第4回 ホーム画面は使いやすい? “MOTOBLUR”の使い勝手は? ――「MOTOROLA PHOTON ISW11M」「MOTOROLA PHOTON ISW11M」の“ここ”が知りたい

» 2011年12月08日 22時41分 公開
[平賀洋一,ITmedia]
photophoto 「MOTOROLA PHOTON ISW11M」

質問:ホーム画面は使いやすい?

 最近のAndroidスマートフォンは同じOSを搭載していても、メーカーやキャリアごとに独自のユーザーインタフェース(UI)を組み込んでいる場合があり、それぞれ使い勝手が違うことがある。MOTOROLA PHOTON ISW11Mも独自のUIを採用しているが、「HTC Sence」のように見た目も動きも大きく手を入れたUIと比べると、AndroidもともとのUIに近い。

photophotophotophoto 左から、ロック解除画面、ホーム画面、メニューボタンを押したところ、ホームボタン長押しで表示するホーム画面のサムネイル

 ただ、いくつか気になるところもあった。まず、Android 2.xを搭載するほとんどのスマートフォンは、ホームボタンを長押しすると「起動中のアプリ一覧」が表示されるが、ISW11Mではホーム画面のサムネイルを表示。起動中アプリを終了するには、後述のタスクマネージャを起動する必要がある。

 その代わり、というわけではなさそうだが、設定メニュー内の「ダブルタッチホームの起動」から、ホームボタンを2度押しした場合に起動するアプリを設定できる(残念ながら起動中のアプリ一覧は設定できない)。

photophotophotophoto 左から、ホームボタン2度押しで起動する機能の選択画面、通知画面、プロフィールの選択画面、派手なエフェクトのウィジェット編集画面

 通知画面はシンプルなもので、無線関係の切り替えはウィジェットで行う。そのほか、設定した壁紙などUIのパターンを記憶できる「プロフィールの選択」は便利だと感じた。使い勝手に左右する面ではないが、ウィジェットの編集画面のエフェクトが派手で印象に残った。

photophoto 横画面にしたホーム画面(写真=左)。キックスタンドを起こすと、横画面用のUIやギャラリーが起動する(写真=右)

photophoto メーカーアプリとしてファイルマネージャ(写真=左)と、タスクマネージャ(写真=右)がインストールされている。Androidの使いこなしにはファイラーと端末のタスク管理アプリが必須なだけに、プリインはうれしい

質問:“MOTOBLUR”って便利?

 1つのアプリではないが、ISW11Mには「MOTOBLUR」というソーシャルサービスのためのプラットフォームが採用されている。MOTOBLURは、利用しているSNSの更新情報をウィジェットなどでリアルタイムに表示し、わざわざアプリを起動しなくても、SNSのタイムラインを確認できるようにする仕組みだ。

 スマートフォンで複数のSNSを使うには、ブラウザやアプリを切り替えてる必要があり、他メーカーでは複数のSNSをまとめて利用できるアプリを用意している場合もある。MOTOBLURは登録したSNSのタイムラインや友人の情報を、ホーム画面(ウィジェット)や連絡先(アドレス帳)、ピクチャーギャラリーなど、基本的なAndroidアプリと統合して利用できる点が興味深い。

photophotophoto アカウントが登録できるサービスの一覧(写真=左)。初期状態で各SNSのタイムラインやピクチャーを表示するウィジェットが設定されており、ホーム画面を見るだけで最新の投稿を確認できる(写真=中央)。アドレス帳にはSNSのアカウントが一気に登録される。サービスの違いを気にすることなく、直接コンタクトが取れる(写真=右)

 登録できるサービスは、FacebookやTwitterなどの定番サービスに加えて、海外で普及しているLinkedInやOrkutなど。グローバルモデルゆえか、mixiやモバゲー、グリーなど国産SNSが対応していないのが残念だ。

 各SNSの違いを意識せず、横断的に利用できるのは非常に便利。しかし、端末を使うたびに大量のタイムラインや投稿された書き込みを目にすることになるので、ちょっとうっとうしく感じることもった。いきなりたくさんのサービスを登録するのでなく、よく使うサービスから順に登録して自分に合った使い方を探るのがいいだろう。

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