写真で解説する「GS02」ホームUIや省エネ機能をチェック(2/2 ページ)

» 2011年11月24日 22時38分 公開
[田中聡,ITmedia]
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 大容量バッテリーを積むだけでなく、ソフトウェアで消費電力を制御する「省電力モード」を用意した点も注目したい。これをオンにすると、Wi-FiとBluetooth、アニメーション表示や入力時のバイブがオフになる。さらに画面タイムアウトが15秒、輝度が最も低く設定されるほか、バックグラウンドデータもオフになる。これらの項目を個別に設定できる一覧のようなものは用意されず、例えば「省電力モードに設定後もWi-Fiはオンにしたい」という場合は、Wi-Fiだけをステータスパネルなどから個別に設定する必要がある。省電力モードを再びオフにすると、すべての設定が元に戻る。イー・モバイルによると、省電力モードを設定することで、通常時よりも46%多く節電できるという。

photophotophoto 「省電力モード」はワンタッチでオンとオフを切り替えられる

 日本語入力システムには富士ソフトの「FSKAREN」を採用。テンキーのフリック入力やQWERTYキーボードを使った入力はもちろん、平仮名、漢字、記号などの手書き入力も可能。手書きの入力欄を2つにすることもできる。短時間だが手書きの変換精度は良好だと感じた。記号や顔文字を呼び出せる専用のキーも用意されている。テンキーモードではフリックのほかにトグル入力と2タッチ入力も可能だ。ちなみに、FSKAREN(FSKAREN for Android)はAndroid マーケット(外部リンク)で配信されており、内蔵していない機種でも購入できる。価格は980円。

photophotophotophoto FSKARENのテンキー(写真=左端)。フリック入力も可能(写真=左中)。左上から2つ目のキーから、記号や顔文字を呼び出せる(写真=右中、右端)
photophotophotophoto 平仮名、漢字、記号などを手書きできる。1画面に2文字分の入力欄を表示することも可能
photophotophoto キーボードの設定。テンキーモードではフリック、トグル、2タッチ入力を選べる
photophotophoto キーボードのテーマも選べる(写真=左)。変換設定(写真=中)とキー操作設定(写真=右)

 カメラは約800万画素CMOSのアウトカメラと、約30万画素のインカメラを装備。複数の露出で撮影した写真を合成するHDR(ハイダイナミックレンジ)撮影にも対応しており、明暗差の大きい環境でも白飛びや黒つぶれを押さえて撮影できる。なお、端末単体で撮れるスクリーンショット機能は搭載していない。

photophotophoto カメラのUIはAndroidの標準的なもの(写真=左)。MENUキーからサブメニューを呼び出せる(写真=中)。HDR機能も搭載(写真=右)
photophotophoto 最大720pの動画を撮影できる(写真=左)。ポスタライズや白黒反転などのエフェクトも利用できる(写真=中、右)

 メモリはROMが4Gバイト、RAMが512Mバイト。内蔵ストレージは写真や音楽を保存する「内部SDカード」と、アプリを保存する「内部メモリ」に分かれている。初期状態では内部SDカードが2.03Gバイト、内部メモリが801Mバイトだった。このほか、国際ローミング(3G+GSM)に対応するほか、SIMロックがかけられていないので、海外でも活躍するだろう。

photophotophotophoto シャープやHTC製端末でもおなじみだが、電源キーの長押し→サブメニューから「再起動」ができる(写真=左端)。アプリ保存用の内部メモリは801Mバイト(写真=左中)。Androidのバージョンは2.3.5(写真=右中)。技適マークはソフトウェアで表示できる(写真=右端)

 GS02にはデュアルコアCPUやHD液晶など突出したスペックは少ないが、国内最大容量のバッテリーと、追加料金なしで利用できるテザリングは大きな魅力。「Pocket WiFi S II」や「Sony Ericsson mini」などポータブルWi-Fiルーターとして(どちらかというと)2台目需要を狙ったモデルとは異なり、GS02は“1台目”としても十分活用できるモデルといえる。

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