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» 2010年06月24日 13時24分 UPDATE

ソフトバンク表参道には320人の行列:iPhone 4販売開始――孫社長「3G→3GSよりも“はるかに”進化している」

ソフトバンクモバイルが「iPhone 4」を6月24日の午前8時に発売した。発売に先立ち、同社はソフトバンク表参道でセレモニーを実施。孫正義社長が駆け付け、iPhone 4の魅力を熱弁した。なお、同店舗前には320人ほどの行列ができていた。

[田中聡,ITmedia]

 Appleの「iPhone 4」が、6月24日午前8時から販売された。ソフトバンクモバイルは同社の旗艦店であるソフトバンク表参道で、iPhone 4の販売開始に先立ち、発売記念セレモニーを開催した。

iPhone 4に触れて「しびれた」――孫社長

photo ソフトバンクグループ代表 孫正義氏

 セレモニーに駆け付けたソフトバンクグループ代表の孫正義氏は、「iPhone 4は世界中で昨年(iPhone 3GS)の10倍以上もの予約が殺到した。予想をはるかに上回る需要があったので、必ずしも全員にお渡しできないことに胸を痛めているが、1日でも早く多くの方に喜びを分かち合っていただきたい」とコメントした。

 iPhone 4に触れて「しびれた」と話す孫氏は、「裏と表どちらにもガラスを使っているので、まるで宝石のよう。iPhone 3GからiPhone 3GSへの目に見える進化はそれほど大きくはなかったが、今回は“はるかに”進化している」と熱弁。特にディスプレイの解像度が増したことに感動している様子だった。

photophotophoto 開店前のソフトバンク表参道。ショップは白いベールで覆われており、カウントダウン用の電光掲示板が表示されていた(写真=左、中)。カウントダウンをして午前8時を迎えた瞬間(写真=右)
photophotophoto 先頭に並んでいた客を迎える孫氏(写真=左)。最初にiPhone 4の契約を済ませた男性(中央)は、3日前の6月21日からソフトバンク表参道の前に並んでいたという。たまたま(?)通りかかって衝動的に並んだという話を聞いて、孫氏も驚いていた。ちなみに、右端の女性はSMAPが出演中のソフトバンクのCMに登場している店員さん(写真=中)。iPhone 4を手にする孫氏(写真=右)

海外パケット定額は「最終的な詰めに入っている」

photo 「海外のパケット定額サービスが実現すれば、わざわざ海外のSIMカードを契約して使う必要もない」(孫氏)

 世界中で予想を上回る予約が殺到したiPhone 4。米Appleがホワイトモデルを7月後半以降に出荷するとの告知も出しており、製品がいつごろ潤沢にそろうのかは気になる点だ。孫氏は「現在Appleが量産体制に入っている」と話すが、いつ需要に追いつけるかの見通しはまだ立っていないようだ。

 まだ正式には発表されていないが、孫氏は海外でのパケット定額サービスを7月中に提供開始することを告知している。「私も海外でiPhoneやiPadを使っているが、(通信料が)非常に高額になってしまう。経営的に難しいところはあるが、多くの国で定額で使えるようにしたい。現在は最終的な詰めに入っている」(孫氏)

 孫氏はiPhoneの魅力について「これだけハード、ソフト、デザインが一体となっている製品はない」とあらためて説明。「これまでのケータイは、通話やメール、カメラなど一部の機能だけで競争をしてきたが、これからは本当の意味でのインテグレーション(統合)と広くて高度なOSが求められる。世界中からコンテンツが集まるのが(ケータイの)本来あるべき姿。日本から世界に進出するチャンスがあるし、世界中から優れた英知が集まる。これが本当の意味でのプラットフォームだ」と話し、今後はiPhoneも含めたスマートフォンがケータイの標準的な姿になるとの見解を示した。iPhoneのライバルと見られることの多いAndroid端末については、「お互いにとって刺激になるよう、健全な競争をしていきたい」と話した。

「頭金を取ることは控えるよう販売店にお願いしている」

photo 「一時的なブームではなく、革命の波が確実に押し寄せている。いろいろな業界の中で、1つの製品がこれまでの常識を根底から覆した事例はそれほどたくさんない」と孫氏はiPhoneの影響力の大きさを話した

 多くの予約が殺到し、iPhone 4があらためて“iPhone人気”を証明した一方で、一部の販売店がWホワイトや基本オプションパックの契約、頭金の支払いを強要していたといった問題も起きていた。この点について孫氏は「ソフトバンクの割賦販売を利用する場合には、頭金を取ることは控えていただきたいということを販売店には真摯にお願いしている」とコメントした。

 iPhone 4の16Gバイトモデルの実質負担額は0円だが、これは端末にSIMロックをかけ、通信事業者が販売奨励金を出しているから実現できたと孫氏はあらためて説明。「iPhoneを販売している主要国の通信事業者のほとんどが、iPhoneにはSIMロックをかけている。安い2GケータイはSIMロックをかけていないモデルが多いが、3Gの高機能端末はSIMロック付きのものが売れている。SIMロックがかかっていなければ、6〜7万円を出さないとiPhone 4は買えない」(孫氏)

ソフトバンク表参道には320人の行列

 ソフトバンク表参道では、6月24日午前2時ごろの時点で230人ほどの行列ができており、開店した8時には320人ほどが並んでいた。ソフトバンク表参道では当日販売分のiPhone 4も用意するが、希望者数が在庫を超えたため、「当日販売分の行列は23日の夜に打ち切った」(ソフトバンクモバイル広報部)とのこと。なお、同店舗での当日販売分の数は非公表。

 320人は、350人が参加したiPhone 3GS発売時の前夜祭と同程度だが、1400人が並んだiPhone 3Gの発売時ほどではなかった。「(ソフトバンク表参道で)予約をしたタイミングによっては確実にiPhone 4を入手できる」(ソフトバンクモバイル広報部)ことから、混雑を避け、時間をずらした上で購入しに行く予約者がいたためだと思われる。

photophotophoto ソフトバンク表参道近くにある原宿クエストホール付近。時刻は6時50分(写真=左)。JR原宿駅の歩道橋を越えた渋谷方面まで列が伸びていた(写真=中、右)
photophotophoto JR原宿駅前の歩道橋でプラカードを持つスタッフ(写真=左)。開店後のソフトバンク表参道(写真=中、右)
photo 「iPhone 4」。6月24日の時点ではブラックモデルのみが発売されている

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