コラム
» 2009年12月18日 20時19分 UPDATE

ふぉーんなハナシ:中国の闇(?)ケータイ市場を見てきた

出張の合間に立ち寄った中国深セン市のケータイ市場には、「これ、どのメーカーの?」と言いたくなる機種や、“どこかで見た機種”が当たり前のように売られていた。

[田中聡,ITmedia]

 先日のHuawei取材の合間に、中国深セン市の電脳街に出かけてケータイショップを見てきた。日本ではドコモショップ/auショップ/ソフトバンクショップなどの携帯キャリアショップの数が多い。一方、「SIMカードの契約」と「端末の購入」が分離している中国では端末だけを自由に購入できるため、キャリアを問わずに端末を販売する、いわゆる併売店が多く存在する。

photophotophoto 店頭に「China Unicom」や「Sony Ericsson」の文字があるが、店内にNokiaやLGエレクトロニクス端末が売られているので、単なる広告のようだ(写真=左)。おなじみのNokiaショップ。Nokiaケータイは中国でも人気が高いようだ(写真=中)。通り沿いにいくつものケータイショップがひしめき合っている(写真=右)
photophoto Samsung電子端末をアピールするショップも(写真=左)。固定回線に申し込むと端末代が0円にするキャンペーンについて案内されている。「0元」は大きなアピールとなるのだろう(写真=右)

 併売店は日本にもあるので珍しくはないが、日本では滅多に見られない光景で驚いたのが、いくつもの(寄り合い)店が密集した独自のマーケットだった。店内には見たこともないケータイが売られており、中にはiPhoneらしき端末や、auの「AQUOSケータイ W61SH」と思しき機種も見られた。ちなみに、シャープはW61SHをベースとしたモデル「SH9110C」を中国に投入しているが、店頭で見たモデルには「WIN」のロゴがあったので、au端末とみて間違いないだろう。また、バッテリーやディスプレイ、外装などのパーツ売り場が集まっているフロアもあった。

 日本の量販店とさほど変わらない広さの店内は人であふれかえっていた。筆者は6人と一緒に行動していたが、ちょっと目を離すとすぐ迷子になってしまいそうなほど客がせわしなく動いていた。ケータイを安く、(SIM契約不要のため)手軽に購入できるということで、多くの人がこうした市場に群がっているようだ。ただ、一緒に同行した人は「この店でケータイを購入したところ、イヤフォンカバーがすぐに取れてしまった」と話しており、端末の品質は(正規品よりも)低そうだ。

 店内は“闇市場”と呼んでも過言ではないほど、怪しい雰囲気と異様な熱気で包まれていた。また、店員が中学〜高校生ほどの若者が多かったことも、個人的には驚きだった。時間の都合で30分ほどしか回れなかったが、初めて見る海外の携帯市場に、軽くカルチャーショックを受けたのだった。

photophoto 入り口から見たケータイ市場の様子。1階は比較的空いていた。店員は10代と思しき若者がほとんどだった
photophotophoto 見慣れないブランドのケータイが並んでいる(写真=左、中)。「iPhone 3GS」についての案内もあった(写真=右)
photophoto iPhoneと思しきケータイ。ピンク色のiPhone(?)も(写真=左)。auのW61SHらしき端末もあった。その右にあるのは「Touch Diamond」? ガラスケースの下には「SHARP」のロゴがある(写真=右)
photophotophotophoto ケータイのパーツや周辺機器も販売されていた
photophoto 街中にはLGエレクトロニクスと(写真にはないが)Samsung電子の広告が多かったのも印象的だった

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