CEATEC JAPAN、通信業界的な見どころCEATEC JAPAN 2009

» 2009年10月06日 12時19分 公開
[ITmedia]

 今年もITエレクトロニクスの総合展示会「CEATEC JAPAN 2009」が開幕した。会場は幕張メッセの1〜8ホール。会場の目玉は薄型テレビなどの家電製品だが、NTTドコモやKDDIも大きなブースを構え、最新の技術や研究成果を展示している。

 ドコモブースでは、間伐材を利用する「TOUCH WOOD」が実際に触れる形で展示されているほか、アダプタを設置することで家電などを遠隔制御できる「ケータイホームシステム」、イヤフォンによって目の動きを検知し、オーディオプレーヤーや電話の操作ができる「眼で操作できるイヤホン」、屋外で効率が高い発電ができる「太陽電池充電器」なども展示。LTEの最新技術や携帯電話向けマルチメディア放送などのデモも行っている。また、ワイヤレスジャパン2009にも出展されていた「直感検索」「直感ナビ」「友達レーダー」「投げメール」などの展示もある。

PhotoPhotoPhoto TOUCH WOODの試作機(写真=左)。SH-04Aをベースにしたモデルは実際に動作している。ケータイホームシステムのデモでは、実際に家電などを遠隔操作する仕組みを披露(写真=中央)。フェムトセルの体験スペースも用意されている(写真=右)

 KDDIブースでは、携帯電話とテレビを連携させ、ユーザーのニーズやシーンに合わせた映像の視聴スタイルを実現する「『嗜好・コンテンツ』解析/マッチング技術」の展示を大々的に行っている。FMBC(Fixed-Mobile-Broadcast Convergence)の応用例として、携帯電話とセットトップボックス、大画面のテレビをうまく使い、テレビ番組や映像情報、インターネット上の情報などに自在にアクセスできる様子を体験できる。そのほか、燃料電池ケータイや先ごろ発表したWiMAXとWINのデュアルデータ通信カード、LTE対応端末の試作機、TransferJet搭載端末や実空間透視ケータイの最新バージョン、「ケータイカメラを活用した直感コントローラ2」なども展示中だ。

PhotoPhotoPhoto 「嗜好・コンテンツ」解析/マッチング技術は、個人認識などを応用し、ユーザーに合わせた映像や情報コンテンツをお勧めしてくれる技術。これを携帯電話やテレビ、セットトップボックスと組み合わせて活用するシーンをデモしている(写真=左)。燃料電池ケータイも、だいぶ実用的なサイズになってきた(写真=中央)。WiMAXとWINのデュアルデータ通信カードやLTEに関する展示もある(写真=右)

 このほかに、モバイルWiMAXサービスを展開するUQコミュニケーションズ、シャープ、富士通、パナソニック、東芝、日立製作所、ソニーなどの家電メーカーのブースもある。詳細は追ってリポートする。

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