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» 2011年10月19日 14時45分 UPDATE

グーグル、「Android 4.0」発表――UI、カメラ、ブラウザなどを一新

グーグルが、スマートフォンとタブレット向けのAndroid OSの新バージョン「Android 4.0」の詳細を発表した。ユーザーインタフェースは何が変わったのか。どんな新機能があるのか。主な進化点をまとめた。

[田中聡,ITmedia]

 グーグルが10月19日、Android OSの最新バージョンである「Android 4.0」の新機能を発表した。

 コードネーム「Ice Cream Sandwich」で知られていたAndroid 4.0は、スマートフォンとタブレットに向けた新しいOS。現在のAndroid OSはスマートフォン向けはAndroid 2.x、タブレット向けは主にAndroid 3.xが提供されているが、Android 4.0以降のOSは統合される。Android 4.0搭載の初号機としてSamsung電子製の「GALAXY Nexus」が発表されており、日本ではドコモから「GALAXY NEXUS SC-04D」が11月に発売される予定。

 Android 4.0では、ホーム画面をはじめとするUI(ユーザーインタフェース)、ブラウザ、カメラなどでさまざまな機能拡張がなされているので、その一部を紹介しよう。

 ホーム画面にはAndroid 3.xのUIが取り込まれている。戻る/ホーム/タスクボタンが画面下部に並び、物理キーを使わずに操作できる。物理キー用のスペースを省けるため、大画面化に貢献するものと思われる。実際、GALAXY S Nexusも4.65インチの大型ディスプレイを搭載している。

 ウィジェットもAndroid 4.0用に最適化しており、Gmailのプレビュー表示やYouTubeのサムネイル表示などが可能。アプリ一覧ではアプリとウィジェットが個別に一覧表示される。スムーズにアプリを切り替えられるよう、画面右下のタスクボタンをタップすると、最近使ったアプリが一覧表示される。ここで任意のアプリを選んでスワイプさせると一覧から消える。また、通知バーに表示される内容も、任意の項目をスワイプすることで個別に消去できる。ロック解除画面では新たに顔認証を採用し、あらかじめ登録した顔を写すことでロックを解除できる。

photophotophotophoto シンプルなロック解除画面(写真=左端)。ホーム画面下部に戻る/ホーム/タスクボタンが設置されている(写真=左中)。Android 4.0に最適化されたウィジェット(写真=右中)。最近使ったアプリ一覧(写真=右端)
photophotophotophoto スケジューラーのウィジェット(写真=左端)。アプリとウィジェットが個別に一覧表示される(写真=左中)。ロック解除画面からカメラを起動したり、通知バーを見たりできる(写真=右中)。顔認証によるロック解除も可能になった(写真=右端)

 ブラウザも進化した。タブは大きなサムネイルで表示され、上下スクロールで切り替えられる。ここで任意のサムネイルをスワイプすると、タブが個別に削除される。スマートフォン向けサイトをPC表示(desktop site)に切り替えたり、オフラインでも閲覧できる画面メモ機能も実装した。レンダリングの性能も向上し、「V8 Benchmark Suite」ではAndroid 2.3のブラウザに比べて220%高いベンチマークスコアを得られたという。

photophoto タブのサムネイルが大きく表示されるブラウザ(写真=左)。右上のボタンからサブメニューを表示させる。PC向けページの表示や画面メモも可能(写真=右)

 設定ではデータ通信量を確認できる項目が新設されており、毎月のデータ量を手動で制限することができる。アプリケーションごとの通信量も確認可能だ。

photophoto データ通信量を細かく設定、管理できる

 シャッターチャンスを逃さず撮影できるよう、ロック解除画面のカメラアイコンに向けて左にフリックするだけでカメラが起動する。ズームは画面下部のスライダーから調節できる。シャッタータイムラグのない素早い撮影やコンティニュアスフォーカス、ワイドな写真を撮れるパノラマ撮影も可能。撮影した写真を表示させると、GmailやTwitterなどのアイコンが現れ、タップするだけで簡単にメール添付や投稿ができる。

photophotophotophoto 静止画の撮影画面(写真=左端)。各種アプリのアイコンから簡単に写真をアップロードできる(写真=左中)。スライダーを使ってズームする(写真=右中)。写真の編集画面(写真=右端)
photophoto 横長のパノラマ写真も撮れる

 動画撮影はフルHD(1920×1080ピクセル)サイズの撮影、コンティニュアスフォーカス、録画中のズームやスナップショット撮影、早送り表示などをサポートする。

 ギャラリーアプリも使いやすく進化。サムネイルが大きく表示され、撮影時間、場所、人、タグなどからアルバムを作成できる。写真の回転、赤目軽減、エフェクト追加などの編集も行える。

photophoto ギャラリーからも写真を編集できる(写真=左)。サムネイルが大きく表示される(写真=右)
photophoto 撮影場所や人などからアルバムを管理できる

 このほか、物理キーを用いたスクリーンショット、オーディオファイルとしてメッセージを受け取れる「ビジュアルボイスメール」、SNSとも連携した「people」アプリ、NFCを利用して各種データやGoogle マップの地図、アプリからAndroid マーケットのリンクなどを送信できる「Android Beam」も搭載される。

photophotophoto メールのあて先欄から連絡手段を切り替えられる。Gmailで連絡を取っている相手に電話をかけたりSMSでメールを送ったりできて便利だ(写真=左)。よく連絡を取る相手を簡単に呼び出せるウィジェット(写真=中)。電話の発信画面(写真=右)
photophotophoto 発着信履歴には顔写真も表示されて見やすくなった(写真=左)。ビジュアルボイスメールも利用可能。途中で早送りや巻き戻しできるのが便利だ(写真=中)。電話がかかってきたときに、「今は出られません」「後でかけ直します」などの簡単なメッセージをワンタッチで送信できる(写真=右)
photophoto SNSサービスとの連携も可能な「people」アプリを新たに用意する
photophoto NFCを用いた通信によりデータを共有できる

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