モバイルするなら「携帯(スマホ)+ノートPC」が3割、「スマホ1台でOK」派もネットユーザー1000人にアンケート

» 2011年06月21日 19時09分 公開
[富永ジュン,ITmedia]

 ICT総研は、モバイル端末普及動向に関する調査結果のまとめを発表した。全国のインターネットユーザー1000人を対象に6月上旬に実施したWebアンケート結果と、モバイル端末関連企業への取材結果をまとめて分析したもの。

 調査によると、携帯電話/スマートフォン以外にモバイル端末を持っているユーザーは8.2%と少数だが、「今後1年以内に携帯電話/スマートフォン以外にモバイル端末を持ちたい」と回答したのは38.6%に達した。

 今後1年以内に持ち歩きたいモバイル端末の台数と組み合わせについては、30%が「携帯電話(スマートフォン)+モバイル端末1台」を希望している。そのモバイル端末として、26.6%がモバイルノートPC、20.6%がネットブック、20.3%がタブレット型コンピュータを挙げた。

 また、「携帯電話(スマートフォン)1台のみで十分である」と回答したユーザーについては、うち4割がスマートフォン1台のみで構わないと答えている。

 出荷台数ベースのモバイル端末市場の規模は、2009年度が395万台、2010年度は1085万台と大幅に伸び、さらに2015年度には2010年度比2.9倍となる2928万台に達すると同社では分析する。

 この市場規模拡大に貢献しているのは、スマートフォンとタブレット型コンピュータの伸びで、それぞれ2010年度は850万台、モバイルノートPCと同程度となる75万台となっているが、2015年度には2020万台、550万台に伸びると予測する。

 同社はこうした結果について、ノートPCだけでなく、ネットブック、タブレット型コンピュータ、電子書籍専用端末など用途に合わせて機器の選択肢が広がり、WiMAXやLTEなどモバイルブロードバンドのインフラ環境が整備され、一般コンシューマが気軽にモバイル端末を利用することになったため、と指摘する。

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