「MEDIAS N-04C」は薄さ7.7ミリ。この数字はスマートフォンはもちろん、3G方式のケータイをあわせても世界最薄クラスだろう。では、7.7ミリは実際どのくらい薄いのか、ボールペンや他機種と比べてみた。
7.7ミリは、ボールペンよりもロディアのメモパッドよりも薄い。つまり、常に身に付けていても、まったく邪魔にならないサイズだといえる。実際にジャケットの内ポケットや胸ポケットに入れても、外から物が入っているようにはほとんど見えない。
薄いだけでなく、約105グラムという軽さもMEDIASの大きな特徴となっている(ただ、我が家の料理用の小型スケールで計測したところ、なぜか何度測っても104グラムという結果になった)。これはどのくらいの重さなだろう。水を入れたペットボトルと比較してみたのが下の写真。ごくごくっと3口くらいで飲めてしまう量と同じで、持っているのを忘れてしまいそうなくらい薄く、軽い端末だということがよく分かる。
MEDIASはその薄さと軽さを実現するため、外部接続端子はMicro USBが1つあるだけ。スマートフォンで音楽を聴きたい人は、「ヘッドフォン端子がない!」とびっくりするかもしれないが、Micro USBと直径3.5ミリプラグを変換するイヤフォン変換アダプタの試供品が同梱されているので、ご安心いただきたい。
ヘッドフォンは同梱されていないので別途用意する必要があるが、注意したいのがコードの長さ。イヤフォン変換アダプターはケーブルの長さが約68センチ(コネクタ含む)もあり、コードが長いヘッドフォンを選ぶとかなり余ってしまう。ヘッドフォンを選ぶときは、コードの長さ+68センチと頭に入れておきたい。
microSDスロットは、裏面のバッテリーを取り外した場所に用意されている。起動中の取り外しができない位置なので、PCとのデータ移行の際には、1度電源を落としてからカードを取り出す必要がある。なお、microSDHCは32Gバイトまで対応している。
MEDIASには、上記で紹介したイヤフォン変換アダプタのほか、PC接続用のMicro USBケーブル、8GバイトのmicroSDHC(いずれも試供品)と、「FOMA 充電microUSB変換アダプタ NO1」、バッテリーパックが同梱されている。
同梱物の中で1つ特徴的なのが、取扱説明書だ。MEDIASには電子書籍型の取扱説明書「eトリセツ(イートリセツ)」が用意されているので、同梱されているのは簡単な「クイックスタートガイド」だけとなっている。「eトリセツ(イートリセツ)」は今後、ドコモのスマートフォンの標準機能となる予定で、説明書から該当する設定画面に直接アクセスできる、といった電子書籍ならではのメリットもある。ただ、プリインストールされているのはビュワーアプリだけなので、取扱説明書のデータは初回時にダウンロードが必要。3G回線を利用するとパケット通信費が発生する。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.