写真で解説する「P-07C」(1/2 ページ)

» 2011年05月24日 19時12分 公開
[ITmedia]

 これまでガジェット好きの男性を中心に人気を集めてきたAndroid端末。しかし、ラインアップの充実に合わせて女性ユーザーも増えてきた。CPUの性能やOSのバージョンといったスペックの進化は今後も注目を集めるだろうが、一方でそうした性能とは別の価値を求めるユーザーに対して端末を提案するメーカーも出てきている。

 パナソニック モバイルコミュニケーションズ製のAndroid端末第1弾「P-07C」は、“マイ・ファースト・スマートフォン”をテーマに、若い世代の女性をターゲットに開発したモデルだ。「スマートフォンってかわいくない」「なんだかとっつきにくい」と、スマートフォンへの乗り換えに二の足を踏む女性ユーザーの背中を押すべく、ポップなカラーリングや丸みのあるボディデザイン、そして女性に配慮した各種機能を取り入れている。


photophoto カラーはBlackとWhiteの2色

 ドコモ説明員によると、実質販売価格は2万円台半ばになる見込み(価格は店舗により異なる)。同社のスマートフォン新モデルとしては比較的スタンダードな価格帯となるようだ。

※初出時、参考販売価格を2万円台後半としていましたが、正しくは2万円台半ばです。お詫びして訂正します。

大画面だけど、片手でも使いやすく

 ボディサイズは幅67×奥行き128×厚さ14ミリと大きめだが、ボディ裏面がラウンド形状となっているので手の収まりはよい。カラーはWhiteとBlackの2色で、Whiteにはピンク系の、Blackにはパープル系のグラデーションラインが差し色として配されている。裏面パネルはロゴなどの装飾がないプレーンな仕上げが特徴的で、プリントシールを貼ったり、ジュエリーシールなどで“デコ電”化したりするのに向いていそうだ。


photophoto 光沢感のあるボディ。どちらのカラーも側面にビビッドな差し色が配されている

photo ワンセグ用のホイップアンテナを内蔵する

 ディスプレイは4.3インチ フルワイドVGA(480×854ピクセル)の大画面液晶を採用しており、視認性は良好。画面が大きくなると、その分片手で操作しにくくなるのが通常だが、P-07Cでは「タッチスピードセレクター」や「フィットキー」と呼ばれる機能を搭載し、解決を試みている。


photo タッチスピードセレクター

 まずタッチスピードセレクターだが、これは片手で操作できる回転式のアプリ選択機能だ。円形に整列したアプリアイコンを指でクルクルと回転させ、目的のアプリを探し出すことができる。

 このスピードセレクターは、端末のロックを解除した手の方向に合わせ、画面の左右どちらかに出現する。もし左手でロックを解除すれば、画面左側に半月状のスピードセレクターが現れ、そのまま左手で操作が続けられる。逆に右手でロックを解除すれば、右側にスピードセレクターが現れる仕組みだ。

 どちらの手で端末を操作するかは状況によって変わってくるもの。しかし、このようにロックを解除した側の手に毎回最適化してくれれば、だいたいのシーンでスムーズに片手で操作できそうだ。なお、ホーム画面にはタッチスピードセレクターの画面だけでなく、通常のAndroid端末のようにアイコンを等間隔で敷き詰められる画面も4つ備え、フリック操作で切り替えられる。



 なお、ドコモが用意したホームUI「パレットUI」にも対応しており、初回利用時にはどちらのホームUIを利用するかをたずねられるとのこと。もちろん一度設定した後でも、プリセットされたアプリ「ホーム切替」を使って再度変更できる。


photophoto パレットUI

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