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» 2009年09月25日 23時00分 UPDATE

荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ:慣れると意外と持ちやすい──HD動画対応の「Mobile Hi-Vision CAM Wooo」 (1/4)

ついにケータイでもHD動画が撮影できる時代になった。他社に先駆けてこれを実現した日立の「Mobile Hi-Vision CAM Wooo」は、どんな映像や写真が撮れるのか。その独特の撮影スタイルと合わせて検証した。

[荻窪圭,ITmedia]

 いつかはケータイの動画もみなHD(※)になるだろうとは思っていたが、こんなにはやく対応ケータイが登場するとはびっくりである。本当にHDらしい動画が撮れるのか。そんなわけで、今回はauの「Mobile Hi-Vision CAM Wooo」を取り上げる。名前が長いので以下では「HD Wooo」と略す。

※High Definitionの略。高精細度と訳されることが多い。一般に、縦の解像度が720ピクセル以上あり、画面の縦横比が16:9の映像をHD動画と呼ぶ

 HD Woooでは、W62HやH001といった歴代Woooケータイでおなじみとなった、AV視聴向きワイドオープンスタイルをベースに、新たに「ムービーオープンスタイル」を追加した。ディスプレイを約90度ほど開くこのスタイルは、縦オープンともディスプレイ反転とも違う、独特のビデオカメラ風撮影スタイルとなっている。

 今回のレビューで探りたいHD Woooのポイントは2つある。1つはそのムービーオープンスタイルの使い勝手。もう1つはHD動画に対応したカメラ部分だ。

ヒンジ部に搭載されたカメラユニットは光学3倍ズーム

 まずはカメラから見ていこう。HD Woooの撮像素子は500万画素のCMOSセンサーだが、他のケータイと大きく違うのは「光学3倍ズームレンズ」を搭載していること。その分カメラユニットが大きくなるのだが、写真を見ると分かるように、ヒンジの中央部がそっくりそのままカメラユニットになっている。その厚さは約25ミリ。ボディに上手に埋め込まれているため、厚さはあまり感じない。

 レンズの焦点距離は35ミリフィルム換算で30〜90mm相当と、ややワイド気味の3倍ズームである。

PhotoPhoto カメラ部分が目立つ「Mobile Hi-Vision CAM Wooo」。ディスプレイ裏にある2つの穴はステレオマイクだ。撮影は、右の写真のようにディスプレイを90度開いた状態で行う

ユニークなムービーオープンスタイル

 HD Woooで撮影するときは、ディスプレイを90度だけ開く。これを日立はムービーオープンスタイルと呼んでいる。確かにこのスタイルはビデオっぽいが、どうやって持てばいいのか。ズームレバーと撮影ボタンは側面(ムービーオープンスタイル時は上面になる)のヒンジ側にあり、一瞬迷う。

 これは、ペンを持つように、写真のように持つのが正解。そして人差し指で録画ボタンを押したりズーミングしたりする。わたしは中指の方が押しやすかったが、モデルの女の子は人差し指の方がよいと言っていた。

PhotoPhoto ディスプレイを90度開いたスタイルを「ムービーオープンスタイル」と呼ぶ。ペンを持つように、人差し指と親指で包み込むように構える

 こうして持つと、ダイヤルキー部の一番右(撮影時は上になる部分)のキーが撮影用のショートカットになり、「顔ピタ」(要するに顔検出機能)や逆光モード、「秒撮」機能にすぐアクセスできる。秒撮というのはスタンバイ機能と思えばいい。秒撮モードにしておけば約1秒で撮影可能になるので、マメに撮影したいけど動画モードにしっぱなしではバッテリーが心配というときに使うと便利だ。

PhotoPhoto ズームレバーと撮影ボタンは本体をペンの用に挟んで持ち、人差し指か動画で押すとよい。ダイヤルキーには動画(と静止画)用のショートカットがこのように刻印されている。動画モード時に[秒撮]キーを押すと、インジケータが点灯し、スタンバイモードになる。
Photo ダイヤルキーの左側にもサイドキーがある。フォトライトの点灯などはこちらがわのキーを使うこともできる。
PhotoPhotoPhoto 動画撮影中の画面(写真=左)。16:9の画面をフルに使って撮影できる。動画撮影時のサブメニュー(写真=中央)。動画の撮影モードはオート以外に4つ用意されている(写真=右)

 静止画の時もPCモードなら横位置撮影になるので、同じスタイルで撮ることになる。その際は通話開始ボタンがAFロックになり、決定キーでも撮影できるので、親指で撮影した方がしっくりくるだろう。ただ、メニューが縦位置表示用しか用意されてないのは残念。

 ちなみに3インチのメインディスプレイは、取扱説明書を見る限り推奨されていないようだが、ロックノブを外すことで手前に少しと奥に180度ほど回転させることもできるようだ。ハイアングルでの撮影時などには、裏技として使ってみてもいいかもしれない。

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