ACCESSがエンドユーザー向けに展開する「NetFront Life」とは(2/2 ページ)

» 2010年11月17日 10時00分 公開
[ITmedia]
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ホーム画面からブックマークなどが開ける「NetFront Life Screen」

 NetFront Lifeシリーズのアプリの中で、ホーム画面のカスタマイズを担うのが「NetFront Life Screen」だ。こちらもAndroid 2.1以上に対応する。ホーム画面上で、TwitterのタイムラインやFacebookのニュースフィード、mixiの書き込み、ブックマーク、発信履歴などを表示でき、表示した内容をタップすると直接それらのアプリやサービスにアクセスできるのが特長のランチャーのようなアプリとなっている。

 NetFront Life Screenをインストールすると、ホームボタンを押したときに、これまでのホームを表示するか、NetFront Life Screenを表示するかが選べるようになる。ホーム画面をNetFront Life Screenに変えてしまいたければ、「常にこの操作で使用する」にチェックを入れてNetFront Life Screenを選べばいい。

 なお元の画面に戻したければ、Screenの「設定」を開き、「ホームキーの設定を解除する」を選べばいい。OS側の「設定」から「アプリケーション」を開き、「アプリケーションの管理」で「NetFront Life Screen」にアクセスし、「デフォルトでの起動」という項目で「設定を消去」する方法もあるが、Screen側から設定したほうが簡単だ。

 NetFront Life Screenでは、画面の下部に回転式のメニューを備え、画面上部にはウィジェットが1つ配置できる。とはいえ、画面の上部には下部のメニューに合わせてさまざまな項目が表示されるので、ウィジェットはあえて配置しないという手もある。

PhotoPhotoPhoto NetFront Life Screenの画面(画面=左)。下部に円形に回転するランチャを備え、アイコンをタップするとブラウザのブックマークやRSS一覧が確認できるほか(画面=中央)、Twitterのタイムラインなども表示できる(画面=右)
PhotoPhotoPhoto NetFront Life Screenの画面上部には、ウィジェットを置くことも可能(画面=左)。一覧から選択すると、1つだけ表示できる(画面=中央)。設定画面でアカウントを入力しておけば、一定時間ごとに新着をチェックしてくれる(画面=右)

 動作は軽快で、アイコンが画面上にびっしりと並ぶアプリ画面よりも、よく使う必要なものだけが表示されるため、自分の用途とマッチしていればとても使いやすい。特にTwitterのタイムラインやFacebookのニュースフィードなどは、タップすればその発言元を開くことができるので、手軽にコメントができる。NetFront Life Browserがインストールされていれば、ここからブックマークを直接選んでNetFront Life Browserを起動できるので、よく見るサイトなどに瞬時にアクセスできるのもうれしい。カレンダーの予定や発信履歴なども、いちいち個々のアプリを開かなくてすむ。

 画面を左にフリックすると、上部にはアプリケーション一覧が表示されるので、下部のメニューに表示する設定をしていないアプリなどはここから起動できる。下部のメニューの項目は、この画面で入れ替えが可能。よく起動するアプリは上部の一覧のアイコンを長押しし、下部の空いている位置にドラッグ&ドロップすれば追加できる。

PhotoPhoto 画面を左にフリックすると、メニュー一覧が表示される。上部のメニューは4×3配列になっており、上下にフリックすると画面が切り替わる

 背景などをカスタマイズする機能は、現状では提供されていないが、今後のバージョンアップで対応する予定だ。多彩なサービスとの連携も予定されており、いずれはAndroidスマートフォンの新しいUIとして標準的に使えるようになるだろう。これからの機能拡充に期待したいところだ。

Document Viewer譲りの高い再現性を持つ「NetFront Life Documents」

Photo NetFront Life Documentsでは、WordやExcel、PowerPointなどのファイルが閲覧できる

 先に紹介したNetFront Life BrowserとNetFront Life Screenに加えて、Android向けのドキュメントビューワアプリとして開発されたのが「Netfront Life Documents」だ。こちらはAndroid 1.6以上に対応しており、比較的古い機種でも利用できる。対応フォーマットはMicrosoft Word、Excel、PowerPointの3種類だが、今後対応フォーマットは増やしていく考えだという。

 NetFront Life Documentsは、携帯電話やスマートフォン向けなどですでに高い実績がある「NetFront Document Viewer」のエンジンをベースにしており、その再現性の高さは特筆に値する。Documentsのエンジンは、既存のv2.5からさらにスクロールやズームの滑らかな表示を実現し、処理速度も向上させたv3.0を採用。v2.5ではサポートしていなかったSmartArtに一部対応したほか、描画品質の向上、メモリ使用量の改善などを図っている。Office 2007のファイルの処理速度も改善したほか、ハイパーリンクの対応も果たすなど、大きく機能を強化している。

 実際に使ってみると、スクロールや描画も高速なうえ、表示も滑らかで、Excelのワークシート上に貼り付けられたグラフなどもしっかりと表示できることがすぐに確認できる。残念ながらファイルの編集には対応していないが、無料のビューワでここまでできれば文句はない。


ユーザーからのフィードバックを取り入れつつ進化するサービスへ

 11月15日にリリースされたアプリは、先に紹介したNetFront Life Browser、NetFront Life Screen、NetFront Life Documentsの3本だが、NetFront Lifeシリーズでは、今後もさまざまなアプリやサービスが展開される予定だ。またリリースされたアプリも、ユーザーからのフィードバックなどを開発に取り入れて新たな機能などを追加実装していく。

 ユーザーとはTwitterなどを用いて直接コミュニケーションを取る考えで、すでに公式アカウント「@NetFrontLifeJP」も稼働中。すべての要望やツイートに応えてもらうことは難しいだろうが、使ってみて感じたことやリクエストなどは積極的にツイートしてみるといいだろう。もしかしたら次回のバージョンで要望した機能が取り入れられるかもしれない。

 携帯電話向けのソフトウェア開発で培ってきた技術を元に、スマートフォンでも快適な使い勝手をエンドユーザーに直接提供したい――。そんな思いから生まれたNetFront Lifeシリーズ、まだ使っていなければ、ぜひともダウンロードしてあれこれ試してみてほしい。

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提供:株式会社ACCESS
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2010年12月16日