Android™ 4.0とシャープが出会うとどうなる?――「AQUOS PHONE SoftBank 104SH」の使い勝手を徹底解剖する(2/2 ページ)

» 2012年02月20日 09時45分 公開
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カメラのUIや「スマートファミリンク」にも、シャープらしさが光る

 標準のAndroidは、カメラのUIが残念ながらあまり洗練されていない。これはAndroid 4.0でも同じで、パノラマ撮影などの機能は加わったものの、1つ1つのアイコンが何を指しており、どのボタンを押すとどんなメニューが現れるのかが、少々分かりづらいのが難点だ。その点、ケータイ時代からカメラ機能に定評のあったシャープが手がける104SHは、カメラの使い勝手にきちんと手が加えられている。

 左側に「シーン」「サイズ」「フォーカス」「タイマー」「設定」というアイコンが並んでいるが、アイコンだけでなく文字も書かれているため、どのボタンを押せばいいのかが一目で分かる。使用頻度の高そうな機能だけが一番上の階層に置かれており、そのほかは設定の中にあるというように、“多機能だが項目が整理されているため操作もしやすい”のが特徴だ。シーン自動検出や手ブレ補正、個人/ペット検出といった、シャープ製スマートフォンでおなじみの機能が継承されているのもうれしい。魚眼カメラやミニチュアライズカメラといった機能も搭載しており、またQRコード読み取りなどに標準で対応しているのも特徴だ。


photophoto アイコンの説明がきちんとあり、設定がしやすいカメラのUI(写真=左)。魚眼カメラやミニチュアライズカメラといった機能も備える(写真=右)

 撮った写真は、Android 4.0標準の「ギャラリー」に加えて、シャープ製の「ピクチャー」というアプリでも表示できる。Android 4.0ではギャラリーのUIも大きく改善されて、写真のサムネイル1枚1枚が大きく、レイアウトが大胆になった。単に見た目が美しいだけでなく、サムネイルのままでも写真の内容が分かりやすいという実用面でのメリットもある。このほか、写真の編集機能もギャラリーから呼び出すことが可能だ。

 一方で、シャープ製のピクチャーというアプリは、従来から同社のAndroid端末に搭載されてきたものである。「すべて」「人物」「イベント」「地図」という4つの方法で写真を整理できるアプリで、Picasa™やYouTube™などとも連携する。撮った写真をざっと見ていくならギャラリー、細かく整理していくならピクチャーといったように、特徴に応じて使い分けるといいだろう。


photophoto ギャラリーはサムネイル1つ1つが大きく表示され、デザイン性と視認性が向上した(写真=左)。シャープ独自のピクチャーアプリも搭載する。写真の整理がしやすいのが特徴(写真=右)

 動画撮影については、1920×1080ドットのフルHDに対応している。こちらのUIもカメラと同様、設定項目が分かりやすい。そして、撮った写真や動画は「スマートファミリンク」の機能で、AQUOSなどのテレビやレコーダーと共有できる。このスマートファミリンクは、DTCP-IPに対応したクライアントでもあり、AQUOSブルーレイなどに撮りためた著作権保護がかかった映像を、104SH側で再生することも可能だ。このような家電連携機能も、標準のAndroid 4.0には備わってない104SHの独自性といえるだろう。


photophoto 動画は1080pのフルHDに対応している。UIが分かりやすいのは写真撮影と共通(写真=左)。「スマートファミリンク」で写真や動画などを簡単にテレビと共有できる(写真=右)

電話やメール、省電力などベーシックな機能にも独自のカスタマイズが

 電話やメールといった利用頻度の高い基本機能も、Android 4.0をベースにシャープが独自のカスタマイズを加え、さらに使いやすくなっている。例えば、電話着信時の画面では、「応答」ボタンが画面中央に大きく表示される。標準のAndroid 4.0では中央のボタンを電話のアイコンに向かってフリックさせる仕様なのだが、パッと見では何をすればいいのか分かりにくい。104SHならば、中央の応答ボタンが真っ先に目に入り、矢印の方向にスライドすればいいことが直感的に分かるだろう。また、「クイック返信」機能にも対応しており、電話に出られない時はツータッチであらかじめ設定した文言のSMSを返信できる。SMSは今ならキャリアに関係なく送信できるため、一時的に電話に出られない時の連絡手段として重宝するだろう。


photophoto 着信中には「応答」ボタンが大きく表示され、操作が分かりやすい(写真=左)。クイック返信の内容は、「設定」→「通話」→「クイック返信」であらかじめ編集できる(写真=右)

 「電話帳」や「S!メール」の起動中には、画面上にアクションバーと呼ばれるメニューが表示される。ここでは、アプリのトップ画面に移動したり、コピーや編集などのよく使う項目を選択することが可能だ。アクションバーとは、Android 4.0から加わった機能で、設定メニューがあることを分かりやすくするために、画面上部または下部に設けることができるツールのこと。ブラウザやGmail™アプリなどのUIにも、アクションバーが用いられている。104SHの電話帳やS!メールはAndroid標準のアプリではないが、Android 4.0のいい部分を独自アプリにうまく取り込んだ一例といえるだろう。


photo S!メールアプリなど、Android 4.0標準のアプリ以外にもアクションバーのUIが踏襲されている。


 ここまで見てきたように、104SHは、最新のAndroid 4.0をベースにしながら、ユーザビリティを高める工夫が随所に盛り込まれている。Android搭載スマートフォンに慣れ親しんだユーザーに新たな発見があるのはもちろんのこと、初心者にも親しみやすい1台に仕上がっているといえるだろう。

 先進性と使い勝手を、バランスよく両立させたスマートフォン――。それが、AQUOS PHONE SoftBank 104SHなのだ。

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