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» 2009年10月14日 22時25分 UPDATE

今すぐ使えるケータイレシピ:第35回 内蔵辞書で簡単に調べ物――本格的な辞書を備えたメーカーは?

ケータイの「何となく知っていたけど使っていない」機能や、「実はこんな使い方もある」という活用法を取り上げる本コーナー。第35回では、メーカーごとの違いも含めた「内蔵辞書」について解説する。

[田中聡,ITmedia]

 仕事中や読書中などにふと「この言葉はどういう意味だったか?」と気になることは多いだろう。そんなとき、手軽に調べ物ができるツールとして役に立つのがケータイの辞書だ。あらためて説明するまでもないが、ケータイで辞書を使うメリットは、「いつでもどこでも使えること」。ケータイ向け辞書には、端末にあらかじめ用意されている「内蔵辞書」と、Webサイト経由で利用する「オンライン辞書」がある。今回は内蔵辞書に焦点を当てたい。

内蔵辞書を使うメリット

 大きく取り上げられることは少ないが、多くの現行機種が辞書機能を搭載している。内蔵辞書はインターネットを経由する必要がないので、文字どおり“どこでも使える”のがメリットだ。辞書をショートカット登録すれば、最短で待受画面からワンタッチでアクセスできる。

 メール作成やブログ投稿中などに「この言葉の使い方は正しかったか?」と疑問に思ったときも、文字入力画面のサブメニューやマルチタスク経由で辞書を使える。また、これまでに調べた言葉の履歴表示もできるので、英単語の学習などで繰り返し意味を確認したいときにも役立つ。

photophotophotophoto ショートカットに内蔵辞書を登録すれば、簡単に呼び出せる(写真=左端)。文字入力のサブメニューから辞書を呼び出して、文中の文字の意味を調べられる機種も多い。写真はN905i(写真=左中、右中、右端)
photophotophotophoto ドコモの現行シャープ製端末は、クイック検索キーを長押しすると、ほかの操作中でも内蔵辞書を呼び出して調べ物ができる(写真=左端、左中、右中)。辞書の検索履歴を見られる機種も多い(写真=右端)

メーカーごとに異なる内蔵辞書のカラー

 内蔵辞書はメーカーによって内容や操作性が異なるが、ちょっとした調べ物をする程度なら、どの辞書でも事足りるだろう。ただし、発売時期やメーカーによっては辞書を搭載していなかったり、英和・和英辞典は使えるが国語辞典は内蔵していない機種もあるので注意したい。下記にも紹介するが、本格的な辞書を使いたければ、カシオ計算機と日立製作所、シャープ、東芝製モデルがお勧めだ。

 カシオと日立モデルは、機種によって搭載する辞書が異なるのが特徴。「ポケットプログレッシブ英和・和英・国語辞書」と「英会話とっさのひとこと辞書」は多くのモデルが搭載しているが、+αの辞書として、「W63CA」は英会話海外旅行ひとこと辞書」「ライト英会話」「日経ナショナル ジオグラフィック社World Guide」、「G'zOne CA002」は「レスキューガイドブック」を備えている。また、「CA001」では「デジタル大辞泉」や「ビジネスひとこと」など計10種類の辞書を利用できる。

photophotophoto 「CA001」は10種類の辞書を内蔵している(写真=左)。「G'zOne CA002」はアウトドアユーザー向けに「レスキューガイドブック」を用意(写真=中、右)

 富士通製端末は「学研モバイル国語辞書」を利用できるほか、「今日は何の日」「今日の歴史」も調べられる。また、「F-01A」や「F-09A」などは、サーチキーから簡単に辞書を利用できる。

photophoto 富士通の一部機種は、サーチキーからアドレス帳やメール、辞典などの検索ができる

 NEC製端末は簡易辞書として、国語・英和・和英辞書を利用できる。検索履歴を確認できるほか、文字入力中に辞書を調べたり、入力した文字を選択して辞書で調べたりといったことも可能。

photophotophotophoto N端末は、調べたい言葉を入力した後に、国語・英和・和英辞書のいずれかを選択して調べる
photo 「832P」は10種類の辞書を内蔵している

 パナソニック モバイルコミュニケーションズ製端末は、辞書を内蔵している機種は少ないが、最近のモデルでは「P-07A」と「832P」が「ケータイTOOL」を搭載しており、学研の国語・英和・和英辞典と英会話辞典などを利用できる。なお、ケータイTOOLは「P-10A」では「クッキング」に特化されており、必ずしも国語・英和・和英辞書が搭載されているとは限らない。

 シャープの現行機種は「スマートリンク辞書」を搭載している。国語・英和・和英辞典のほかに複数のネット辞書を利用でき、国語辞典で調べた言葉をネット辞書で調べ直すといったシームレスな検索が可能だ。ネット辞書は定期的に更新することで、新たな辞書を追加できる大きな特徴。さらに、auのシャープ製端末の一部は、複数のネット辞書を横断して検索できる。なお、ネット辞書の利用にはパケット通信料がかかる。

photophotophotophoto SH端末のスマートリンク辞書では、内蔵辞書で調べた言葉をネット辞書でも検索できる(写真=左端、左中)。ネット辞書ではwikipediaやYahoo!知恵袋など、さまざまなコンテンツを用意(写真=右中)。辞書リストを更新すると、利用できる辞書が増える場合がある(写真=右端)
photophoto auのシャープ製端末の一部は、複数のネット辞書を利用した一括検索も可能(写真=左)。ネット辞書から内蔵辞書に切り替えて調べることも可能(写真=右)

 ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ製端末は「モバイル辞書」を搭載しており、旺文社監修の国語・英和・和英辞典を収録。検索した単語の履歴確認や、調べた言葉からオリジナルの単語帳作成も可能だ。

photophotophotophoto ソニー・エリクソン製端末の「モバイル辞書」は、1文字入力するごとに検索ワードが絞り込まれていくので、入力回数を減らせる(写真=左端、左中)。調べた言葉は単語帳に登録できる(写真=右中、右端)

 東芝製端末も、本格的な辞書を搭載したモデルが多い。最近発売されたauケータイでは、「T002」が三省堂の「デイリーコンサイス国語・英和・和英辞典」と語学系の辞書3種類、「biblio」が「デイリーコンサイス国語・英和・和英辞典」やカタカナ語辞典、漢字辞典、語学やビジネス、雑学系など計19種類の辞書を内蔵している。

photo 「biblio」は写真にもある19種類の辞書を内蔵している
今週のレシピ
内蔵辞書を利用する
対応機種 NTTドコモ、au、ソフトバンクモバイルの一部機種
設定/起動時間 約1分
料金(パケット通信料を除く) 無料
お役立ち度 ★★★★☆
簡単操作度 ★★★★☆
自慢度 ★★★★☆

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