ目がロックキー、2つ目が上キー(長押しでショートカット設定した機能が起動)、3つ目が下キー(長押しでカメラが起動)、4つ目が決定キー(長押しでクイックアクセスメニューが起動)、5つ目がクリアキー(長押しでマナーモードを設定)となっている。ロックキーはディスプレイ側、そのほかのキーはダイヤルキー側にある。一番上の「PLY」と一番下の「iida」ロゴはキーとしては機能しない
photophoto ロックキーには指がかかりやすいよう4つの点が設けられている(写真=左)。ロックキーを下にスライドすると、閉じた状態のキー操作が無効になる。本体を開くとロックは一時解除される(写真=右)

 2つ目のタブキー(上キー)を長押しすると、あらかじめ設定した機能を呼び出せる。初期状態ではBook Playerが設定されているが、「ユーザー補助」の「カスタマイズ設定」から電子辞書、ワンセグ、LISMO Player、EZチャンネルプラスも設定できる。

 本体を閉じたままでもタブキー→クイックアクセスメニューからよく使う機能を呼び出せるが、タブキーを使った操作はスクロールや決定、クリアなどに限られる。本体を閉じたまま電話を発信、応答することもできない。タブキーの長押しでカメラの起動はでき、ズームやシャッターは可能だが、撮影時のサブメニューは閉じたままでは呼び出せない。

photophotophoto 2つ目のタブキーを長押しするとカスタマイズキーに設定した機能、4つ目のタブキーを長押しするとクイックアクセスメニューにを起動できる(写真=左)。カスタマイズキーは5つの機能のうち1つを設定できる(写真=中)。クイックアクセスメニューには、マルチプレイウィンドウとよく使う機能が表示されるもので、同じく東芝製の「T002」と「biblio」も対応している(写真=右)
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