当日、待ちあわせの場所に早く着いてしまったので、彼女が来る前に周囲の風景撮影で軽く肩慣らし。スマートフォンはポケットから取り出してサッと撮れるから、スナップ撮影には本当に便利だ。ホーム画面にあるカメラアイコンにタッチしてカメラを起動。シーン設定はデフォルトで「シーン自動検出」になっているので、そのままシャッターボタンをタップするだけで次々に撮影ができる。ズームはデジタル5倍ズームに対応していて、ズームしたいときは画面上で指を左右にスライドさせるだけでOK。ちなみにズーム操作は、端末側面の音量ボタンを使っても操作できる。
彼女と合流して公園へ移動し、早速いろんなシーンを写真に収めてみた。撮っていて気づいたんだけど、102SHのカメラはケータイのカメラにありがちな“タイムラグ”がほとんど感じられない。シャッターボタンをタップしてから実際にシャッターが切れるまで待たされないし、設定で自動保存設定をONにしておけば次々に写真が撮れる。試しに彼女にも撮ってみてもらったんだけど、軽快に撮れるのはもちろん、タッチで直感的に操作できる分だけ、「普通のカメラよりも使いやすいかも」とご満悦だ。
102SHにはいくつかのオートフォーカス(AF)モードがあるのだけど、起動時には「顔優先AF」が選択されているはずだ。普段の撮影は、このモードでほとんどOKだと実際に使ってみて思った。
顔優先AFでは、例えば撮影中に彼女が動いても、再び彼女の顔にピントを合わせてくれる。被写体が人物でない場合は、ピントを合わせたい部分をタッチすればそこにピントが合うので、そうやって撮ればいい。シンプルな使い勝手で、シーンに応じたピント合わせができるというわけだ。
あと、動きのある被写体を撮るときに便利なのが、連写機能だ。カメラの設定にある「カメラ切り替え」で「連写カメラ」を選ぶと、この機能が使える。連写した複数枚の写真から好きな写真だけを残せる「ベストセレクト」機能もあって、タップ操作で簡単に良い写真を保存していける。
ランチは公園近くのカフェへ。かなり暗かった店内でも、料理の写真は思いのほか鮮明に撮影することができた。撮った写真をその場ですぐにSNSやオンラインアルバムにアップロードできるのは、普通のカメラにはないスマートフォンならではの楽しみのひとつだけど、102SHではさらに、アップロードする前にちゃちゃっと写真の修正までできてしまう。
写真を撮ったらそのまま「ピクチャー」アプリを開いて、写真をアップロードしやすいサイズにリサイズ。「画像編集」で画像を補正したり、写真に直接落書きしたりして写真の送り先を指定すれば、修正した写真をアップロードできる。ちょっとくらい失敗してもその場でリカバリーできてしまうし、自分の好みの雰囲気に写真をちゃちゃっと変身させられるのがすごい! しかもULTRA SPEED対応だから、アップロードの時間もあっという間。今ごろSNSを見た友達が、おいしそうな料理にお腹を鳴らしているに違いない。
ランチのあと再び公園に戻って、今度はムービー撮影も試してみた。102SHのカメラは1920×1080ドットのフルHD画質でのビデオ撮影にも対応。1秒間30フレームのなめらかでキレイな動画を撮影できる。写真同様、撮った動画をYouTubeにアップロードするといったネットサービス連携も簡単だ。
さて、そんな風に撮影を楽しんでいたら、だんだんと日が暮れて暗くなってきた。ちょっとオシャレに撮ってみようと、撮影モードの中にある「シルエット」なんかも試してみた。
デートの最後に、買い替え前のケータイカメラではあまり撮る気にならなかった、“夜景と彼女のツーショット”にも挑戦してみたんだけど、「ホントにスマホの写真?」と彼女もびっくりするぐらいキレイに撮れて大満足。これならコンパクトカメラを持ち歩かなくても大丈夫と、実感した瞬間だった。
あと、単に写真をキレイに撮れるだけじゃなくて、撮った写真をスマートに整理する機能が充実しているのも、102SHのうれしい点。例えば、カメラの個人検出機能と連動することで、彼女の写真だけを集めたアルバムが自動的にできてしまう。
102SHでは、カメラの設定にある「個人/ペット検出」で人物の顔を登録しておくと、その人物を検出した写真が自動的にピクチャーの「人物」コーナーに分類される。僕の端末には彼女の顔が登録されていているので、「あや」という彼女の人物フォルダに彼女の写真が自動的に集まってくる。このほか、写真を撮った場所のGPS情報をもとに地図の上に写真を表示できる機能もあって、これもいろんな場所で撮りためると楽しそうだ。
いかがだったろう? 102SHはデジタルカメラの替わりとして使えるだけじゃなく、写真の新しい楽しみをぐっと広げてくれる。僕のような写真好きにとってはまさに理想の端末だ。スマートフォンの購入を考えているなら、一度、店頭で触ってみることをオススメする。
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アイティメディア営業企画/制作:ITmedia +D 編集部/掲載内容有効期限:2012年1月15日