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» 2011年04月20日 19時20分 UPDATE

iPhoneでもタッチでクーポン:次世代「ぐるなびタッチ」が実現する“お得意さん”のためのクーポン

ぐるなびのクーポンサービスに認証制度が導入される。加盟店は、利用者のクーポン利用状況を把握でき、よりきめ細かいサービスを提供できる。iPhoneなどスマートフォンに対応した次世代「ぐるなびタッチ」との連携も行う。

[平賀洋一,ITmedia]

 ぐるなびは4月20日、「ぐるなびタッチ」を利用したクーポン認証サービスを2011年6月中旬から開始すると発表した。おサイフケータイに対応した携帯電話やスマートフォンのほか、おサイフケータイ非対応のスマートフォンも専用アプリを使うことで利用できる。

 クーポン認証は、端末のFeliCaチップやアプリに付与された認識番号と加盟店の情報をひも付けることで、来店回数やクーポンの利用状況を加盟店で把握・確認できる制度。初めての来店時と常連になった後でサービス内容を変えるなど、来店者に対してよりきめ細かいサービスが提供できるため、従来はクーポンを敬遠していた高級店でのクーポン利用にも期待する。

photophoto ぐるなび代表取締役会長・創業者の滝久雄氏(左)と、同社長の久保征一郎氏

 発表会見に登壇したぐるなび代表取締役会長・創業者の滝久雄氏は、「値引きの集客力は麻薬的で、割引クーポンは非常にリスキーな存在。クーポンでリピーターになったお客様が定価で食べてくれればいいが、昨今のように網羅的なクーポンが主流になると価格競争になり、外食産業が疲弊してしまう」と、共同購入型クーポンの安易な流行に警鐘を鳴らした。

photophoto モバイル利用時のクーポン認証の仕組み(左)。プリント利用時も認証できる(右)
photo 幹事向けサービスとの連携も行う
photophotophoto ぐるなび社員による「ぐるなびタッチ」利用のデモンストレーションも行われた

 これまでぐるなびが提供してきたクーポンサービスは、Web上の飲食店情報を印刷したページをお店に持っていく方式。この場合、印刷物が店舗に残るため、加盟店は経理目的でのクーポン利用を最低限確認することはできた。しかし、クーポン利用者の来店回数や嗜好を調べるデータマイニングは難しく、加盟店からはより簡単で確実なクーポン認証の提供を求める声が多かったという。

photophoto 加盟店はクーポンの利用状況を確認しながら、今後の販促活動を検討できる

 また、2007年に開始したぐるなびタッチは、ケータイをかざすことで「課金される」「個人情報を取得される」という誤解があり、従来はプレゼントキャンペーンやイベント情報の提供など、限られた機能しか提供されてこなかった。

 ぐるなびは、クーポン認証の提供と合わせてぐるなびタッチのバージョンアップを図り、急激に普及するスマートフォン利用者への対応も強化する考え。また、ぐるなびタッチを使う幹事にポイントを付与することで、予約後のキャンセルを防止するといった取り組みも行う。なおクーポン認証になっても、利用者はタッチだけという利便性は変わらない。

photophoto ぐるなびタッチで本格的にクーポンサービスを提供する。おサイフケータイに対応しないスマートフォンでも利用できるのが特徴
photo 新しいぐるなびタッチのリーダー/ライター

 次世代のぐるなびタッチで使われる専用のリーダー/ライターは、ビー・ユー・ジーが開発したもの。おサイフケータイが近づくと加盟店情報を送信するほか、おサイフケータイに対応しないスマートフォン(iPhoneとAndroid)には、特殊な音を発生させて情報を送信。スマートフォンに専用アプリがインストールされていると、マイクが拾った音から加盟店情報をデコードして、クーポン利用に役立てる。

 このリーダー/ライターはICチップなど特別なものは使わず、単三乾電池3本で駆動する。レジ周りだけでなく、首から下げて持ち歩くことも可能だ。また、店舗の雑音が大きくても正しく動作するよう検証も行われた。

 ぐるなびタッチの更新は、既存のぐるなびタッチ設置店(約5000店)を中心に行われ、6月までに3000〜4000店舗での実施を目指す。

photophoto 携帯電話やスマートフォンでタッチするとカラフルに光る

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