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» 2009年10月08日 20時32分 UPDATE

ケータイ周辺機器レビュー:第4回 1時間のソーラー充電で約40分の連続通話が可能に――「eneloop portable solar」

携帯電話に使える便利な周辺機器を取り上げる本コーナー。2009年はシャープが各携帯電話キャリアにソーラーケータイを投入しており、ソーラー充電に注目が集まっている。そこで第4回は、ソーラーパネルを用いて充電できるバッテリーを紹介する。

[2106bpm(K-MAX),ITmedia]

シングルパネルは約3日、ツインパネルは約1.5日の充電が必要

 2009年8月に三洋電機から発売された「eneloop portable solar」は、ソーラーパネルと、繰り返し充電できるリチウムイオンバッテリー「eneloop mobile booster(KBC-L3A)」がセットになった製品。ソーラーパネルで蓄えたエネルギーをUSB経由でバッテリー(KBC-L3A)に供給して充電し、充電したバッテリー(KBC-L3A)から携帯電話や音楽プレーヤー、ポータブルゲーム機などのモバイル機器へ充電できる。

 製品のラインアップは、ソーラーパネル1枚の「シングルポータブルソーラーセット(SSL-SBSL3AS)」とソーラーパネル2枚の「ツインポータブルソーラーセット(SSL-SBWL3AS)」の2種類。ソーラー部分のサイズと出力は、シングルタイプが174(幅)×204(高さ)×26(厚さ)ミリ、最大1.7W(DC4.6V)。ツインタイプが174(幅)×404(高さ)×26(厚さ)ミリ、最大3.1W(DC4.6V)。価格はシングルポータブルソーラーセットが9000円前後、ツインポータブルソーラーセットが1万4000円前後。

photophoto ソーラーパネルが1枚の「SSL-SBSL3AS」とソーラーパネルが2枚の「SSL-SBWL3AS」(写真=左)。eneloop portable solarを使った充電の流れ(写真=右)

 ソーラーパネルでeneloop mobile boosterを満充電するには、シングルパネルタイプで約3日、ツインパネルタイプで約1.5日が必要だ。充電の目安として、晴天時に約1時間のソーラー充電をすることで、ケータイで約40分の通話が可能になる。ちなみに、ドコモのソーラーパネル搭載モデル「SH-08A」は、10分のソーラー充電で約1分の連続通話が可能となっている。

photophoto 今回筆者が試したのはシングルタイプ(写真=左)。パネル裏面には本製品のセットバッテリーであるKBC-L3Aのほか、同社製品のKBC-L2A/E1A以外で充電しないようにとの注意書きがある(写真=右)
photophoto ソーラーパネルの背面には充電バッテリー接続用のUSBケーブルがある(写真=左)。USBケーブルの形状はminiB(写真=右)
photophoto USB出力付きリチウムイオンバッテリー(KBC-L3A)。サイズは70(幅)×39(高さ)×22(厚さ)ミリ
photophoto KBC-L3Aの側面部分。出力側はUSB-A型(左)、入力側はUSB miniB型(右)となっている(写真=左)。電源ボタンを押すと、接続した機器へ給電する。給電が開始されると本体中央部分が青く点灯する。充電している端末はウィルコムの「9(nine)」

ソーラーパネルで「9(nine)」を直接充電してみた

 ソーラーパネルのバッテリー(KBC-L3A)は非常に小型な反面、普段持ち歩くには大きさが気になるが、本製品は逆にその大きさを生かし、ソーラーパネルの裏面はポーチ代わりに利用できるようになっている。メッシュ仕様のため簡単に中身が分かるのも便利だ。

 今回は、ケータイ(OMNIA POP 931SC)とマルチカードリーダー/ライター、ケータイ向け外部電源、PC電源拡張アダプタ、USBメモリが収まったので、収容力はなかなかのもの。専用ケースがなくても本製品で代用できた。さらに、側面に取り付けられたファスナーは両サイドまで大きく開くので、中に入れたものを取り出すのも容易だ。

photophotophoto ソーラーパネルの裏側はメッシュ仕様のポケットとなっており、ファスナーで開閉できる。KBC-L3A以外のグッズを収納してポーチとして利用できる

 ソーラーパネルとバッテリー(KBC-L3A)はUSBを採用している。冒頭で述べたように、ソーラーパネルからの充電は同社指定のバッテリー以外は充電しないようにと注意書きがあり保証対象外となるが、ソーラーパネルから直接携帯電話本体を充電できるかどうかを試してみた。

 今回使用した機種はウィルコムの「9(nine)」。ソーラーパネルが明るい場所に向いているときは、9(nine)本体は充電状態となり(「W」のロゴが点灯した)、ソーラーパネルを手で覆うなどして光を遮った場合は充電できなかった。

photophotophoto ソーラーパネルと9(nine)を直接接続してみた(写真=左)。ソーラーパネルを明るい場所に向けると充電が開始された(写真=中)。ソーラーパネルをテーブルに置き、明かりを遮ると充電はできなかった(写真=右)

 改めて断っておくが、ソーラーパネルに直接ケータイを接続して充電するなどの使い方は保証対象外なので、電話機本体やソーラーパネルに何らかの不具合があった場合は自己責任となるので注意してほしい。なお、バッテリー(KBC-L3A)はソーラーパネル以外にもPCや外部電源からも充電でき、約7時間で満充電になる。

photophoto PCやほかの外部電源からも充電でき、充電時は本体のLEDが点滅する
今週のお役立ちアイテム
製品名 価格 発売元 使い勝手 実用性 コストパフォーマンス
eneloop portable solar 9000円前後(シングル)、1万4000円前後(ツイン) 三洋電機 ★★★★ ★★★★ ★★★

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