手のひらにヒノキの香りとぬくもりを――「TOUCH WOOD SH-08C」

» 2010年11月08日 13時03分 公開
[後藤祥子,ITmedia]

 NTTドコモのシャープ製端末「TOUCH WOOD SH-08C」は、本物のヒノキをボディの素材に使ったフルタッチパネルの携帯電話。色あいや木目は1台ごとに異なり、使い込むほどに味わいを増すのが特徴だ。素材のヒノキは、森林を育てる際に間引きされた木(間伐材)を利用しており、間伐材の価値をアピールするのに一役買っている。

Photo 本物のヒノキを使ったフルタッチパネル端末「TOUCH WOOD SH-08C」

 木材は耐久性などの面で、携帯のボディ素材としてそのまま使うのが難しいため、オリンパスの三次元圧縮成形加工を施した。圧縮成形時に木が割れないよう軟化処理を施し、圧力の高い高温水蒸気で圧縮/固定することで硬度を高めるとともに、耐久性や耐水性、防虫性、防カビ性を実現した。

 端末には物理キーボードがなく、メールや通話、カメラなどの各種機能はディスプレイをタッチして操作する。よく使う機能を待受画面上に張り付け、タッチすればすぐ使えるようにもできる。文字入力はQWERTY配列のソフトキーも利用可能だ。

 メインメニューや内蔵コンテンツは、森林の整備と保全を呼びかける団体「more tree」が提供する“森を感じる”イメージのものを採用。取扱説明書にも間伐材を使った紙を使用するなど、エコロジーに配慮している。

 なお、同端末のベースモデルは「SH-05C」となるが、GPSやワンセグ、FeliCaは非搭載。2〜3月をめどに限定1万5000台を販売する予定だ。

Photo 色合いや木目など、1台として同じものがないのも魅力だ

「TOUCH WOOD SH-08C」の主な仕様
機種名 TOUCH WOOD SH-08C
サイズ(幅×高さ×厚さ) 約63×120×14.5ミリ
重さ 約130グラム
連続通話時間 約190分
連続待受時間 約460時間
連続テレビ電話時間 約110分
カメラ 有効約530万画素CMOS(顔認識フォーカス対応)
外部メモリ microSD(別売/最大2Gバイト)、microSDHC(別売/最大16Gバイト)
メインディスプレイ 約3.4インチフルワイドVGA(480×854ピクセル)NEWモバイルASV液晶 1677万7216色
サブディスプレイ
ボディカラー HINOKI
発売 2011年2月〜3月予定

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