写真と動画で解説する「F-02D」ハイスペックケータイはまだ健在(2/2 ページ)

» 2011年10月25日 19時40分 公開
[Sho INOUE(K-MAX),ITmedia]
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 カメラの基本仕様はF-09Cのものを継承しており、約1630万画素のソニー製裏面照射式CMOSセンサー「Exmor R for mobile」と富士通独自の画像処理エンジン「Milbeaut Mobile」を組み合わせたもので、3D静止画撮影にも対応している。動画撮影における強化点として、動画を2倍速で収録する「クイックモーション」、画像に各種エフェクトをかける「アートカメラ」が利用可能になった点が挙げられる。なお、インカメラは非搭載となっている。

photophoto 本体を右にふる方式での3Dカメラ撮影はF-09Cに引き続き可能(写真=左)。撮影した3D映像は撮影後、その場で確認することも可能。動画撮影ではスローモーションに加えてクイックモーションが設定可能に(写真=右)

 ワイヤレス機能も充実している。IEEE802.11b/g/n規格に準拠した無線LAN機能を内蔵していて、クライアントはもちろん、アクセスポイントの機能にも対応している。クライアントモードでは、富士通独自のデータ交換機能である「F-LINK」、DLNAクライアント・サーバー機能である「ホームメディア」、キヤノンやエプソン製プリンターでの「無線LANプリント」に対応している。アクセスポイント機能は従来通り、最大4台まで同時接続できる。簡易接続設定はクライアント、アクセスポイント両モードともにWPSとAOSSに対応している。Bluetoothの仕様はVer.2.1 with EDRに準拠した。

photophotophoto 無線LAN機能はクライアント、アクセスポイント両対応。F-LINKやホームメディア(DLNA)にも対応している(写真=左、中)。BluetoothはHSP、HFP、A2DP、HID、DUN、OPP、SPP、BIP、HDPの各プロファイルに対応している。ワイヤレスキーボードの利用やヘルスデバイスとの連携もできる(写真=右)

 CPUの速度向上などを受け、電池パックの容量は1000mAhと、F-09Cよりもわずかながら増量されている。IPX5/7等級の防水性能とIP5X等級の防塵性能を有している影響で、microSDカードはバッテリーを外して取り替えるようになっている。また、今までの富士通製端末はトレーにSIMカードを乗せて押し込み、取り出すときはトレーを引っ張り出す形態だったが、microSIM(ドコモminiUIMカード)を採用したF-02Dでは、カードを直接押し込みもう一度押して取り出す形態に変更されている。

photophoto 電池パックは1000mAhの「F22」を採用している。F-09Cの「F18」と比べると40mAh増量され、出力上限電流も0.1Ah向上した。なお、F22とF18は形状、出力電圧が全く同一で使い回しができそうだが、説明員によると「保証はできない」という(写真=左)。バッテリーを外すとmicroSDスロットとmicroSIMスロットがある。microSIMに変更された影響か、長年続いてきたトレー式をやめて直接挿入する方式になった(写真=右)
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