ブロガーたちが見たシャープ「LYNX 3D SH-03C」の“正体”とは(2/2 ページ)

» 2010年12月08日 10時00分 公開
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手になじむフォルム、便利なストラップホール

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 LYNX 3D SH-03Cの外観やサイズについては、さまざまな端末と並べた写真が各ブログで紹介されている。伊藤孝一のW-ZERO3応援団の伊藤さんのように、「Xperiaと比べると少し大きい」という感想もあったが、Shu-StyleのShu-Styleさんは「背面の丸みがiPhone 3GSよりも深いので、手に持った感じではかなりフィットするので、違和感はない」という評価だ。

 厚さは、同じシャープの「IS03」や「GALAPAGOS 003SH」と比較すると若干厚いものの、「Xperia」や「iPhone 3GS」などとはほぼ同じ程度であることが写真を見ると分かる。ガプシスのGaAppsさんも「寸法上の厚さはそれなりにある。ただ、持ちやすさという点では手頃に感じた。側面から背面にかけて丸みが形成されていることも影響し、ほどよく手にフィットする。」と書いているように、手に持ったときの印象と写真で見たときの印象には若干違いがあるようだ。

 ケータイでは愛用者が多いストラップホールがLYNX 3D SH-03Cにしっかり搭載されている点は多くの人が高く評価していた。ストラップホールはなくした方がいいのではないか、という議論もシャープ社内ではあったようだが、海外速報部ログのsatoさんは「首をぶんぶんして絶対必要ですと言ってしまいました。」と書いており、Shu-StyleのShu-Styleさんも「従来のケータイユーザーにもうれしい」と好印象だったようだ。

 ただ、ボタンの配置は一般的なAndroidスマートフォンとは違い、MENUキーやホームキー、Backキーの隣に電源キーが用意されているため、「つい電源キーを押してしまう」といった意見も。この点はケータイの操作感を踏襲し、終話キーが右端にあるようなイメージで搭載したとの説明があった。端末の側面に電源キーがあるよりも押しやすいという意見もあり、慣れてしまえばさほど気にはならなそうだ。

おサイフケータイはサービス開始時期に注意

 LYNX 3D SH-03Cは、これまでハイエンドケータイを使っていて、おサイフケータイや赤外線通信などの“日本のケータイならでは”の機能が利用できないため、スマートフォンへの移行をためらっていた人に向けたスマートフォンということで、おサイフケータイには高い関心が集まっている。とはいえ、実際にケータイ向けに提供されているおサイフケータイの機能は対応がサービスごとに異なっており、LYNX 3D SH-03C発売時に利用できるのは一部の電子マネーやポイントカード/会員証に限られる。この点の注意を喚起するエントリーもいくつかあった。

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 ツブヤキ。のtunakkoさんが「おサイフケータイに対応しているものの、対応時期はサービスによって様々なようです。一番最初に対応されるであろうサービスはEdyで、一番遅いのはモバイルSuicaだそうです。」と紹介しているとおり、発売後すぐに利用できるおサイフケータイサービスは一部となっている点はやはり気になるようだ。Shu-StyleのShu-Styleさんも「購入を考えている方は、最初からすべての機能があるわけではないということに注意しましょう。」と対応が遅い点は残念な様子。比較的よく使われるモバイルSuicaやドコモのケータイクレジットiDの早期対応に期待が集まる。

 とはいえガプシスのGaAppsさんは「おサイフケータイも現時点では対応サービスこそ少ないものの、将来的には充実化する予定なので安心できる機能だろう。」と楽観的。確かに主要なサービスは対応が明言されており、時間とともに解決されていく問題だろう。オクトバのzourusさんも「私のようにおサイフケータイをよく使うユーザーにとっては、『待ちに待った端末が出た』といった感覚」と喜びを表現していた。

Android 2.2へのアップデートは来春?

 説明会では、Android OSのバージョンアップについても言及があった。Android 2.1を採用したLYNX 3D SH-03Cが、Android 2.2へのバージョンアップを行うのかどうかには高い関心があるようで、アップデートを来春ころに予定しているとしたシャープの説明は、伊藤浩一のW-ZERO3応援団Shu-Styleコムギドットネットガプシスなどの多くのエントリーに登場する。

 シャープでは、バージョンアップを行うことを視野に入れ、LYNX 3D SH-03Cでは「基本フレームワークには極力手を入れないようにしている」と森井氏が説明していたように、あまり深い部分まで手を入れてしまうと、他社との差別化はできるもののバージョンアップなどへの対応が難しくなるというデメリットもある。このあたりのバランスは今後も難しい判断を強いられることになりそうだが、基本的にバージョンアップはサポートしていってもらいたいというのが多くのユーザーの思いだろう。

 おサイフケータイ機能も注目の新機能だったが、イベントのタイミングでは対応サービスが出そろっていなかったのが残念だった。日常的におサイフケータイを使っている人にとっては、やはりiDやモバイルSuicaといったサービスの対応が気になるところ。目安になる時期は明らかになっているが、ここはぜひスケジュールを前倒して対応を進めてもらいたいところだろう。


 今回のベントでは、やはり事前の説明やWebサイトの解説などでは実感しにくかった3D機能に多くの関心が集まった。ブログのエントリーも3D関連の話題が多く、皆一様にその映像や写真に驚いて、あれこれ工夫しながらその魅力を伝えていただいていたのが印象的だった。とはいえ、どうしても実際に3D対応のディスプレイがないと、その奥行き感や立体感というのは理解しにくい。この驚きは、実際に見てみるまでは想像するのも難しい。

 LYNX 3D SH-03Cは12月3日に販売が始まっている。まだ実機を見ていない人は、ぜひ店頭で手に取り、まずは3D液晶の想像以上のインパクトを実感していただければと思う。もちろん3D液晶に興味がない人でも、ドコモのAndroidスマートフォンとしては初のおサイフケータイであり、Flash Lite対応やワンセグ、赤外線通信など、これまで多くのユーザーが「スマートフォンにだって必要だ」と思っていた機能がふんだんに盛り込まれているLYNX 3D SH-03Cは一見の価値がある。

 興味がある人も、そうでない人も、まずは多くのブロガーがエントリーに記したさまざまな感想を参考にしつつ、“日本のユーザーのために作られたAndroidスマートフォン”の実機を確認していただければと思う。

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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2010年12月28日