「REGZA Tablet」の安心・安全を支えるMcAfee WaveSecure 東芝がマカフィーを選んだ理由とは(1/2 ページ)

» 2011年08月08日 10時00分 公開
[ITmedia]
PR

 東芝が7月22日に販売を開始した「REGZA Tablet AT300/24C」(レグザタブレット)は、10.1インチワイドディスプレイを搭載するタブレット型端末。AV機器“REGZA”シリーズや、PCの“dynabook”シリーズで東芝が追求してきた「高画質」「高音質」「使いやすさ」といった特徴を継承しつつ、タブレット機器によるさらなる活用シーンの提案を目的に開発されたモデルだ。

 CPUにはタブレット型端末では定番となっているNVIDIAのデュアルコアプロセッサ「Tegra 2」を搭載し、高い処理能力を確保。またさまざまな拡張を可能にするUSB 2.0対応ポート、SDHC対応のSDメモリーカードリーダー(ブリッジメディアスロット)など、他社の製品にはない特徴も備える。レグザAppsコネクトにより液晶テレビ「REGZA」やハイビジョンレコーダー「REGZAブルーレイ」と連携するなど、東芝独自の取り組みも多数盛り込んだ。

 最長約7時間の連続駆動が可能なバッテリーは交換が可能で、屋外でも利用しやすい。太陽光の下でも見やすい「Adaptive Display」や鮮鋭度を上げる「レゾリューションプラス」、スピーカーの音質を向上させる「Audio Enhancer」や、騒音などで周囲がうるさい環境でも音が聞き取りやすい「Noise Equalizer」「SRS Premium Voice Pro」といった技術を導入しており、屋内外での使いやすさを追求していることが分かる。ボディはすべりにくくしっかり持てるのが特徴だ。背面のカバーは標準装備のシルバーのほかにラズベリーピンクとフレッシュグリーンの2色も用意されており、好みに合わせて取り替えることもできる。

PhotoPhoto レグザファミリーの楽しさ、利用シーンを広げる役割を担ったREGZA Tablet。背面には滑りにくい加工が施されており、しっかりホールドできる。ラズベリーピンクとフレッシュグリーンのカバーも用意されていて、好みに応じて変更できる

 REGZA Tabletは、レグザファミリーの利用シーンを広げ、幅広いユーザーに、さまざまな場所で安心して活用してもらうべく開発された端末なのだ。

 そんなREGZA Tabletは、OSにAndroid 3.1を採用している。当然Androidマーケットなどにも自由にアクセスでき、Webブラウザを開けばインターネット上のさまざまな危険にもさらされる可能性がある。そしてREGZA Tabletを外に持ち出して利用するとなると、紛失してしまったり、盗難に遭ったりする可能性もある。幅広いユーザーに利用してもらうべく開発されたREGZA Tabletだが、その利便性と自由度の高さ故に、家庭に据え置いて利用するテレビやレコーダーにはない危険性も持ち合わせることになった。

 そこで東芝は、REGZA Tabletを多くのユーザーに安心して利用してもらえるよう、マカフィーの「McAfee WaveSecure」のプリインストールを決めた。McAfee WaveSecureは、遠隔ロック/アラーム/データ消去などが行えるほか、Webベースのマネジメントコンソールで端末内データバックのアップなどが利用できるサービスだ。また万が一悪意を持ったアプリをダウンロードし、実行してしまわないよう、後日McAfee Internet Securityも有償での提供を予定している。

 REGZA Tableの安全確保に一役買っているマカフィーの製品を東芝が選んだ理由はどのような点にあったのか。他社の製品と比べたときの優位点はどのような部分にあるのか。東芝 デジタルプロダクツ&サービス第一事業部 国内企画・マーケティング部 マーケティング第一担当 主務の櫻井強一氏に聞いた。

ユーザーに気兼ねなく使ってもらうために、セキュリティ対策は必要

――(聞き手:ITmedia) REGZA Tabletを発売するにあたり、セキュリティ対策アプリケーションを準備することにしたのはどういった理由からですか?

Photo 東芝 デジタルプロダクツ&サービス第一事業部 国内企画・マーケティング部 マーケティング第一担当 主務の櫻井強一氏

櫻井強一氏 REGZA Tabletにセキュリティ対策アプリをセットして販売することにしたのは、お客さまにREGZA Tabletを安心して使っていただくためです。Androidを採用していることが、イコール危険というわけではありませんが、やはりAndroidマーケットを通じてマルウェアが流通していたりする現実があります。またPCと同じようにフィッシング詐欺などの心配もあったりします。REGZA Tabletは家の外に持ち出して使っていただくことも想定していますので、端末をなくしてしまったり、盗難に遭ってしまったりする可能性もあります。こうした危険からお客さまを守るためには、何らかの対策が必要だろうと考えました。

 店頭で製品を販売するということになると、本当に幅広いユーザーさんがいらっしゃいます。デジタル機器に詳しい方ももちろんいらっしゃいますが、初心者や、これからタブレット端末を使ってみようというユーザーさんなどにもREGZA Tabletをお買い求めいただきます。ですから、できる限りそういった初心者の方でも安心してご利用いただけるように、メーカー側で対応をする必要があると判断しました。

―― 初心者の人でも、不安なく利用できる環境を提供する必要があったということですね。

櫻井氏 はい。特にタブレット端末は、年齢層の高いユーザーの関心も集めているという調査データもあります。PCに関する知識をお持ちでない方も多くなる可能性があるので、買ってきた状態のまま使っていただいても心配がない状態にしておくことが重要だと思います。

―― REGZA Tabletには、具体的にはどのようなソリューションを導入しているのでしょうか。

Photo デスクトップのショートカットをクリックすると、最新版のMcAfee WaveSecureがインストールできる

櫻井氏 REGZA Tabletを購入すると利用できるのは、マカフィーさんの「McAfee WaveSecure」という製品です。ダウンロード用のショートカットが用意されていて、そこから最新版を入手していただくことで30日間無料でご利用いただけ、継続して利用を希望される場合は有償版へのアップグレードをご案内します。WaveSecureは、紛失や盗難に備えて端末内の情報を保護するサービスですが、大切な写真などのバックアップなどにもご利用いただけます。

 また、WaveSecureの機能に興味を示されたユーザーさんには、McAfee Mobile Securityもご案内するようにしています。こちらもまずは30日間有効の無料トライアル版をダウンロードしていただき、継続して利用したい場合は1ライセンス2980円で1年間契約していただくことになります。Mobile Securityを導入していただくと、紛失・盗難だけでなく、ウイルス(マルウェア)やフィッシング詐欺などにも対応可能になります。

決め手はモバイル業界での実績

―― セキュリティ対策アプリを提供するベンダーはマカフィーのほかにもありますが、REGZA TabletにMcAfee WaveSecureを採用した理由はなんでしょうか。

櫻井氏 REGZA Tabletのためのセキュリティ対策アプリを選ぶ際に重視したのは「経験」です。マカフィーさんは実績があるので安心感がありました。実績というのは何かというと、モバイル業界での実績です。具体的にはNTTドコモさんの「セキュリティスキャン」というケータイ向けのサービスにマカフィーさんの技術が採用されていた点が大きかったですね。また、ソフトバンクモバイルさんがマカフィーさんの製品を導入されたとの発表もあり、Android向けのセキュリティ対策アプリに関しては一番進んだメーカーだと感じました。

 技術的な部分の信頼性が高いこともポイントでした。例えばケータイの場合、通話中にウイルススキャンが始まって、電話が切れたりしたら大きな問題になります。そういうことが起こらないよう、細かな部分の技術的な経験などもお持ちだったので、他社に先行してモバイル機器向けのサービスを手がけてきた強みがあると思いました。例えばWaveSecureのバックアップは端末の充電中に行います。言葉で聞くと当たり前のように思うかもしれませんが、こうした細かな配慮も先行して開発をしてきた経験があるからこそできるものだと思います。

 またアプリそのものの開発が他社より最も進んでいたことも、マカフィーさんの製品を選んだ理由の1つです。REGZA Tabletの企画をしていた時点では、タブレット端末向けの製品はマカフィーさんだけが手がけていたような状態でした。スケジュール的に、製品の発売に間に合う形で提供できそうなのがマカフィーさんしかなかったとも言えます。

 欲を言えばMcAfee Mobile Securityが利用できる状態で販売したかったのですが、こちらはアップグレードでの提供となっています。まずは無料で安心な環境をお試しいただいて、必要性を感じていただければ継続してご利用いただけるようになっています。

       1|2 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.


提供:マカフィー株式会社
アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2011年9月7日

アクセストップ10

最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2024年