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» 2011年12月20日 18時08分 UPDATE

荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ:光学式手ブレ補正が素晴らしい「AQUOS PHONE SH-01D」、でも“打率”に不満 (1/3)

シャープのスマートフォン「AQUOS PHONE SH-01D」は、光学式手ブレ補正対応の1210万画素CMOSカメラを備えるほか、裏面照射型CMOSセンサーを採用している。ブレずに高感度の写真を撮れるのか。さっそくチェックした。

[荻窪圭,ITmedia]

 いやあ、とうとうここまで来たかあ、と感慨深いドコモのシャープ製スマートフォン「AQUOS PHONE SH-01D」。スマホのカメラの画質が上がってきた今、本職デジカメがスマホに勝てるのは光学ズーム、明るいフラッシュ、光学式手ブレ補正くらいと言われている中、とうとう光学式手ブレ補正搭載スマホが登場してその一角を崩したのだ。

 従来の電子式手ブレ補正と違って効果が強力だし、画質の劣化がないから常にオンにしておいてOK。シャープの従来型電子式手ブレ補正は「基本がオフだった」こともあり、手ブレに悩まされてた人も多かろう。

photophoto 最近の流行で、薄くて大画面で軽い「AQUOS PHONE SH-01D」。サイドのシャッターキーはなくなり、音量調節と電源キーだけが中央に小さくまとまってる。電源キーは即座にスリープさせたいときによく押すので、もっとでかくて目立たせるべきだと思うのだけど(写真=左)。カメラは一見他のスマホと変わらないのだが、実は光学式手ブレ補正機構付き。レンズはF2.5。撮像素子は1/3.2インチで1210万画素の裏面照射型CMOSセンサー(写真=右)

 実際はどうか。使ってみた感想からいえば、光学式手ブレ補正は効きます。けっこうアバウトに撮っても高い確率で手ブレしない写真を撮れます。これはよし。もう1つの注目はずっとCCDを使ってきたシャープが、とうとう裏面照射型CMOSセンサーを採用したこと。

 シャープは自社では裏面照射型CMOSセンサーを作ってないので、センサー部は他社のものとなる。使ってみた感想からいえば、ソニー製じゃあないと思う。

 そんなわけで、まずは画質チェックから行くべし。

手ブレは補正されるが高感度時の絵はあとひとがんばり

 何はともあれ黄色い滑り台から。

photo いつもの滑り台

 ディテールもけっこうちゃんと描写されてて、木の枝も破綻ない。ただ右の方が白っぽくて左下をよく見ると白い輪っかが出てる。太陽がちょうど右手にあるわけで、横からレンズに当たった太陽光がヘンに反射して悪さしてるのだ……というか悪いのは太陽ではないのだけど。

photo 松の枝もちゃんと描写されてて素晴らしいあずまや

 あずまやの写真はきれいな順光なのでそういうこともなく、松の枝もきれいに描写されてる。

photo 縦位置で東京タワーを芝公園あたりから狙ってみた

 もう1つ青空ものを。青空に映える東京タワー。ディテールがこれだけきれいに撮れてればデジタルズームもいけるんじゃないかと、思い切り拡大してみた。

photo デジタルズームを最大で。かなり拡大してるのでディテールはつぶれてるけど

 まあ当然絵は荒れるけれども、くの字型に曲がったままの先端もしっかり見えます。多少ならデジタルズームをかけても問題なし。

photo 近づけなかったのでちょっとだけデジタルズーム。このくらいなら気にならない

 よく晴れた日はきれいに写るので、調子に乗ってあと2枚。

photophoto 増上寺にて。朱も空のアオも緑もほどよい感じに出てる。ディテールの描写力は高い(写真=左)。いちょうの黄色が青空に映えていい感じ(写真=右)

 基本、シーン自動認識オートで撮影。レンズは広角目(29mm相当)で絞り値はF2.5固定。銀杏の写真なんかすごくきれいに撮れてる。ただ、晴天下はかなり画面が見にくい。画面の明るさを自動調整にしたり、エコバックライトコントロールをオンにしたりしたが、表面がテカテカしてるので周りの風景を反射しちゃうのだ。これはよくない。

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