レビュー
» 2010年11月12日 19時42分 UPDATE

写真で解説する“LUMIX Phone”「P-03C」(ソフトウェア編)

外観の紹介に引き続き、NTTドコモの“LUMIX Phone”「P-03C」の機能面を写真とともにレビュー。カメラのタッチUIや、ブログなどへの写真投稿を簡単にする「ピクチャアルバム」の使い勝手を確かめた。

[ITmedia]
photo “LUMIX Phone”「P-03C」

 12月にNTTドコモが発売を予定する“LUMIX Phone”「P-03C」は、デジタルカメラ「LUMIX」で培われた高画質技術をケータイカメラに取り入れた、パナソニック モバイルコミュニケーションズ製のデジカメケータイだ。すでに掲載した外観の紹介に続き、カメラを中心とした端末の機能やソフトウェアを見ていこう。

 カメラの撮像素子には、有効約1320万画素のCMOSを採用。画素数自体は、従来モデルから据え置かれている。とはいえ、本職のコンパクトデジタルカメラでも画素数を1000万画素程度に抑えているモデルがある中で、1320万画素という数字は十分に高画素だと筆者は感じる。

 注目ポイントの1つは、LUMIXの高画質技術をケータイ向けにアレンジした「Mobile VenusEngine」を採用したこと。専用チップを搭載しているわけではなく、あくまでソフトウェアでの処理になるとのことだが、LUMIXらしい鮮やかな色味を実現するという。具体的には、人の肌に適した色の調整や、空や緑の鮮やかな発色、逆光や暗部の補正などのノウハウが盛り込まれている。

 カメラはタッチ操作に対応しており、画面のアイコンを触ることで各種の機能を操作できる。画面上の「W」「T」のアイコンに触れてデジタルズームを操作したり、被写体をタップしてピントを合わせたりでき、タッチの反応も好印象を持った。夏の高機能モデル「P-06B」では感圧式のタッチパネルを搭載していたが、今回のP-03Cでは静電容量方式のタッチパネルを採用しており、軽いタッチで操作が可能だ。また、P-06Bが対応していなかったタッチ操作によるシャッター機能を新たに備え、被写体をタッチするだけでピント合わせからシャッターを自動で行うモードと、物理キーを使ってシャッターを押すモードとを専用アイコンで簡単に切り替えられる。

photophoto P-06Bはタッチによるピント合わせは可能だったものの、タッチシャッター機能は搭載していなかった。P-03Cでは、画面右側にある専用アイコンでタッチシャッター機能のオン/オフを切り替えられる

 シーン自動判別モード「おまかせiA」を従来機種同様に搭載しており、同モードでは人物や夜景や接写など、各種のシーンに応じた撮影設定が自動的に選択される。もちろん、画面の「MENU」ボタンから設定画面を呼び出して、撮影設定を任意に細かく変更することも可能だ。そのほか、撮影機能に関しては、画質劣化の少ない超解像デジタルズームや、暗部補正、さらに「グループシャッター」「ラブシャッター」といったオートシャッター機能などを、従来モデルから踏襲している。

photophoto 画面左側にあるメニューアイコン(写真=左)を押すと、設定画面が表れる(写真=右)
photophoto 撮影モードの選択画面。赤いアイコンの「おまかせiA」を選択しておけば、カメラが被写体に応じてシーンモードを判別する(写真=左)。もちろん、おまかせiAを使わずにシーンモードを自分で指定することも可能だ(写真=右)
photo 筆者が興味を持ったのがパワーLCD機能。画面左側に用意された専用アイコンをタップすると、画面が明るくなるというシンプルな機能なのだが、日光で液晶画面が見づらくなるような場合に便利そうだ
photo 動画撮影時の画面

 さらに、同モデルはハイビジョンムービー(720p)の撮影にも対応しており、カメラの画面にある専用ボタンを押すだけで、簡単にムービーの撮影を開始できる。撮影を始めると、撮影経過時間だけでなく、保存領域の容量に応じた撮影可能時間が表示されて便利だ。

 また、写真を撮影した後の“写真の楽しみ方”にも新しい提案が盛り込まれている。同モデルはWi-Fiに対応しており、自宅や公衆の無線LAN環境を使って高速なデータ通信ができるのだが、このWi-Fiを介して自宅のPCに写真を転送することも可能だ。あらかじめPC側で共有フォルダを作り、ケータイ側からその共有フォルダを指定する作業が必要になるが、一度登録してしまえば、自宅の無線LANエリアに入ると自動で写真を転送するといった、便利な機能を利用できる。

 また、気に入った写真だけをピックアップしてPCに転送することも可能。その作業を簡単にしてくれるのが「ピクチャジャンプ」の機能だ。写真のサムネイルを見ながら、気に入った写真をPCのアイコンがある画面上部にドラッグすると、その写真がPCに転送される。さらに、画面右にあるメールのアイコンにドラッグすると、写真付きのメールやSNSの投稿画面に遷移できる。

 SNSへの写真投稿は、メール経由での記事投稿に対応しているサービスが対象。あらかじめ自分の使っているブログやSNSの投稿用メールアドレスを登録しておくことで、ピクチャジャンプからスムーズに写真投稿ができるようになる。そのほかピクチャジャンプでは、画面下のゴミ箱のアイコンにドラックすれば削除が、画面左の星のアイコンにドラッグすればお気に入りの設定が可能だ。

photophoto サムネイル画面で写真を長押しすると、画面の上下左右にアイコンが表れる(写真=左)。写真を各方向にドラッグすれば、PCへのデータ転送やブログへの投稿といった機能に簡単にアクセスできる(写真右)
photophoto メール添付の前に画像のリサイズを行ったり(写真=左)、ブログへの投稿に便利なお絵かきやモザイクの処理を加えたりもできる(写真=右)

 カメラ機能以外については、フレーム補間技術「モバイルWスピード」によって滑らかな映像を実現するワンセグに加え、おサイフケータイ、Bluetoothなど、主要な機能を押さえている。また、P-06Bのようなタッチパネルのユーザーインタフェースを実装しており、端末を閉じたままでもタッチによる操作が可能だ。フルタッチのスマートフォンと同じように、アプリや各種のショートカットアイコンを好きな順番で並べられる。

photophoto 通常のメニュー画面(写真=左)と、タッチ操作に対応したタッチメニュー(写真=右)

 そのほか、省電力機能「オートecoモード」を搭載したこともポイント。同モードをオンにした場合、あらかじめ設定した電池残量を下回ると自動的に省電力機能が働くようになる。

photophoto ecoモードが発動する電池残量を段階的に設定できる(写真=左)。ecoモード時に発動する省エネ機能を細かく選択することも可能だ(写真=右)

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