第2回 着信ランプ、microSDスロット、赤外線通信――パーツの使い勝手は?最新ケータイ徹底比較(au 2009年秋冬モデル編)(1/2 ページ)

» 2010年01月15日 19時16分 公開
[田中聡,ITmedia]
photo 左から「EXILIMケータイ CA003」「AQUOS SHOT SH003」「BRAVIA Phone U1」「SA001」「T003」

着信ランプ:CA003はカメラ周りも点灯する

着信ランプ
点灯位置 カラー パターン
CA003 背面+カメラリング 7色+ALL 6種類+メロディ連動
SH003 背面 7色+ALL 5種類+メロディ連動
BRAVIA Phone U1 背面 7色+ALL 3種類+メロディ連動
SA001 ディスプレイ上部 7色+ALL 3種類+メロディ連動
T003 背面 7色+3イルミネーション 5種類+メロディ連動

 着信時やメール受信時に点灯するランプは、「AQUOS SHOT SH003」「BRAVIA Phone U1」「T003」が背面、「SA001」がディスプレイ上部に搭載している。「EXILIMケータイ CA003」は背面とカメラリングの2個所が点灯するので、表と裏、どちら向きに置いてもランプを確認できて便利だ。点灯カラーは5機種とも7色から選べる。点灯パターンはCA003の6種類が最多だ。

photophotophoto CA003の着信ランプは背面とカメラリングにある(左、中)。SH003の着信ランプ(右)
photophotophoto BRAVIA Phone U1(左)、SA001(中)、T003(右)の着信ランプ

内蔵メモリと外部メモリ:5機種ともmicroSDHCに対応

内蔵メモリと外部メモリ
内蔵メモリ容量 外部メモリ(最大容量) 外部メモリスロットの位置
CA003 約500Mバイト microSDHC(16Gバイト) 左側面
SH003 約760Mバイト microSDHC(16Gバイト) 左側面
BRAVIA Phone U1 約360Mバイト microSDHC(16Gバイト) バッテリーカバー内部
SA001 約250Mバイト microSDHC(16Gバイト) バッテリーカバー内部
T003 約100Mバイト microSDHC(16Gバイト) 左側面

 auのKCP+端末は外部メモリにmicroSDHCを利用できない機種が多く、しばらくドコモやソフトバンク端末に後れを取っていたが、今回の5機種はいずれもmicroSDHCに対応しており、最大16Gバイトのカードを利用できる。防水仕様のBRAVIA Phone U1と薄型のSA001はバッテリーカバー内部にメモリスロットがあり、カードの着脱には手間がかかる。T003は防水ケータイでは珍しく、側面にメモリスロットがあり、手軽にカードを着脱できる。内蔵メモリは、12Mピクセルカメラを備えているCA003(約500Mバイト)とSH003(約760Mバイト)がこの中では大容量だ。

photophoto CA003(左)とSH003(右)の外部メモリスロット
photophotophoto BRAVIA Phone U1(左)、SA001(中)、T003(右)の外部メモリスロット

赤外線通信:使い勝手は“ポートの位置”次第

赤外線通信
赤外線ポートの位置 IrSimple
CA003 左側面
SH003 裏面
BRAVIA Phone U1 裏面
SA001 左側面
T003 裏面

 赤外線通信は、本体を開いて画面を見ながら行うことが多いので、赤外線ポートはディスプレイの先端にあるのが望ましいが、今回の5機種は側面か裏面にポートがある。通信する機種のポートがどちらも裏面にあれば、端末を重ね合わせればよいので比較的通信しやすいが、裏面と側面など、異なる位置にポートがある機種同士と通信しにくい。意図した場所にパーツを配置するのは容易ではないだろうが、赤外線ポートの位置はできれば統一してほしい。

 またSH003とT003は、カメラレンズ付近の黒地に(黒い)ポートがあるので、一見しただけではポートの位置が分かりにくい。シャープ端末ではおなじみの仕様ではあるが、スマートに通信できるよう、ポート部分はある程度目立たせてほしい。

 通常の赤外線通信(IrDA:115.2Kbps)よりも速い最大4Mbpsの通信ができるIrSimpleには、CA003とSH003が対応している。

photophoto CA003(左)とSH003(右)の赤外線ポート
photophotophoto BRAVIA Phone U1(左)、SA001(中)、T003(右)の赤外線ポート
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