今回のEXILIMケータイは、見た目の高級感も訴求ポイントのひとつ。バッテリーを内蔵するボディ裏面は、全体が1枚のパネルになっており、ヒンジ部にあるスライド式のロックを外すことで、パネルごと取り外せる。これにより、バッテリーカバーの継ぎ目がない、プレーンなデザインに仕上がっている。レンズの周囲にはメタリックなリングをあしらい、ホワイトとブルーグリーンの2色に輝く発光部も設けた。
ボディの右側面には大型のサイドキーをタイル状に配置し、スッキリとした見た目と操作のしやすさを両立している。特にシャッターボタンは大きめにデザインされ、非常に押しやすい。また、ダイヤルキーには左右のキーと中央のキーとがわずかに段違いになった新形状を採用。横のキーがつながった独特なデザインとなっており、キーの表面はわずかにふくらんでいる。実際に使ってみると指がかりもよく、操作性は良いと感じた。
CA003に限ったことではないが、KCP+のプラットフォームが改良されたことで、操作に対する画面の追従性も良くなった。これなら旧KCP端末の初代「EXILIMケータイ W53CA」から乗り換えるようなユーザーも、それほど不満を感じないだろう。
ディスプレイにはW63CAと同じく有機ELを採用するが、サイズは3.1インチから3.3インチに、解像度もVisualワイドVGA(480×800ピクセル)からVisualフルワイドVGA(480×854ピクセル)にアップ。鮮やかなメリハリのある画面で、写真やワンセグを見ることができる。
ワンセグ、おサイフケータイ、EZナビウォーク、Bluetoothなどに加え、「EZニュースEX」「LISMO Book」などの新機能も搭載し、au端末の主要な機能は一通りそろえるなど、ケータイとしての機能も充実している。また、全1500種類の絵文字をプリセットし、メールに活用できる。
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