商品化されたら面白そう――「iida AWARD 2010」で集まった作品たちふぉーんなハナシ(2/2 ページ)

» 2010年02月02日 19時47分 公開
[田中聡,ITmedia]
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 このほか、iida AWARD 2010の選考対象ではないが、海外招待校の学生が考案したアイテムも紹介されていた。ケータイを置くと充電器が光ってバッテリー残量を知らせる「ILLUME」、洋服のコンセプトを用いたケータイ用カバー「iidaワードローブ」、腕や手帳にバンドを着けることでケータイの落下を防ぐ「CROWN STRAP」、ソーラーパネル搭載のヘッドフォン、メリーゴーランド型の卓上ホルダなど、人とケータイの新しい距離感や、iidaの新しい世界観を提案する作品が集まった。

photophoto 「iida AWARD 2010」の参加大学(左)と、海外招待校(右)
photophoto ケータイの充電状況を光で通知する「ILLUME」(左)。拡張現実(AR)を利用し、ユーザーの“オーラ”を見られるアプリ(右)
photophotophoto 洋服のコンセプトを採り入れたカバー「iidaワードローブ」(左)、マナーモード時のバイブ音を軽減する「KAERU」(中)、ケータイの落下を防止する「CROWN STRAP」(右)
photophotophoto ソーラーパネル搭載のヘッドフォン(左)、UNISEXのiidaオリジナルコンテンツとグッズ(中)、メリーゴーランド型の卓上ホルダ(右)
photo ルービックキューブ型のiida端末「iida CUBE」

 個人的に目を引いたのが、使わなくなったケータイやモックアップなどをルービックキューブにした「iida CUBE」。写真で紹介されていたルービックキューブ型の「G9」は、オブジェとして部屋に置いておきたいと思ったほど強いインパクトを放っている。“携帯電話”から離れた新しい価値を提案するアイテムとして、製品化されたら注目を集めそうだ。

 KDDIによると、最終選考に残った14作品や、海外招待校から集まった作品は、現時点では製品化の予定はないという。iida AWARDの選考基準は「論理性」「iidaとの親和性」「デザイン表現力」「ビジネスセンス」の4つ。いくら斬新なデザインを考案しても、ビジネスとして成り立たなければ商品化は厳しくなる。とはいえ、今回集まった作品のアイデアやエッセンスが、今後のiida商品に生かされる可能性はある。端末と周辺アイテムを含むトータルなブランドとして、KDDIが今後どんな商品を発表するのか、期待したい。

photo iida AWARDの審査基準。iida AWARDは今後も継続する予定だが、「次回以降も学生を対象にするかは未定」(KDDI)とのこと
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