写真で解説する「BRAVIA Phone S004」(2/2 ページ)

» 2010年05月19日 12時11分 公開
[坪山博貴,ITmedia]
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2010年夏モデルでは派手な機能やサービスの追加はなく、ユーザビリティの強化が主な改善点。従来は1機種ずつ投入されてきたWiFi-WIN対応端末も無線LAN内蔵とmicroSD無線LANカードの対応に合わせて3機種(スマートフォンを除く)が投入され、本機はmicroSD無線LANカードで対応する。

photophoto 赤外線通信の利用時には赤外線ポートの位置が画面に案内される。本機の赤外線ポートもカメラユニット脇の分かりにくい場所にあるが、これなら簡単に分かる
photophotophotophoto WiFi-WINを利用するためのソフトウェアは組み込み済み。無線LAN内蔵タイプと機能や操作性は同等(写真=左端、左中)。通信機能はBluetoothも当然サポート。「BIP」「OPP」などもサポートするので、著作権保護されていない画像などをPCやスマートフォンなどと送受信することもできる。[#]キーの長押しで待受をオン/オフにできる点も従来通りだ(写真=右中、右端)

BRAVIAを冠する端末だけあり、AV機能も充実している。前後のフレーム情報から中間フレームを作成し、フレームレート(時間あたりのコマ数)を増やすことで、なめらかな表現を可能にする「モーションフローLite」に対応。BRAVIA Phone U1は、放送波に対して倍速表示の30fpsだったが、本機では4倍速表示の60fpsに向上している。対応するソニーのBlu-ray Discレコーダーのデジタル/アナログ放送(スカパー!HD含む)の録画番組やアクトビラのダウンロードセル番組を転送して再生することも可能だ。

photophotophoto モーションフローはオンとオフを切り替えられる。画質モードはノーマルに加えて6種類を用意。電子番組表は放送波で受信するタイプとインターネットから取得するG-Guideの両方に対応する

S004は、SnapDragonの採用に合わせプラットフォームが「KCP3.0」に進化している。ただしKCP3.0はSnapDragonへの最適化が主なポイントで、2009年冬モデルからソフトウェア面での大きな変更はない。ただしその動作は極めて軽快で、初期のKCP+端末と比較すると雲泥の差といえる。

 その恩恵が特に大きいと感じたのがPCサイトビューアーだ。ブラウザ(Opera)は特に変更されていないが、レンダリングやスクロールは従来から大幅に高速化されている。これまでの端末ではスクロール時にレンダリングが省略されたり、画像の再表示に待ち時間が発生することも珍しくなかったが、S004では目で追えないほどの高速スクロールが可能になった。これだけの処理能力があれば、Wi-Fi接続で利用するメリットがさらに生きるだろう。

photophoto PCサイトビューアーはFlash LiteもサポートするOpera。全体、拡大表示を進む、戻る感覚で手軽に使える
photo 横表示にも対応している
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