写真で解説する「G'zOne TYPE-X」(2/3 ページ)

» 2010年10月27日 08時49分 公開
[青山祐介,ITmedia]

復活したサークルディスプレイ

 カシオ計算機の説明員によると、W62CAが登場したときにはサークルディスプレイがなくなっていることにがっかりしたG'zOneのコアなファンも多かったという。そんなファンの期待に応えるために、このサークルディスプレイを復活させた。G-SHOCKのように常時表示できるよう、W62CAとCA002では電子ペーパーを採用したが、G'zOne TYPE-Xでは同じく消費電力の少ないメモリ液晶を新たに採用した。

 G'zOne Type-R以前は円形のリングでディスプレイを縁取っていたが、今回は円形のリングの中に四角いディスプレイを設けている。そのため従来のようなアナログやデジタル時計ばかりでなく、カロリーカウンターや「G'zGEAR」の各種情報も表示できるようになっている。マナーキーでG'zGEARを、クリックキーで時計表示からニュースや天気、カロリーカウンターなどの表示を切り替えられる。

 W62CAとCA002のサブディスプレイは、セグメント式の電子ペーパーだったため、電波状況とバッテリー残量、時計と着信の有無しか表示できなかったが、G'zOne TYPE-Xではドットマトリクス式になり、多彩な表現が可能だ。

photophotophoto W42CA以来の復活となったマルチサークルディスプレイ。G'zOne TYPE-Xでは常時点灯が可能なメモリ液晶を採用。左から「メーター」(緑)、「Red List」(赤)、「Standard」(黒)
※初出時に「通常モードではプリセットされている3つのケータイアレンジによって異なる表示を見せる」との記述がありましたが、サブディスプレイの表示はケータイアレンジで変更されることはありません。お詫びして訂正いたします。(10/27 18:17)

photo アドレス帳に登録してある相手先からの着信時にはリアルタイムに登録名を表示するほか、「★タブ」に登録した相手先からの着信には、着信履歴表示に★マークが付く。
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photophotophoto 多彩な表現ができるマルチサークルディスプレイ。左上からプリインストールアプリ「G'zGEAR」の電子コンパス、日の出日の入時刻、月の出月の入時刻、満潮干潮時刻の各表示のほか、温度表示、歩数計、タイマー、ストップウォッチ、カロリーカウンターの各表示
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photophoto CA002と並べると、角張ったデザインとプロテクションアンテナによって、G'zOne TYPE-Xはかなり大柄な印象だ。数字上では幅は2ミリ、高さは18ミリ、厚さは1ミリ、重さは45グラム増えている。
photo 開いた状態でもG'zOne TYPE-Xの方が大柄だ
photophotophoto G'zOne Type-RとCA002を並べると、G'zOne TYPE-Xは世代を超えて先祖返りしてたデザインであることが分かる。Type-Rはオートバイのタンク、CA002はエンジンカバー、そしてType-Xは同じくレースマシンのエンジンフードをモチーフにしている。また、同じ黒でもそれぞれ表現が異なり、G'zOne TYPE-Xのブラックには柔らかな触感の塗装が施されている
photophotophoto W62CAとCA002ではサブディスプレイのレイアウトを意識してか、クレードルは横置きスタイルだった。G'zOne TYPE-XではType-Rのようなコンパクトな縦置きになった。ただし、残念ながら従来機で好評だったUSBクレードル機能は省かれている
photo G'zOne TYPE-Xの発売に合わせて専用ストラップセット「GZS-1」が用意される。水中に落としても浮力でケータイを沈ませないフロートストラップを始め、ネックストラップなど全4種類がセットになっている。「au One Brand Garden」の限定販売となり、価格は3980円

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