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» 2011年04月04日 22時24分 UPDATE

携帯各社の通信障害、影響エリアは徐々に縮小――4月4日

東北関東大震災による通信障害エリアは徐々に縮小しているが、岩手、宮城、福島の沿岸エリアではまだまだ復旧が進んでいない。ドコモは5月までの復旧を目指すエリアのマップを公開した。

[平賀洋一,ITmedia]

NTTドコモ

 ドコモは、4月2日13時時点で約570局の基地局が停波しており(最大停波数は3月12日17時の約6720局)、岩手県、宮城県、福島県の一部地域で不通、あるいはつながりにくい状態にある。ドコモは東北エリアにおけるFOMAサービスの復旧エリアマップを公開しているが、4月3日からはサービス中断エリアの復旧予定時期も分かるようになった。

 ドコモでは5月までに307局の復旧を目指しており、すでに70局が復旧している。なお、福島原発から半径30キロメートル圏内にある68局は当面の復旧予定に含まれていないが、現時点で10局が復旧しているという。

 また4月4日13時現在で24台の移動基地局車を稼働させており、岩手県で9エリア、宮城県で12エリア、福島県で1エリアで通信サービスを提供中だ。避難所や行政機関には、衛星携帯電話890台、携帯電話を1893台、タブレット端末を297台貸し出しているほか、可搬型発電機を約400台配備し約320カ所で無料充電サービスコーナーを設置している。それぞれの主な支援地域は以下のとおり。

  • 無料衛星携帯電話サービスコーナー → 岩手県、宮城県、福島県
  • 無料携帯電話サービスコーナー → 青森県、岩手県、福島県、宮城県
  • タブレット端末(GALAXY Tab SC-01C)による無料インターネット閲覧 → 岩手県、福島県、宮城県、山形県
  • 無料充電サービスコーナー → 茨城県、岩手県、福島県、宮城県、山形県

 支援内容の詳細と地域は随時変更されるため、詳細についてはドコモのWebサイト(外部リンク)を参照してほしい。

KDDI

 KDDIでは、4月4日11時時点で202局の基地局が停波しており(最大停波数は3月12日20時の約3680局)、青森県、岩手県、秋田県、宮城県、福島県、茨城県、埼玉県、千葉県、東京都の一部地域でサービスが利用できない。

 停波エリアが広い岩手県と宮城県の被災地では、車載型基地局による通信サービスとフェムトセル(小型携帯電話基地局)を用いた無料携帯電話貸出しサービスを行っている。具体的な提供地域は以下のとおり。

車載型基地局によるサービス提供地区

  • 大槌高等学校(岩手県上閉伊郡大槌町)
  • 山田高等学校(岩手県下閉伊郡山田町)
  • 陸前高田基地局付近(岩手県陸前高田市)
  • 南三陸志津川基地局付近(宮城県本吉郡南三陸町)
  • 女川第一中学校(宮城県牡鹿郡女川町)
  • 本吉町基地局付近(宮城県気仙沼市本吉町)
  • 鹿妻小学校(宮城県石巻市)

フェムトセルを使った無料の携帯電話サービス(発信専用)

  • 石巻市立大原小学校(宮城県石巻市大原浜大光寺)
  • 雄勝町クリーンセンター(宮城県石巻市雄勝町雄勝字小渕)
  • 海泉閣(宮城県牡鹿郡女川町高白浜)
  • 保福寺(宮城県牡鹿郡女川町尾浦字鯛ノ浜)
  • 女川原子力発電所体育館(牡鹿郡女川町塚浜前田)
  • ながしず荘(宮城県本吉郡南三陸町戸倉長清水)
  • 入谷小学校(宮城県本吉郡南三陸町入谷字童子下)
  • 吉野沢団地物資仕訳所(宮城県本吉郡南三陸町歌津字吉野沢)
  • 石泉活性化センター(宮城県本吉郡南三陸町歌津字吉野沢)

 加えて、災害対策関係機関などへau携帯電話を1039台、衛星携帯電話を46台、その他のグッズ(可搬型発電機、携帯電話用充電器、電源用ケーブルタップなど)を貸し出し中だ。

 サービスが復旧したエリアや無料携帯電話サービス(auフェムトセル設置)施設、避難所のau携帯電話エリア状況、通信障害の影響を受けている地域は随時変更されるため、KDDIのWebサイト(外部リンク)を参照してほしい。

ソフトバンクモバイル(4月4日16時時点)

 ソフトバンクモバイルの基地局は257局が停波しており(最大停波数は3月12日7時30分の3786局)、岩手県、宮城県、福島県の一部地域で利用しにくい状態が続いている。

 また岩手県と宮城県にある65の避難所では、車両型の移動基地局と衛星IP移動基地局、小型基地局等による臨時の基地局を提供しているほか、一部の臨時基地局で充電サービスや携帯電話の貸し出しも行っている。

 影響を受けている地域の詳細はこちら(外部リンク)から、さらにサービス中断局推移、避難所臨時基地局活動、被災地のショップ営業についてはこちら(外部リンク)から確認してほしい。

 ソフトバンクモバイルではこれまでに、約1万7000台の携帯電話を被災地支援用に準備し、うち約1万2000台の携帯電話と付属の充電器などを、災害復興を行う団体からの要請によって貸し出しを行っている。また4月6日まで、全国のソフトバンクWi-Fiスポットを無料で開放している。

イー・モバイル(4月4日16時時点)

 イー・モバイルの基地局は15局が停波しており(最大停波数は3月12日5時の625局)、岩手県、宮城県、福島県の一部地域が影響を受けている。なお青森県、岩手県、宮城県、福島県、茨城県の避難所1137カ所がサービス圏内にあり、同社のサービスを利用できる。避難所のリストはこちら(外部リンク)。

ウィルコム(4月4日16時時点)

 ウィルコムは610局の基地局が停波している。基地局設備の障害により、岩手県、宮城県、秋田県、福島県、茨城県各県の一部地域で、音声サービス/データ通信サービスが利用にしくい状態にある。

UQコミュニケーションズ(3月31日15時時点)

 UQコミュニケーションズは宮城県内の5局が復旧しておらず(最大停波数は3月11日の約2000局)、宮城県仙台市の青葉区川内の周辺、青葉区荒巻青葉の周辺、若林区荒井笹屋敷の周辺、宮城県石巻市南中里2丁目の周辺、宮城県名取市下増田北原東の周辺で、WiMAX通信サービスが利用しにくい状況にある。

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