“フルハイビジョン対応”“防水・防塵”だけではない、「SH-07B」の懐の深さ(2/2 ページ)

» 2010年06月11日 10時00分 公開
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参照返信など、より便利になったメール機能

 待受画面やメニュー周りのキー配列やユーザーインタフェースが一部変更されたのに合わせ、メール周りの操作性も若干変更されている。メール作成画面の項目名がアイコンとテキストを併用したものに変わり、「絵文字プラス」などの装飾用メニューが「メールアシスト」という項目に集約された。とはいえ、基本的な使い勝手が大きく変わったわけではないので、操作に戸惑うことはない。

 メールの新規作成は、待受状態で[メール]キーを押し、「新規メール作成」を選ぶか、待受画面で[メール]キーを2回押せばいい。絵文字やデコメ絵文字、デコメテンプレート、デコメアニメテンプレートは、メール本文を入力したあとに追加することもできるので、気分に合わせて“デコる”ことも可能だ。

 メールの返信時に、「SH-03B」などから採用が始まった、受け取ったメールを表示しながら返信メールが書ける「参照返信」が利用できるのはうれしいポイント。メールの返信時に、画面を上下に2分割して、受け取ったメールを下に表示した状態で内容を確認しつつ、自分が送るメールを作成できる。相手からのメールに記載されている文言を確認したいときなどに、いちいちメールの作成を中断する必要がなく、画面下部をタッチパネルでちょっとスクロールするだけですむのはありがたい。また、上画面と下画面のフォーカスは発話キーで切り替えられるので、慣れれば素早い十字キーの操作でカーソルを動かすこともできる。またSH-07Bでは、参照メール閲覧中のガイドボタンに、新たにコピー機能が割り当てられたので、受信メールの一部をコピーして、すぐに返信メールにペースト(貼り付け)するといった作業がより迅速に行えるようになった。

PhotoPhotoPhotoPhoto メールの返信時に、サブメニューを開いて「返信/転送」を選び、「参照返信」を選ぶと、画面下部に元のメールを表示しながら返信メールが作成できる。タッチ操作に対応しており、必要に応じて参照メールをスクロールさせることも簡単だ

 メールは、単に友達や家族に送るだけでなく、最近はブログなどへの投稿にも活用する機会は多い。そこでSH-07Bでは、アドレス帳とは別に、ブログなどの投稿先サイトを登録しておける「ブログ/SNS投稿先」設定を用意している。メール作成時に、宛先にブログ/SNS投稿先を選ぶと、あらかじめ設定しておいた投稿先アドレスと投稿タイトルが入力される。写真を撮ってすぐにブログにアップしたい場合などに便利だ。投稿先の登録も、iモードなどで表示した投稿先アドレスのリンクを選んで「投稿アドレス登録」を選ぶだけの簡単操作で行える。

PhotoPhotoPhotoPhoto ブログなどの投稿アドレスをあらかじめ登録しておけば、宛先を選ぶ際に投稿先を選ぶだけで簡単に入力できる。アドレス帳と違って、定型のタイトルが必要なサービスにも対応しやすいのがうれしい

 またメール周りの便利な機能として、バックグラウンド送信に対応したことにも触れておきたい。容量の大きな添付ファイルがあるメールを送信する場合に、別の機能やiアプリなどを起動でき、送信処理をバックグラウンドで継続してくれるようになった。メール送信中の待ち時間が減るため、操作時のストレスが軽減される。それと、メールの送信に失敗した場合に、音やバイブ、表示で通知する機能が新たに用意されたのも、小さな改善だが便利になったポイントだ。地下鉄に乗る直前にメールの送信手続きを済ませ、端末を閉じてポケットに入れておいたら、送ったつもりのメールが送信されていなかった、といった経験はないだろうか。こんなとき、この通知機能があれば、うまく送信できなかったことがすぐに分かる。

 メール送信時の利便性向上に加え、受信したメールの管理にも手が加えられ、扱いやすくなっている。受信したメールは、用件や差出人に応じてフォルダに振り分けることが可能だ。受信BOXと送信BOXで、あらかじめ設定されているフォルダに加え、新規に20個までフォルダが作成可能で、1つのフォルダに30件まで振り分け条件が設定できる。振り分け条件は差出人のメールアドレスや送信先のアドレス、差出人のメールドメイン、アドレス帳のグループ、題名に含まれる文字列、電話帳登録なし、など多岐にわたる。一方、面倒な設定をしたくない人のために、メールの画面でサブメニューから「簡単振り分け」を選ぶことで、発信者の専用フォルダを作成し、振り分けルールを自動設定する機能もある。家族からのメールだけを簡単に別フォルダに振り分けるような設定はこれだけで完了する。

PhotoPhotoPhotoPhoto 新たにフォルダを作成すると、その場で振り分け条件が設定可能。最大30件まで振り分け条件が設定でき、題名や差出人などで細かく分類できる。条件設定後に「再振分け」を実行すると、受信済みのメールも振り分けられる
PhotoPhoto アドレス帳に登録がないものだけを振り分けておけば、ダイレクトメールなどを簡単に抽出できる

日本語入力システムにも新機能

 日本語入力システムは、ケータイShoinからiWnnに変更されたことで、予測変換時の動きが若干変わっているが、これまでなかった便利な機能も搭載されており、使い勝手は向上した印象だ。特にワイルドカード予測と間違い補正変換は、ダイヤルキーで文字入力をする機会が多い人にうれしい機能だろう。

 ワイルドカード予測とは、変換候補を文字数で絞り込む予測変換方法で、先頭の数文字を入力して十字キーの右を必要な回数だけ押せば、特定の文字から始まる言葉だけが抽出される。例えば「さい(→)*(→)*(→)*」と入力すれば、「材料」「在住」「最終」「最強」「最中」「サイレント」といった、「さい」から始まる五文字の言葉が予測変換候補として列挙される。より少ないタッチ数で言葉が選べて便利だ。

PhotoPhoto 日本語入力システムはiWnnになった。先頭の数文字を入力し、あとは文字数分十字キーの右を押すと、「ワイルドカード予測」が可能だ。前方一致で言葉を探したいときなどに役立つ

 また間違い補正変換では、「しょうりょう」と入力すべきところを、[2]キーを押す回数が1回少なく「しょいりょう」と入力してしまった場合など、ケータイならではの誤変換が起きた場合に、「少量」「終了」など、正しいと思われる候補を表示してくれる。このため、間違えた部分を消して入力しなおす手間が省け、リズム良く文字の入力が続けられる。間違い補正変換の選択は上キーを押す仕様で、通常の変換とは区別されており、普段の変換で余計な候補が出る心配もない。

PhotoPhoto 文字入力時にキーを打ち間違えても、本来入力したかったと思われる文字を列挙する「間違い補正変換」もなかなか便利だ

 メール作成時や返信時によく使う文章を学習し、定型文と一緒に表示してくれる「クイック定型文入力」も使い始めると手放せなくなる機能だ。例えば「いつもお世話になっております。」といった言葉を必ず最初に入れてメールをする場合、ワンタッチで一覧から入力できるため、急いでいるときにも素早くメールが作成できる。なお、クイック定型文入力機能は、必要に応じてオンとオフが切り替えられるため、プライベートなメールが多い週末はオフにしておく、といった使い分けも容易に行える。

PhotoPhotoPhotoPhoto 定型文は、あらかじめ用意されているものと、自分が送信したメールから学習したものが表示される。100件以上登録されているので、なかなか使いでがある

きせかえツール作成アプリなどユニークなアプリも

 独自のプリインストールアプリとして、「Myきせかえクリエイター for SH」という興味深いタイトルも用意されている。これは、自分だけのオリジナルきせかえツールが作れるアプリだ。自分が撮った写真をテンプレートと組み合わせることで、一味違った待受画面とカスタムメニューが簡単に作れる。

 作り方は簡単で、アプリからテンプレートを選択し、お気に入りの写真を選んで送信すると、サーバ側で写真とテンプレートを合成し、オリジナルきせかえツールを生成してくれる。生成された待受画面とカスタムメニューをダウンロードすれば、SH-07Bを“自分仕様”にカスタマイズできる。テンプレートは無料のものと有料のものがある。またダウンロードにはパケット通信料がかかる点には留意したいが、既製のきせかえツールでは満足できない人はぜひ活用しよう。

PhotoPhotoPhotoPhoto テンプレートを選択し、写真を組み合わせることで自分だけのきせかえツールデータが作成できるiアプリ「Myきせかえクリエイター」。写真は、テンプレートに合わせてその場で撮影するか、フルワイドVGA以下の解像度のものなら、データBOX内の写真を利用することができる。無料のテンプレートのほか、キャラクターなどを用いた有料のテンプレートもカスタモから入手できる
PhotoPhotoPhotoPhoto データがそろったらいったんデータをサーバに送り、きせかえツールのデータを生成。iアプリを終了し、Webサイトにアクセスして完成したデータをダウンロードする。ダウンロードしたデータは、きせかえツールのデータとして、簡単に着せ替えられる

 またゴルフ好きには「Shot Navi Advance Lite for SH 体験版」が用意されている点も見逃せないポイントだろう。Shot Navi Advance Lite for SHは、全国2300以上のゴルフ場のデータを収録したGPSゴルフナビアプリで、ユーザーが現在いる場所をGPSで取得し、実際のコースのデータを元にしたグラフィックでグリーンやハザードまでの距離などを表示してくれる。まるでゴルフゲームのようなユーザーインタフェースで実際のゴルフコースの詳細データが取得できるので、プレイ中の便利なパートナーとして活用できるだろう。単体で購入すると数万円するゴルフナビゲーションシステムとほぼ同等の機能が手持ちのケータイで利用できるのはうれしい。プリインストールされているのは体験版なので、気に入ったら有料版を入手することで、さらに深く活用できる。

PhotoPhoto Shot Navi Advance Lite for SH体験版もプリインストール。ゴルフ場でもSH-07Bを活用できる

 ここまでで見てきたように、SH-07Bの機能には驚くべき進化を遂げている部分が多い。フルハイビジョン動画撮影機能や防水・防塵性能など、目を引く大きな機能強化以外にも、これまでのシャープ製端末に寄せられた意見や要望をくみ取り、さらに使いやすいケータイに仕上がっている。高機能ながらも使いやすく、安心感のあるケータイを探しているなら、ぜひ一度SH-07Bを手に取ってみてほしい。

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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2010年6月17日