動画を再生するときは、ワイドオープンスタイルがお勧め。そうするとワイドオープン用のメニューが表示され、中央に動画の再生、その右にWoooリンク(つまりHDMIケーブルでHDTVに接続して鑑賞する機能)が現れる。
3インチのワイド液晶ディスプレイで鑑賞するHD動画はなかなかのクオリティだ。動画再生時は「標準」のほかに、「ダイナミック」や「シネマティック」などワンセグと同様に表示画質を選ぶこともできる。
さて、クオリティ的にはまだ向上の余地はあるんだけれども、光学3倍ズームのカメラユニットをうまくボディに収めたデザインや、動画カメラであることをうまくアピールしつつ、慣れたら意外に持ちやすいインタフェースはなかなかイケていると感じた。動画ケータイ時代への第一歩としては悪くないと思う。
あとは撮った動画をどうするか、というところかな。
HD Woooには動画から静止画をキャプチャする機能や、前後をカットして簡単に編集する機能は用意されている。しかしそれ以外は、ケータイで再生するかHDTVにつないで再生するか、PCに転送して再生するか、くらいの楽しみ方しかない。ここは頑張ってYou TubeにHD動画としてアップする機能まで用意してほしかったと思う。データ転送量の制限もあるため、ハードルは高いかもしれないが、あらかじめ任意の容量まで撮れる「You Tubeモード」みたいなのがあれば使いやすいだろう。今回は最高画質で撮ったので、ファイルサイズは30秒ほどで約35Mバイトになってしまったが、画質を少し落とすなどすれば、まったく対応できないものでもないんじゃないだろうか。
ついでにWoooがYouTube対応になれば、これでアップした動画をケーブルがなくてもテレビで見られるではないか。
人を撮るならどれ?――ドコモ夏の“カメラケータイ”比較(顔認識編)
アナタ好みの写りはどれ?――ドコモ夏の“カメラケータイ”比較(基本編)
“容赦なき”までに豊富なカメラ機能――「AQUOS SHOT 933SH」
「次元が1つ違う」――進化した「iPhone 3GS」のカメラ
“au版”とは機能も絵作りも違う――ソフトバンク「EXILIMケータイ 930CA」
今までで一番「デジカメっぽい」かも――「Cyber-shotケータイ S001」
素直な写りが好印象、タッチ+スライドの操作性はいかに──「F-03A」
“ねこぱんち”も高速撮影、スローモーションと写真編集は意外に遊べる──「L-01A」
ヨコ+タッチ+8M CCDで「笑顔」を楽しくきれいに撮るならこれ──「SH-03A」
気分に合わせてタテヨコ使い分け、サクサク撮れるケータイカメラ──「P-03A」
フツーのボディに8M CCDカメラと秀逸レスポンス、いわゆる“ケータイカメラ”の理想かも──「930SH」
操作性やレスポンスが向上、8.1Mピクセルならではの描写力はさすが──「EXILIMケータイ W63CA」
大画面のタッチパネルと快適操作、撮ることそのものが“超楽しい”カメラ──「FULLTOUCH 931SH」
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