ドコモ+モバイルWi-Fiルーターはどこまで快適か 神尾寿が「モバイルWi-Fiルーター BF-01B」の魅力に迫る(後編)(2/2 ページ)

» 2010年10月18日 10時00分 公開
[神尾寿,PR/ITmedia]
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最大6台まで接続OK、多彩な通信方式のハイブリッドも魅力

 そのほかの機能面にも目を向けてみよう。

 BF-01Bは数あるモバイルWi-Fiルーターの中でもトップクラスの多機能・高性能を誇る。まず基本のWi-Fiルーター機能だが、BF-01Bでは最大6台までの同時接続が可能になっている。モバイルノートPCはもちろん、iPadなどのタブレット型端末やポータブルマルチメディアプレーヤー、ポータブルゲーム機など、Wi-Fi対応の機器ならば6台までは一緒に使えるのだ。Wi-Fiの規格は一般的なIEEE802.11 b/gに準拠している。

 次にインターネットと接続する通信部分だが、こちらは大きく3つの方式に対応している。ドコモのFOMAネットワークは高速データ通信が可能なFOMAハイスピード(下り最大7.2Mbps/上り最大5.7Mbps)(※2、※3、※4、※5)とFOMAプラスエリアに対応。広いエリアで高速なデータ通信が可能だ。それに加えて、Mzoneなどの公衆無線LANサービスや屋内LANのブロードバンドサービスにも対応しており、状況に応じてこれらの通信モードを自動的に切り替えて利用できる。

 この通信部分の柔軟性と多様性は、実際に使ってみると、とても便利な部分だ。筆者はBF-01Bの購入に合わせてmopera U(U「公衆無線LAN」コース)にも加入したが、空港やホテルのラウンジ、一部のカフェ、地下鉄駅などではFOMAよりさらに高速な最大54Mbps(※2)の公衆無線LAN経由で自動的につながり、その時々のシチュエーションで最も高速な回線を自動的に選んでくれる。

 ドコモの公衆無線LANサービスが利用できるMzoneのエリアは全国3200カ所、6800アクセスポイントまで拡大しており、使える場所が多いのもうれしいところ。一度BF-01BにMzoneの設定を行えば、PCや各種モバイル端末ごとに設定やログイン処理をしなくていいのもありがたい。Mzoneの利用料金は、BF-01Bの利用で一般的な「定額データプラン」と「mopera U U定額HIGH-SPEEDプラン」の組み合わせだと、追加で月額315円の「U『公衆無線LAN』コース」に加入するだけ。しかも2010年10月1日から2010年12月31日まではキャンペーンを実施しており、この追加料金が1年間無料になる(※6、※7)。これからBF-01Bを買うなら、公衆無線LANサービスとのセット利用がお勧めだ。

Photo BF-01Bのクレードルに固定網ブロードバンドのLANケーブルを接続すると、Wi-Fiルーターとして機能する。これならPCに加えてWi-Fi搭載のモバイル端末を複数利用できる。またLANケーブルの位置や長さの制約を受けなくなるので、出張先のホテルなどでとても便利な機能だ

 そしてもう1つ、実際に使ってみて「これは便利」と膝を打った機能が、固定網ブロードバンドを接続してWi-Fiルーターとしても使えるという部分だ。最近では旅行や出張先のホテルにインターネット環境があるのも珍しくなくなっているが、その多くがLANケーブルを接続するタイプの固定網ブロードバンドだ。しかし、BF-01Bを付属のクレードル経由でLANに接続すると、ホテルの回線をWi-Fi経由で利用できるようになる。これならLANの接続口の位置に縛られずにインターネットが利用できる。また、モバイルノートPCだけでなく、タブレット型端末などWi-Fiしか使えないモバイル機器も、ホテルの固定網ブロードバンドが使えるようになるのだ。これは筆者のように出張の多いモバイルノートPCユーザーにとって、地味だが、とても便利な機能である。

PhotoPhoto BF-01Bに付属するクレードルを活用すると、ホテルなどで有線LANに接続し、無線LANのアクセスポイントにすることもできる。FOMA網と無線LAN、有線LANを状況に応じて使い分けられるのが強みだ

専用設定ソフトやAOSSで初期設定も簡単

 このように多機能で便利なBF-01Bであるが、モバイルWi-Fiルーターを初めて使うというユーザーは、多機能ゆえに「設定が難しいのでは?」とためらう人も多いはず。だが、その点でもBF-01Bは設定ツールや各種アシスタント機能が充実しているので安心だ。

 BF-01BはWindows®用に「設定ツール」と「クライアントマネージャ」というソフトウェアが用意されており、各種設定が簡単に行えるようになっている。特に初心者がつまずきがちなWi-Fiのセキュリティ設定は、Wi-Fi機器間の設定をアシストする「AOSS」と「WPS」に対応しており、ユーザーは画面の指示に従うだけで設定が完了する。インターネット接続の設定も、BF-01Bは最初からドコモの「mopera U」の初期設定済みなので、FOMAによるインターネット接続は電源を入れるだけでOK。Mzoneや固定網ブロードバンド接続の設定は、Webブラウザからセットアップ画面を呼び出して行う必要があるが、こちらも「かんたん設定」という分かりやすいメニュー画面が用意されている。

PhotoPhoto BF-01BをUSBケーブルでWindows PCに接続すると、自動的にメニューが立ち上がり、マニュアルを参照したり、ユーティリティのインストールをしたりできる
PhotoPhoto クライアントマネージャをインストールする際に、AOSSを利用すれば、BF-01BのAOSSボタンを押すだけで必要な設定が完了する
PhotoPhotoPhoto AOSSを利用することで、PC側に必要な設定はすべてユーティリティが行ってくれる
PhotoPhoto 接続の設定が完了したら、あとはWebブラウザでBF-01Bに接続して詳細な設定が行える。ログインしなくても動作状況は確認でき、ログインするとさまざまな設定画面にアクセスできる
PhotoPhoto 公衆無線LANサービスの利用設定も、ここでしておけば自動ログイン機能を利用して快適に使える。Mzoneの設定はあらかじめ用意されている

 またBF-01Bはドコモブランドの製品なので、「どうしても設定方法が分からない」という場合は、ドコモショップやコールセンターでサポートが受けられる。こうしたサポート体制が充実していることも、“ドコモならでは”の安心感である。


 今回、前後編にわたってBF-01Bを紹介してきたが、同機とドコモのネットワークの組み合わせは「通信スピード」「サービスエリア」「料金」「使い勝手」のバランスがよく、多くのモバイルユーザーが安心かつ満足して利用できるものだ。いつでもどこでも、複数のモバイル機器を使いたい――。そのようなニーズにぴったりの選択肢と言えるだろう。

* Wi-FiはWi-Fi Allianceの登録商標です。

* ニンテンドーDSは任天堂の登録商標です。

* PSPは株式会社ソニー・コンピュータエンタテインメントの登録商標です。

* iPadは、米国および他の国々で登録されたApple, Inc. の商標です。

*「Windows」は米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。


※1:連続通信時間、連続待受時間は使用環境や電波状況により変動します。

※2:ベストエフォート方式による提供となります。最大54Mbps、最大7.2Mbps、最大5.7Mbpsとは技術規格上の最大値であり、実際の通信速度を示すものではありません。実際の通信速度は、通信環境やネットワークの混雑状況に応じて変化します。

※3:FOMAハイスピードエリア内であっても、場所によっては送受信ともに最大384kbpsの通信となる場合があります。

※4:FOMAハイスピードエリア外のFOMAエリアにおいては、送受信ともに最大384kbpsでの接続となります。

※5:送信時最大5.7Mbpsに対応したエリアの詳細についてはドコモホームページ(http://www.nttdocomo.co.jp/index.html)をご確認ください。

※6:2010年までの期間に、『U「公衆無線LAN」コース』を新規でご契約された方は、月額使用料315円を1年間、毎月無料でご利用いただけます。

※7:お客様より当サービス解約のお申出がない場合、無料期間終了後は有料となります。

※ 掲載の内容は2010年10月15日現在の情報です。

※ 表示価格は全て税込みです。




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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2010年10月31日