KDDI、家庭向け無線LANアクセスポイント「Wi-Fi HOME SPOT」を2月14日から提供

» 2012年01月16日 23時41分 公開
[園部修,ITmedia]

 KDDIは1月16日、au携帯電話のユーザーを対象に、自宅の有線ブロードバンド回線に接続できる無線LANアクセスポイントを貸し出す宅内向け無線LANサービス「Wi-Fi HOME SPOT」を発表した。2月14日からサービスを提供する。

 Wi-Fi HOME SPOTは、光ファイバー(FTTH)やケーブルテレビ(CATV)、ADSLなどの有線ブロードバンド回線に接続できる無線LANアクセスポイント「HOME SPOT CUBE」を貸し出すことで、auスマートフォンやさまざまなWi-Fi対応機器を安価にWi-Fi接続できるようにするサービス。通常は月額525円のサービスだが、2012年5月31日までに申し込むと、月額105円の割引が契約期間中適用される。またISフラットもしくはプランF(IS)シンプル、プランF(IS)に加入したau契約があれば、月額420円の割引が適用される。つまり5月31日までに申し込み、ISフラットやプランF(IS)などに加入していれば、月額料金は実質無料でHOME SPOT CUBEが借りられる。

PhotoPhoto HOME SPOT CUBEは、縦68×横68×高さ72ミリのコンパクトなキューブ型アクセスポイント。アクリルパーツを採用し、リビングなどに飾っておくこともできるデザインだ
PhotoPhoto 上部にはWPSや「かんたん接続」に利用するスイッチを用意。au Wi-Fi接続ツールアプリがプリインストールされたauのAndroidスマートフォンでは、ボタンを押すだけで接続設定が完了する

 HOME SPOT CUBEは、シンプルなデザインのプラネックスコミュニケーションズ製アクセスポイントで、その名の通り立方体(厳密にはやや縦長の直方体)のボディが特徴。本体上部のボタンを押すことで、ワンタッチでWPSによる簡単設定が利用できる。またauのAndroidスマートフォンであれば、専用アプリ「au Wi-Fi接続ツール」からボタンを押すだけでWi-Fiの初期設定が可能だ。IEEE802.11a/b/g/nに対応しており、2.4GHz帯だけでなく、5GHz帯での通信もサポートする。

 なおWi-Fi HOME SPOTは、「FON」のように他のユーザーにも無線LANを開放するような機能はなく、あくまでもユーザーが自宅のブロードバンド回線に接続してユーザーのみが利用できるサービスだ。申し込みはauショップ、PiPitおよびau取扱店で受け付ける。

 合わせてauユーザー向けの公衆無線LANサービス「au Wi-Fi SPOT」のサービスも改善。スポット数は3月末までに10万を達成する見込みだ。au Wi-Fi接続ツールを利用することで、au IDを持っていればスマートフォン以外のPCやタブレットなども無料で接続可能にするほか、3月下旬以降には「Windows Phone IS12T」でもサービスが利用できるようになる。また北米、アジア、欧州など、海外約100カ国でも、提携した公衆無線LANサービスが利用可能になる予定だ。

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