自分の本棚を持ち出せる「ブックリーダー SH-07C」ケータイのパートナーとしても魅力的(2/2 ページ)

» 2011年01月26日 10時00分 公開
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書籍が充実している「2Dfacto」

 SH-07Cの電源を入れると、画面中央に大きくドコモマーケットBOOKストアと2Dfactoのロゴが入った大きなアイコンが現れる。2Dfactoを利用したければ、この大きなアイコンに触れればいい。

Photo 2DfactoによるドコモマーケットBOOKストア

 2Dfactoビューワの最初の画面は「一覧」画面で、「立ち読み」した本なども含めて最近開いた書籍データを中心にダウンロード済みのコンテンツが一覧表示される。初めて起動したときは何もないので少々とまどうかもしれないが、各画面は下部のタブを押して切り替える方式になっているので、「My本棚」「本を買う」「設定」とある中から「本を買う」を選ぼう。ここから2Dfactoのサービスサイトにアクセスし、書籍やコミックのデータがダウンロードできる。

 2DfactoのドコモマーケットBOOKストアサービスは、大日本印刷がhonto(http://hon-to.jp/)で提供するサービスと連携している。hontoのアカウントを持っているなら、ログインすることで購入履歴やダウンロードリストなどが共有できる。会員登録をしていなければ、その場で新規登録を済ませよう。hontoのサービスは、SH-07Cだけでなく、ドコモのスマートフォンなどにも提供されている。もし以前にAndroid版のサービスなどをドコモのスマートフォンで利用していた場合は、あらかじめスマートフォン側で登録を解除してからSH-07Cをhontoの会員情報とひもづける必要がある。

Photo 商品の詳細画面から「立ち読み」を選ぶと電子書籍の一部を購入前に確認することが可能だ

 2Dfactoのトップ画面には新着の電子書籍がずらっと並び、素早くアクセスできるほか、多彩な検索機能やランキング情報などを活用してさまざまな電子書籍に巡り会える。購入前には立ち読みができるコンテンツも多いので、冒頭部分をパラパラとめくって本の内容を確認してから購入するという、書店をうろつく感覚も味わえる。

 2Dfactoのストアで充実しているのは、小説などのハードカバー本や実用系の新書。コミックなど。ジャンル検索を選ぶと文芸・ノンフィクション、趣味・生活、ビジネス・教育・社会、コミックの4つのジャンルが選べる。また著者・作者名や出版社名、ブランド名での検索なども利用可能だ。詳細検索を利用すれば、タイトルや著者名はもちろん、ISBNや発売時期などから書籍をピックアップすることもできる。先行配信版や書き下ろし、フルカラーなどだけに絞り込むこともできるので、新刊好きにも楽しめるだろう。

PhotoPhotoPhoto トップ画面から気の向くままにページを散策してもいいが、「オススメ」や「ランキング」から新しい書籍に出会うこともできる。詳細な検索機能を利用して、目的にあった書籍を見つけることもできる

 購入したい書籍が見つかったら、「買い物カゴへ」ボタンを押して書籍を買い物カゴに入れる。このあと「購入手続きへ」ボタンを押すと決済することが可能だ。決済の前にログインする必要がある。なお代金の支払いはクレジットカードまたはWeb Moneyで行う必要がある。

コンテンツごとにフォントや背景の色合いなどもカスタマイズ可能

 ダウンロードした書籍のデータは、画面に軽く触れるだけで1ページずつめくっていくことができる。少しだけ前後に移動したい場合は、指でドラッグすることでスクロールさせることも可能だ。

 設定メニューなどが開けるアイコンやコンテンツのページを一気に飛ばせるスクロールバーなどは、コンテンツの中央上部に触れると画面上に表示される。この画面から右下の歯車のアイコンに触れると、設定画面が開ける。設定画面では、文字や背景の設定などが細かくカスタマイズできるのが興味深い。例えば「陰日向に咲く」の場合、初期状態のフォントは秀英横太明朝Mフォントだが、ゴシックに変えることが可能だ。

PhotoPhotoPhoto 画面の上部を長めにタッチするとスクロールバーや設定メニューを呼び出すアイコンなどが表示される。設定メニューにはかなり細かな項目が用意されており、文字組みから文字サイズ、フォントなどまで細かくカスタマイズできる

 文字色と背景色の組み合わせも好みに合わせて変更できる。初期状態では「文字色・黒 背景・エンボス(ホワイト)」という、紙に文字が配置されているようなデザインを採用しており、これはこれでとても見やすいが、「文字色・黒 背景色・白」というPCやスマートフォンで一般的な設定にしたり、「文字色・白 背景色・黒」という白黒反転した画面にしたり、「文字色・黒 背景・エンボス(クリーム)」という、やや退色した紙のような色合いに変えたりできる。背景はエンボスのほかに「和紙」もあり、「文字色・黒 背景・和紙(ホワイト)」「文字色・黒 背景・和紙(クリーム)」を選べば、和紙に文字が印刷されているような画面になる。

PhotoPhotoPhotoPhotoPhotoPhoto 文字と背景の組み合わせも、見やすいものに調整できる。初期設定は左から3番目の「文字色・黒 背景・エンボス(ホワイト)」だが、背景の紙のテクスチャーを黄色っぽくしたり、白黒反転させたりと自由に選べる

 さらにユーザーが自由にカスタムパターンを作成する機能も用意しており、文字の色を自由に指定したり、背景の色や背景画像を変更したりできる。自分が一番電子書籍を読みやすい環境を作れるわけだ。

PhotoPhotoPhoto プリセットのパターンだけでなく、文字色と背景色をカラーパレットから選ぶこともできる。とにかく自分が見やすい配色が作れるのが魅力だ
PhotoPhoto 書籍のデータは縦組みと横組みが選べる。上部のステータスバー表示が不要な場合は、ここを非表示にすることもできる
Photo 横画面で読む設定も可能。この場合も1ページ分の文字が表示される

 文字サイズは極小、小、中、大、極大に変更できるので、読みやすい大きさにできるのもうれしい。行間や余白を調整して、好みの見た目に変えることも可能だ。Webページのように横組みで読みたければ、横組みでの表示に切り替えることもできる。画面の向きもこのメニュー内で切り替える仕組みだ。ルビの有無やステータスバー表示の有無なども選べる。

 電子書籍だけに、本文中の文字列検索機能なども利用可能だ。日本語入力システムはiWnnを搭載しており、QWERTYキーやテンキー、または手書きを使って文字の入力ができる。手書き入力の認識率もなかなかのものだ。

新聞や雑誌など定期購読コンテンツが楽しい「TSUTAYA GALAPAGOS」

Photo クラウドメディアサービス「GALAPAGOS」と共通の「TSUTAYA GALAPAGOS」

 TSUTAYA GALAPAGOSのサービスについてはこちらの記事が詳しいので、ここではあまり細かい部分の説明は省略するが、新聞が毎朝配信されたり、雑誌も最新号が出ると自動的に届いたりする点は2Dfactoにはないサービスでとても便利だ。TSUTAYA GALAPAGOSはこうしたリッチメディア系のコンテンツを楽しむのに向いている。

 特に次世代XMDFを活用し、動画をふんだんに使った「Marine Diving DIGITAL」などは必見だ。画面内の動画に触れるとまるでWebページのようにその場で再生が始まったり、レイアウトを崩さずに文字の大きさを変えたりといったことが容易にできる。紙の雑誌を電子化したものも多く、雑誌コンテンツは縦位置では1ページずつ、横位置では見開き2ページで閲覧できる。雑誌コンテンツは任意の場所を自在に拡大/縮小して閲覧できるので、気になる写真を画面いっぱいに表示させて堪能したり、あるいは画面を横向きにして見開きの美しいレイアウトで誌面を楽しんだりできる。もちろん書籍も数多く用意されているので、両方の電子書籍サービスに欲しい本があれば、好みのビューワで読むといい。

PhotoPhoto (左)「Marine Diving DIGITAL」((C)水中造形センター)より
(右)「dancyu」2010年10月号(プレジデント社発行)より
次世代XMDFを活用した「Marine Diving DIGITAL」は記事の中でインタラクティブに写真が選べたり、再生ボタンを押すとその場で動画が再生されたりして楽しい。美しい写真や映像が存分に楽しめるコンテンツだ。「dancyu」のような雑誌コンテンツも充実している。雑誌はSH-07Cを縦に持ったときは1ページずつ、横に持ったときは2ページずつ閲覧できる

Flash lite 4.0対応のWebブラウザも搭載

 もう1つ、SH-07Cで忘れてはならないのが、内蔵のWebブラウザだ。前述のとおり、SH-07CはFlash lite 4.0に対応したブラウザを搭載しており、3Gのパケット通信を利用すれば、必要なときにインターネットにアクセスしてWebページを表示できる。自分で任意のアプリケーションを追加するような機能はないSH-07Cだが、ドコモのサービスエリア内ならいつでもネットワークにつながるため、このWebブラウザを活用するとさまざまなネット上のサービスが利用できる。

 例えばGoogleで必要な情報が随時検索できるのはもちろん、ブラウザでGmailを開けばメールチェックもできてしまう。ニュースサイトやポータルサイトでの情報収集も容易だ。アプリほどスムーズな操作ではないものの、Googleマップを開けば地図にもなる。Android搭載スマートフォン並みにWebブラウザが活躍するのだ。画面が大きく、解像度も高いため、Webサイトの見え方はPCと比べても見劣りしない。マルチタッチによる拡大・縮小や指先での軽快なスクロールなど、タッチパネルのユーザーインタフェースと相まって、Webブラウジングもとても快適だ。

PhotoPhotoPhoto Flash lite 4.0対応のWebブラウザを搭載する。3G通信機能とこのWebブラウザにより、SH-07Cは情報収集ツールとしても活躍する

持ち歩きにも最適、ケータイのパートナーにもいいタブレット端末

 重さ約249グラムの手のひらサイズのボディに、Wi-Fiアクセスポイントがなくてもネットにつながる3Gのデータ通信機能を備えたブックリーダー SH-07C。書籍やコミックに強い2Dfactoの電子書籍サービスと、新聞や雑誌、リッチコンテンツなどに強いTSUTAYA GALAPAGOSの2つのサービスに対応するだけでなく、さらにはFlash lite 4.0対応のWebブラウザまで備え、単なる電子書籍リーダーにしておくにはもったいないモデルに仕上がっている。

 SH-07Cは電子書籍リーダーとして優れているのはもちろんだが、大画面でネットのさまざまな機能が利用できる、ケータイのコンパニオンとして使うのも面白い。ケータイは通話とiモード用、SH-07Cはフルブラウザやクラウドサービス用として使い分けると、さらに活用の幅が広がりそうだ。

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提供:シャープ株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2011年2月4日