945SHからの目立つ進化は、カメラが有効画素数1410万画素のCCDになったことだ。撮影機能やメニューには大きな変更はないが、撮影できる画像のサイズが拡大されている。画像処理エンジン「ProPix」による高精細、高感度などの「AQUOS SHOT」をうたう高性能なカメラ機能はそのまま継承。自動的に最適なシーンモードを選んでくれる「おまかせオートカメラ」やシャッターを切る前後のシーンを高速連写して希望の瞬間だけを取り出せる「ベストセレクトカメラ」、撮影した情報をもとに自動で画像を分類してくれる「おまかせアルバム」などの機能も健在。卓上ホルダーにビュワーポジションでセットすると、デジタルフォトフレームのように撮影画像を再生する「チャージングシアター」機能もある。
静止画ではカメラの起動時間を短縮。「ON速起動」機能により、カメラキーを押してから約0.5秒で起動し、すぐに撮影できる。また、画素数アップに伴い、撮影画像サイズも変更されている。最大撮影サイズは3240×4320ピクセルとなり、それ以外の撮影サイズも945SHとは一部異なる。さらに、カメラモードに「魚眼カメラ」「ミニチュアライズカメラ」の2つのモードを追加。「魚眼カメラ」は魚眼レンズ風の歪曲され、ユーモラスな犬の顔や非現実的な景色を撮影できる。また「ミニチュアライズカメラ」では、画像上の任意の範囲以外の部分をぼかすことで、実際の風景をジオラマで撮影したように見せられる。
動画機能は945SHと同等で、1280×720ピクセルのHDサイズでの撮影や、ステレオ録音といった機能を備えている。撮った静止画や動画をMicro HDMI端子経由でテレビ出力する機能も継承。このHDMI出力機能では、002SHでプレビューしている映像をそのままテレビ画面にモニター表示させる「ファインダスルー」機能を搭載。002SHを小型カメラ代わりにしてその映像を画面の大きなテレビに映して大勢の人に見せるといった使い方ができる。
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