文字を入力したら、次はデコレーションを試したいところだが、数多くのデコレーション絵文字/絵文字から、好みのものを選んで文字色やサイズを細かく変えていくのは手間がかかる。SH010に搭載された「スマートデコレーション」なら、メールの作成後に[メール]キーを押すと、デコレーション絵文字が自動で挿入されるほか、文字色やサイズ、背景色などが自動で変更される。SH008にも搭載されていた「スマート絵文字」を拡張した機能といえる。スマートデコレーションを活用することで、より表現力豊かなメールを手軽に作成できる。
メールの内容に合わせた内蔵絵文字が自動で挿入される「スマート絵文字」や、入力した単語に対応したデコレーション絵文字に変換される「絵文字読み変換機能」もしっかり継承している。友達に誕生日のお祝いメールを送るなら華やかな「スマートデコレーション」、会社の先輩に飲みのお誘いメールを送るなら「スマート絵文字」などと使い分けるのがいいだろう。
取引先や家族など、電話する相手を発信履歴から探し出す――。直近で電話をかけた相手ならともかく、月に2、3回連絡する程度の相手を発信履歴をさかのぼるのは面倒なもの。そこで利用したいのが「★」タブ。SH010のアドレス帳には「★」タブが新設され、特定のデータを登録できるので、よく連絡を取る相手を登録しておくと便利だ。アドレス帳を立ち上げ、「★」タブから任意の相手の名前を選んで「電話をする」「Eメール作成」「Cメール作成」を選べば、すぐに連絡が取れる。
着信/発信と同様に、発信/着信頻度の履歴が表示されるのも、地味ながら特筆すべき機能だ。外回りの多い営業マンなど、電話をよく使うユーザーには特に重宝するだろう。さらに、メールの送信頻度の高い相手を表示することもできる。
SH010の使い勝手を語る上でもう1つ押さえておきたいのが、[アプリ]キーと[ダイレクト]キーの短押しで起動できるショートカット機能だ。
[アプリ]キーは、初期設定では「EZアプリ一覧」が割り当てられているが、ほかの機能に変更できる。「ツール」内のアラームや電卓、FMラジオ、「EZweb」内のお気に入り、「データフォルダ」内のユーザーフォルダなど、深い階層にある機能や項目も設定できるので、操作を短縮できて便利だ。EZアプリをそれほど使わないのなら、ほかの機能に変更しておいてもいいだろう。
ダイヤルキー右下の[ダイレクト]キーもSH008から継承している。LISMO!で音楽鑑賞、Run&Walkでウォーキング……など、日常生活の中でさまざまな機能を使いこなしたいユーザーにはうれしい機能だ。[アプリ]キーと合わせて、便利に使いこなしたい。
今回紹介した機能のほかにも、大画面で楽しめるワンセグ、無線LANにより快適に通信できる「Wi-Fi WIN」、Wi-Fi WINを活用したPicasaウェブアルバム連携、さらにAQUOSブルーレイ連携やFMトランスミッター、EZ・FMなど、エンタメ機能もきっちり押さえられている。SH010は高性能なカメラを使いこなしたい人はもちろん、「メールを送る回数が多い」「仕事でさまざまな相手に電話をかける」といった、普段使いにこだわりたい人にもぴったりな、幅広いユーザーへ訴求する1台だ。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2010年12月3日