コラム
» 2010年03月23日 22時51分 UPDATE

ふぉーんなハナシ:Operaが「Opera Mini for iPhone」をAppleに申請

さまざまなプラットフォーム向けのブラウザを手がけるOperaが、ついに「Opera Mini for iPhone」をAppleに申請したという。果たして配信は実現するのだろうか。

[園部修,ITmedia]
Photo 「Opera Mini for iPhone」

 ノルウェーの企業Operaは、PC向けWebブラウザからAndroidやWindows Mobile、BlackBerryなどのスマートフォン向けモバイルブラウザ、auケータイのPCサイトビューアーのようなケータイ向けのフルブラウザ、「ニンテンドーDSiブラウザー」のようなデバイス向け組み込みブラウザなど、幅広いラインアップのWebブラウザを手がけていることで知られる。

 スペインのバルセロナで2月に開催された「Mobile World Congress 2010」で限定プレビューを行った「Opera Mini for iPhone」も、そんなOperaが手がけるWebブラウザの1つだが、このブラウザには特別な意味がある。iPhoneでは、標準ブラウザとしてMobile Safariを搭載しており、iPhoneアプリもたいていSafariのために開発されたオープンソースのHTMLレンダリングエンジン「WebKit」を組み込んでいる。そのほかのレンダリングエンジンを採用したWebブラウザは、ほぼ存在していないに等しい状況であり、Opera Mini for iPhoneが実際にApp Storeから配信されるかどうか、世界が注目しているのだ。

 Opera MiniはOperaのサーバでレンダリングを行い、データを圧縮して端末に送るのが特長で、Opera Mini for iPhoneも基本的な仕様は同じ。プレビュー版のOpera Mini for iPhoneの表示速度はMobile Safariの6倍も高速だったとOperaはいう。YouTubeには、プリインストールされているMobile SafariとOpera Mini for iPhoneの速度比較の映像なども公開されているので見てみてほしい。


Photo Opera Miniを申請してから経過した時間を数えるページもオープン。時間を予想するコンテストも実施している

 OperaはこのOpera Mini for iPhoneのApp Storeでの配信を、中央ヨーロッパ時間の3月23日13時25分に、Appleに申請したことを明らかにした。申請してからの経過時間を計算するWebページ Time since Opera Mini was submitted も公開している。

 もしOpera Mini for iPhoneの審査が無事に終わり、晴れてApp Storeから配信されれば、iPhoneにはSafariやWebKitとは異なるエンジンを積んだWebブラウザの選択肢が用意されることになる。一向に進展する様子が見られない、Adobe Flashへの対応などにも変化が起こる可能性がある。

 とはいえ、AppleがOpera Mini for iPhoneの配信を許可するかどうかは不透明だ。その点も踏まえて、Operaはアプリの申請をしたことを公表したのだろう。Operaの公式ブログ「Choose Opera」では、Opera Miniの申請がAppleに認可される日を当てるコンテストも開催している。最も近い日を予想した人には、iPhone 3GSがプレゼントされるとのことなので、興味のある人は挑戦してみてはどうだろうか。

 Opera Mini for iPhoneの1日も早い審査の通過と配信の実現が待ち遠しい。

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