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» 2011年03月02日 23時45分 UPDATE

100万台超のシャープ製Android端末に展開する「GALAPAGOS App for Smartphone」 (1/2)

国内で累計出荷台数が100万台を超えたというシャープのAndroidスマートフォンで、GALAPAGOSの電子書籍サービスが利用できる「GALAPAGOS App for Smartphone」。その機能の詳細を紹介しよう。

[園部修,ITmedia]

 シャープが3月2日から配信を開始したAndroidアプリ「GALAPAGOS App for Smartphone」(以下GALAPAGOS App)をシャープ製のAndroidスマートフォンにインストールすると、メディアタブレット「GALAPAGOS」向けに提供されている電子書籍サービス「TSUTAYA GALAPAGOS」が利用可能になる。これまで専用端末向けに提供してきたTSUTAYA GALAPAGOSをスマートフォンにも展開する狙いはどこにあるのか。GALAPAGOS Appならではの機能にはどんなものがあるのか。シャープが説明会で明らかにした。


新しい書籍体験をスマートフォンユーザーにも提供

Photo GALAPAGOS App for Smartphoneをダウンロードすれば、シャープのAndroid搭載スマートフォン上で、TSUTAYA GALAPAGOSから購入した新聞や雑誌、書籍のデータが閲覧できる

 新たに開発されたGALAPAGOS Appのコンセプトは、「メディアタブレット『GALAPAGOS』の新しい書籍体験を、スマートフォンユーザーにも手軽に体験してもらう」こと。スマートフォンのユーザー層は、メディアタブレットの中心ユーザーである30代〜50代の男性とは若干異なり、20代〜40代の男性が多い上に女性の比率もメディアタブレットより高い。電子書籍サービスのユーザーのすそ野を広げるステップとして、スマートフォンが適しているという。

 スマートフォン向けのGALAPAGOSサービスの特長は、大きく3つある。

  1. 自動定期配信システム
  2. 電子書籍に適した操作性と閲覧性
  3. 手軽にサービスが体験できるゲストモード

PhotoPhoto GALAPAGOS App for Smartphoneは、クラウドメディアサービスのGALAPAGOSをスマートフォンでも手軽に体験できるようにするアプリ。GALAPAGOSサービスの特長を引き継ぎつつ、スマートフォンならではの機能を追加している

クラウドメディアサービスの要、定期配信に対応

 定期配信システムは、もともとクラウドメディアサービスGALAPAGOSの特長の1つであり、これはスマートフォン向けサービスでも継承する。新聞や雑誌などの定期購読コンテンツが自動的に端末に配信されるほか、オススメ書籍やチラシなどの情報もプッシュで配信されてくる。このため、アプリを起動してデスク画面が表示されると、さまざまなコンテンツがすでに届いており、ユーザーは能動的にストアにアクセスせずとも新しいコンテンツが手に入る。自動で配信されたコンテンツがあると、Android端末のステータスバーにアイコンが表示される仕組み。お知らせをタップするとGALAPAGOS Appが起動する。

 なお、海外などにスマートフォンを持ち出した際には、コンテンツが定期的に配信されると高額なパケット通信料が発生してしまう可能性があるため、定期配信をオフにする機能もGALAPAGOS Appには用意されている。定期配信をオフにしている間は、デスク画面の右下にある「サーバー確認」ボタンを押すことで手動でサーバと接続して更新情報が受け取れる。

PhotoPhoto GALAPAGOSのサービスのキモとも言える定期配信はGALAPAGOS Appでも利用できる。定期配信された新着コンテンツがあると、ステータスバーにアイコンを表示して知らせてくれる
PhotoPhoto 設定画面を開くと提示配信をオフにする設定が追加されているのが確認できる。文字サイズの変更やルビ表示の有無など、表示や動作のカスタマイズもできる

基本的な操作性はGALAPAGOSのそれを踏襲

 操作性と閲覧性は、ほぼメディアタブレットのGALAPAGOSを踏襲する。GALAPAGOSは電源を入れると本棚が並ぶ「デスク」画面が現れるが、GALAPAGOS Appではアプリを起動するとデスク画面が表示される。「未読・おすすめ」「最近読んだ本」「お気に入り」「定期購読」をくるくる回しながら棚に並ぶ本が選べ、おすすめのコーナーや定期購読のコーナーで新しい書籍と出会えるしくみも用意する。

 ただ、Androidスマートフォンはメディアタブレットと比べるとディスプレイサイズが小さいため、表示の最適化を行っている。具体的にはダブルVGA(640×960ピクセル)、フルワイドVGA(480×854ピクセル)、ワイドVGA(480×800ピクセル)それぞれの解像度に合わせて横幅を合わせ、縦方向の行数を調整してワイドSVGA(600×1024ピクセル)のメディアタブレットの画面と違和感がない構成としている。

PhotoPhoto アプリを立ち上げると表示されるデスク画面はメディアタブレットとほぼ同じ。「未読・おすすめ」「最近読んだ本」「お気に入り」「定期購読」をくるくる回しながら本が選べる。

 コンテンツを画面に表示する際には、アスペクト比(縦横比)を維持した表示になるため、レイアウトは変わらない。ワイドVGAでぴったり合うように設計されており、フルワイドVGAでは上下に黒い帯が入り、ダブルVGAでは左右に黒い帯が入る。文字のサイズは可変で、レイアウトを保持したまま文字だけを大きくしたりできる。次世代XMDFのコンテンツは、見出しはそのまま、ピンチアウト/ピンチインで文字の拡大/縮小ができるほか、写真や表などをピンチアウトして拡大し、その後「画像/テキスト確認」ボタンを押すと記事の文章だけを抜き出して表示するといった作法もGALAPAGOS譲りだ。本文にマーキングする機能や、マーカーを付けたカ所を一覧から呼び出す機能も備える。

Photo コンテンツを表示する際は、アスペクト比を変えずに映し出すため、端末が異なっても見え方は変わらない。データはすべての端末で共通となっている
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