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» 2011年06月23日 10時20分 UPDATE

CommunicAsia 2011:機能以外の“プラスアルファ”を訴求――ソニエリ、「Xperia ray」など新製品3機種を発表

Sony Ericssonがシンガポールで新製品発表会を開催し、スマートフォン2機種とフィーチャーフォン1機種を発表した。このうちスマートフォンの「Xperia ray」は日本市場にも投入される。

[山根康宏,ITmedia]

 6月22日、シンガポールで開催中の通信関連イベント「CommunicAsia 2011」に合わせ、Sony Ericssonが「Global Media Conference 2011」を開催した。スタイルを重視した「Xperia ray」と、アクティブな利用をサポートする「Xperia active」の2機種は、Android OSを搭載したスマートフォン。また、QWERTYキーボードを搭載する「Sony Ericsson txt」は手軽にコミュニケーションができるフィーチャーフォンである。

photophoto Sony Ericsson Global Media Conference 2011会場(写真=左)。Xperia rayを紹介するプロダクトマーケティングトップ、Steve Walker氏(左から2番目)(写真=右)

世界で最も早い時期に日本で発売予定――「Xperia ray」

 Xperia rayは、ディスプレイサイズ3.3インチのスリムな端末。OSはAndroid 2.3(Gingerbread)を搭載する。「美しさと高機能」を両立させたモデルで、本体のデザインはブラックの表面パネルと側面のカラーリングを組み合わせたスタイリッシュなものに仕上がっている。独立した半円状のホームボタン周りには、本体カラーと同じ色をアクセントとして入れている。

 810万画素のカメラには裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R for mobile」を搭載し、HD動画の撮影にも対応する。ディスプレイには「モバイルブラビアエンジン」を採用しており、写真や動画を高画質で再生できる。TimescapeやFacebook Inside XperiaなどSNS関連機能も充実している。本体カラーはブラック、ホワイト、ゴールド、ピンクの4色。サイズは53(幅)×111(高さ)×9.4(厚さ)ミリ、重さは100グラム。

 説明員に日本市場への投入について聞いたところ「スマートフォン市場が急激に立ち上がっており、より広い消費者層を取り込むためにもXperia arcやXperia acroといったハイエンド製品だけではなく、デザイン性や使いやすさなど、機能以外にもプラスアルファの特徴を持った製品の要求がこれから高まっていくだろう。グローバルモデルのためおサイフ機能やワンセグは搭載していないが、Xperia rayを所有することでスマートフォンを使うことを十分楽しんでもらえるだろう」と話していた。日本市場は重要なマーケットとして考えており、Xperia rayも「おそらく世界でも最も早い時期に日本で発売されるだろう」(同)とのことだ。

 なお、Xperia向けのアクセサリーとして、リモコン部分のボタンを押すとアプリケーションをワンタッチで起動できるヘッドセット「LiveSound」や、乗せるだけで登録したアプリケーションが起動する「LiveDock」なども発表された。Xperiaシリーズに専用アプリケーションをインストールすることで利用できる。

 「Xperia rayはスマートフォン利用者を拡大するための戦略的な製品。デザインと最新のテクノロジー、そしてエンターテイメント機能も充実させた、実は欲張りなモデルだ。ハイエンド、ミッドレンジという区分ではなく、女性から男性、そしてあらゆる世代に使ってほしいために本体カラーも4色を用意している。日本を含む全世界で大きなボリュームの販売が期待できるだろう」とSony Ericssonプロダクトマーケティングトップ、Steve Walker氏はXperia rayにかける意気込みを語ってくれた。

photophoto 女性にも持ちやすい「Xperia ray」(写真=左)。3.3インチのディスプレイを搭載しており、横幅はスリムだ(写真=右)
photophoto 厚さは9.4ミリと薄い(写真=左)。ホームボタンは独立しており、本体と同じカラーで縁取りされているのがアクセントになっている(写真=右)
photophoto Timescapeなど、Xperiaでおなじみの機能を搭載(写真=左)。日本にも投入されることから、展示モデルは日本語化が完了しており、POBox Touchがプリセットされていた(写真=右)
photophoto 「LiveSound」はアプリケーション起動ボタンを備えたヘッドセット(写真=左)。「LiveWareマネージャー」アプリで操作を設定できる(写真=右)
photophoto ホワイトとゴールドモデル(写真=左)。ピンクとブラックモデル(写真=右)

スポーツシーンに向けた防水スマートフォン――「Xperia active」

 Xperia activeは、IPX6/IPX7の防水と防塵性能を備えたアクティブ・ライフ向けの製品。「wet finger tracking」機能により、濡れた指先でもタッチパネルを操作できる。スポーツ中に若干ラフに扱われれることを想定して本体はやや厚く、角のないデザインになっている。本体の右下はベルト状のストラップを装着できるように左右非対称の形状になっている。

 ディスプレイサイズは3インチと小さいものの、四隅にショートカットランチャーを備えたことで、設定したアプリにワンタッチでアクセスできる。また、スポーツ関連のアプリケーションが多数プリインストールされており、GPSや高度計なども備えている。本体サイズは55(幅)×92(高さ)×16.5(厚さ)ミリ、重さは110.8グラム。2011年第3四半期に発売予定だが、日本市場への投入は現時点では未定とのこと。

photophoto スポーツシーンで利用しやすい「Xperia active」(写真=左)。画面サイズは3インチで、本体はコンパクトだ(写真=右)
photophoto 防水性能を備えているので、水中でも利用できる(写真=左)。画面四隅のショートカットランチャー。右上にはよく使うアプリケーションを登録できる(写真=右)
photophoto スポーツや健康関連のアプリケーションがプリインストール済み(写真=左)。裏面のバッテリーカバーは黒と白の2色が付属する(写真=右)

文字入力に注力したフィーチャーフォン――「Sony Ericsson txt」

 FacebookやTwitterなどSNSサービスを利用するのにスマートフォンは最適な製品だが、より手軽に使え、しかも価格の安い製品の需要も若年層や新興国では高い。Sony Ericssonもフィーチャーフォンは重要な製品の1つと考えており、今回あわせて発表したSony Ericsson txtは、名前の通りテキスト=文字入力を重視したスマートフォンである。

 OSはSony Ericsson独自のもので、Javaアプリケーションが動作する。ディスプレイは2.6インチのQVGA液晶。3Gは非対応で2G(GSM)方式のみに対応する。このように基本スペックは低いものの、Wi-Fiを搭載し、YouTubeアプリがプリインストールされており、無線LAN接続で動画を楽める。また、Friendsメニューからは、アドレス帳に登録した友人にSMSを送ったり、Facebookメッセージを送信することも可能。メッセージの表示領域はテキスト1行と狭いものの、相手からのFacebookメッセージも表示できる。本体カラーはホワイト、ピンク、ブルー、ブラックで、色彩もカラフルだ。本体サイズは60(幅)×106(高さ)×14.5(厚さ)ミリ、重さは95グラム。

photophoto 「Sony Ericsson txt」(写真=左)。スペックはエントリークラスで低い(写真=右)
photophoto 友人と簡単にコミュニケーションできるFriendsメニュー(写真=左)。裏面は曲面を帯びたデザインで持ちやすい(写真=右)

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