NTTドコモが10月下旬に発売を予定しているSamsung電子製のAndroidスマートフォン「GALAXY S」。auの「IS03」やソフトバンクの「HTC Desire HD」など他社からもAndroid端末が発表されているが、GALAXY SはOSに最新のAndroid 2.2を採用していることが大きな特徴だ(HTC Desire HDのOSもAndroid 2.2)。
Android 2.2はFlash10.1に対応したコンテンツを閲覧できるので、ニコニコ動画やUSTREAMなどをブラウザからそのまま視聴できるほか、Flashゲームも楽しめる。Flash Playerは10.2が評価版としてリリースされているが、正式なバージョンは10.1が最新なので、PCのほぼすべてのFlashコンテンツをGALAXY Sで閲覧できる。10.1は特に「3Dの描画が速い」(説明員)という。
試しにITmedia +D Mobileに掲載されている50秒ほどのFlashサイトにGALAXY Sからアクセスしたところ、特に途切れることもなくスムーズに表示された。
ドコモはGALAXY Sが発売されるタイミングで、「ぷよぷよ」などのFlashゲームをドコモマーケットで配信する予定。発表会で展示されていた実機のドコモマーケットには「Flashゲーム特集」コーナーが用意されていた。
ホーム画面のユーザーインタフェース(UI)はAndroidのオーソドックスなものが採用されており、最大7ページの画面にショートカットやウィジェットなどを設置できる。画面上部のステータスバーを下へフリックすると、着信やメールなどの新着情報が現れるのはもちろん、Wi-Fi、Bluetooth、GPS、マナーモード、画面回転の5つの操作パネルが現れ、オンとオフを設定できる。ウィジェットを使わずにWi-FiやGPSを設定できるのは便利だ。画面回転の動作設定がステータスバーにあるのも、Android端末では珍しい。
ホーム画面上で2本指をつまむ操作(ピンチイン)をすると、7つのページがサムネイル表示され、タップしたページが表示される。このあたりの動作はHTC Desire X06HT/X06HTIIとも似ている。
ウィジェットは、天気やニュースなどを一覧できる「Daily Briefing」、mixi/Twitter/Facebook/MySpaceなどのSNSの新着情報を一括で見られる「SNS Browser」、その日に撮影した写真やメモを表示できる「Days」などをプリセット。日本版のカスタマイズとして、SNS Browserにmixiを採用している。
ホーム画面下部には「電話」「spモードメール」「ブラウザ」「アプリ」が固定されており、どのページにも表示される。右側のアプリを選ぶと、すべてのアプリや設定項目が表示される。4×4のアイコンと4つの固定アイコンが表示されるアプリ一覧の見た目はiPhoneとほぼ同じだ。
便利アプリの1つとして「タスクマネージャ」が用意されており、起動中のアプリ数の確認や終了(一括終了も可能)、本体のユーザーメモリやmicroSD内のメモリ確認などが可能。SH-10BやIS01にも起動中アプリの一覧を見ることはできるが、一括終了はできない。ホーム画面に置いてすぐに使えるようにしておきたい。
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