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» 2010年12月16日 19時32分 UPDATE

モバイルWi-Fiルーター徹底比較:第3回 買って即通信したい――簡単に設定できるモデルはどれ? (1/2)

モバイルWi-Fiルーターは操作が簡単でないと、スマートフォンやPCとの接続すら面倒くさくなって使わない、ということになりかねない。今回は毎日持ち歩き、使ってみて気付いた点を紹介しよう。

[小林誠(ゴーズ),ITmedia]
photophotophotophoto 左からNTTドコモの「BF-01B」、日本通信の「BM-MF30」、イー・モバイルの「Pocket WiFi」、UQ WiMAXの「URoad-7000」

卓上ホルダで充電も楽々――「BF-01B」

 NTTドコモの「BF-01B」は固定ルーターとしても使えるため、付属品が多い。固定ルーターとして使う際の卓上ホルダが充電器も兼ねているため、使い勝手がよい。ただしPCとの充電に使うUSBケーブルはPC側にUSBポートが2カ所必要なので、USBポートが少ないPCを使っている場合は注意したい。使っていて気になったのはルーターのランプ。正面と側面にあるが、ランプが斜めから見える場所にいると、何色に光っているのか分かりにくいことがあった。

photophoto ドコモのBF-01Bは付属品が多い。左上のLANケーブルと卓上ホルダは、固定ルーターとして使う場合のもの。右下のUSBケーブルはPCとの接続と充電用。PC側はUSBポートは2カ所必要となる(写真=左)。BF-01Bのバッテリーを外したところ。SIMカードスロットと、ルーターに接続する際の暗証キー(モザイク部分)が見える(写真=右)
photophoto 正面から見たランプ。正面からだとはっきり分かる(写真=左)。こちらは側面から見えるランプ。ポケットに入れるときはこのランプ部分を頭にして入れると見やすい(写真=右)
photophoto PCからの充電では、USBポートが2カ所必要。ワイヤレスマウスやUSBメモリを挿しっぱなしで使っている人などは注意したい(写真=左)。卓上ホルダに載せているところ。固定ルーターとして使うだけでなく、卓上ホルダがあることで充電し忘れることも少なくなりそうだ(写真=右)

 バッテリーカバーを外せばSSIDと暗証キーがあるので、これを設定すれば、すぐに利用できる。BF-01BとPCをUSBケーブルで接続すると専用ソフトをインストールできるので、設定変更などに活用したい。BF-01BとPCをつなげると「BF-01B専用ランチャー」が表示され、これをダブルクリックすると、「クライアントマネージャV」と「エアステーション設定ツール」をインストールできる。前者はバッファロー製の無線LANルーターではおなじみの簡単接続ツール「AOSS」を使ってPCとBF-01Bを接続するのに使う。

 後者の「エアステーション設定ツール」は、インターネットの接続設定を変更できるソフト。BF-01Bは通信できるネットワークを自動で選択する「コグニティブ無線」に対応しているが、Internet/LANの無線LANの項目では無線LANか3G(接続性)どちらの接続を優先させるかの設定が可能。さらに、SSIDや暗号化キーの設定、コンテンツの自動ダウンロード(Podcastなど)、写真を保存しているmicroSDをBF-01Bに挿入するとFlickrやフォト蔵にアップする自動アップロード機能もある。microSDを挿している場合はストレージとして使うことも可能だ。

photophoto BF-01Bをケーブルで接続した後にPCの「コンピュータ」を表示した画面。「BF-01B専用ランチャー」をダブルクリック(写真=左)。インストールできるのは「クライアントマネージャV」と「エアステーション設定ツール」(写真=右)
photo エアステーション設定ツールから表示した、ルータの詳細設定。便利な設定と上級者向けの設定が多数ある

充電アダプターが使いやすい形状――「BM-MF30」

 モバイルWi-Fiルーターは、使用可能にするまでの「開通手続き」が面倒だと感じるかもしれないが、「BM-MF30」の設定は拍子抜けするほど簡単。SIMカードと一緒に届く専用の開通手続きダイヤル(電話番号)に携帯電話かPHSで電話をかけ、次に日本語希望かどうかの確認、そしてSIMの電話番号を入力するだけでよい。作業自体は数十秒で、開通は5分後に完了する。

 他の製品と異なり、ルータ自体にはSSIDや暗証キーは載っていない。今回は一般的な同じ日本通信のSIMカード「BM-U300」を使っているが、この場合、BM-U300をBM-MF30に挿して、電源を入れればパスワードなしで誰でもルータを利用できる状態になる(SSIDはb-mobile〜)。これではセキュリティが不安なので、暗証キーの設定をしておいた方がいいだろう。BM-U300に接続したPCを使って、専用サイトの「b-mobile Wi-Fi設定ツール」を開き、「ユーザー制限」を選択すればWEPの、「アドバンスト設定」を選択すればWPAの設定が可能だ。さらにネットワーク名(SSID)の変更、同時接続台数を絞ることもできる。

 付属品では充電アダプターに注目してほしい。コンセントに挿す部分だが、先端が細いので使いやすい。他の充電アダプターは先端が大きいので、電源タップなどに挿すと、他のアダプターが挿せなくなることがある。細身になっているおかげで邪魔にならず、他の機器と一緒に充電しやすい。

photophoto BM-MF30の付属品。左上の充電アダプターの形状(首部分)は、他機種のアダプターに比べて細くなっている。他にSIMカードも必要(写真=左)。こちらはランプが光っている状態。アイコンが大きいからか、ランプの光も大きく見える(写真=右)
photo これはBM-U300。FOMAのSIMカードだ。カードを少し強く押して外すので少々緊張したが、問題なく外せた
photophoto Wi-Fi設定ツールの画面。暗証キーの変更は「ユーザー制限」か「アドバンスト設定」を選択。左上の「ID・パスワードを変更」は設定ツールへのログインする際の情報の変更をするためのもの(写真=左)。こちらはステータス確認で、Wi-Fi設定を変更できる画面。ネットワーク名の変更や、チェックをするだけで非公開にもできるなど、わかりやすい画面になっている(写真=右)
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