NTTドコモが7月13日、今秋からスマートフォン向けに提供予定のインターネット接続サービス「spモード」の概要を明らかにした。サービスの提供開始は9月の予定だが、7月14日から16日に東京ビッグサイトで開催予定の「ワイヤレスジャパン2010」のドコモブースでは、一足先に先行体験ができる。
spモードは、これまでドコモのスマートフォン向けに提供されていたインターネット接続サービスの「mopera U」に代わるサービスで、ケータイの「iモード」に相当するものだ。利用料は月額315円になる予定。mopera Uでは提供していなかった、iモードと同じ「@docomo.ne.jp」のメールアドレスが利用できるほか、ドコモのケータイ料金と一緒にコンテンツの代金を支払う「コンテンツ決済サービス」が利用できるようになる。またオプションとしてメールのウイルスチェック機能や、iモードフィルタのようなアクセス制限サービスも提供する。別途申し込みをすることで無料で利用可能だ。
対応機種は、ドコモのスマートフォン5機種。「Xperia SO-01B」「LYNX SH-10B」「dynapocket T-01B」「T-01A」「SC-01B」で、FOMA新料金プランか、FOMA旧料金プランと一緒に契約できる。メールサービスはダウンロード提供予定の専用メールアプリケーションで利用する仕組みで、iモードメールと同じように静止画、動画などを送受信可能。絵文字やデコメール、メール自動受信にも対応し、メール使いホーダイの対象になる。
申し込みは全国のドコモショップ、量販店、一般販売店、ドコモ インフォメーションセンター、ドコモ・スマートフォン・ケアで受け付ける。
なお、すでに現在mopera U Uスタンダードプランを契約していて、mopera Uのメールアドレスを継続して利用したい場合は、mopera Uとspモードの両方に契約する必要がある。その場合でも、ISPセット割の対象になるため、月額料金は525円となる。またiモード契約を解約すると同時にspモードを契約すれば、iモードで利用していたメールアドレスがそのままspモードに引き継げる。
このほかドコモでは、iモードケータイとスマートフォンに1枚のSIMを差し替えながら使うことも想定しており、iモードとspモードの両方を契約することも可能だ。この場合、メールアドレスは個別の2つのアドレスとなるが、スマートフォン側で専用のアプリからどちらのメールアドレスをspモードに割り当てるかが選択できるようになるという。つまり、もともとiモードで使っていたメールアドレスはそのままに、新しくspモード用のメールアドレスを取得したとしても、スマートフォンでiモード用のメールの送受信ができるよう、設定が変えられるようになる。この場合もISPセット割の対象になるため、月々の料金は315円になる。
spモードのメールサイズや同報可能数、設定可能なメールアドレスなどの主な仕様は以下のとおり。
サービス名 | 対応 | ||
---|---|---|---|
インターネット接続 | ○ | ||
メールサービス | メールサイズ | 題名/本文/添付ファイル合計 | 最大10M |
絵文字 | ○ | ||
デコメール | デコレーション | ○ | |
テンプレート | ○ | ||
デコメ絵文字 | ○ | ||
デコメピクチャ | ○ | ||
デコメアニメ | − | ||
メールアドレス | 同報可能数 | 最大100宛先 | |
メールアドレス変更 | 半角英数字などで3字以上30字まで | ||
迷惑メール設定 | ○ | ||
コンテンツ決済サービス | ○ | ||
メールウイルスチェック | ○ | ||
アクセス制限サービス | ○ | ||
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.