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» 2012年02月22日 08時20分 UPDATE

「Xperia NX SO-02D」の“ここ”が知りたい:第5回 「POBox Touch 5.0」で何が変わった? 手書き入力の精度は?――「Xperia NX SO-02D」

携帯電話では文字入力の操作性も重要だ。ソニー・エリクソン製の「Xperia NX SO-02D」では、スマートフォン向け日本語入力システム「POBox Touch」が5.0にバージョンアップしている。今回はPOBox Touch 5.0の新機能を中心に調べた。

[田中聡,ITmedia]
photophoto ソニー・エリクソン製の「Xperia NX SO-02D」。ボディカラーはBlackとWhiteの2色
※記事中のXperia NXは試作機のため、製品版とは仕様が異なる場合があります。

質問:手書き、キーカスタマイズ……日本語入力の新機能はどう?

 「Xperia NX SO-02D」に採用されている日本語入力システムは「POBox Touch 5.0」(以下、5.0)。従来のXperiaシリーズで利用できる最新版「POBox Touch 4.3」(以下、4.3)から機能向上が図られている。

 新たに利用可能になったのが手書き入力だ。文字種キーの長押しで表示される入力方法の一覧から、右下にある手書き入力のアイコンを選ぶと、画面中央に手書き入力用のスペースが現れる。手書き入力できるのは平仮名と英数字のみで、漢字は入力できない。漢字を変換するには、平仮名を入力してから変換候補を選んでいく。漢字を直接入力できないのは不便に感じるかもしれないが、手書き入力の認識が速く、速記する感覚で入力してもしっかり追従するのでストレスを感じなかった。入力スペースは1文字分なので指の移動量が少ないのも良い。ただし、平仮名と英数字を入力する場合、文字種キーから、かな/英数モードを切り替える必要がある。例えば「2月22日」と入力する場合、「2」は英数モード、「月日」はかなモードで入力する必要がある。文字種切り替えを考えずに入力できれば、なお良いと感じた。

photophotophoto 文字種を手書きに切り替えれば手書き入力ができる(写真=左端)。平仮名を入力して変換する。連続で書き込んでもOKだ(写真=中、右)
photophotophoto 英数モードに変更すれば、英数字の手書き入力も可能。筆記体も認識した

 5.0では「キーボードカスタマイズ」という設定も追加されており、QWERTYキーボードの数字キーの下に表示される記号をカスタマイズできる。4.3にも「アシスト記号変更」という設定が用意されていたが、ここに登録できる記号は、ローマ字入力用のキーボード下にある4つのスペースみ。5.0ではこの設定を一新し、QWERTYキーの数字モードにて、数字キーの下に表示される記号を変更できるようになった。設定はPOBox Touchの「ソフトキーボード設定」→「キーボードカスタマイズ」から。

photophotophotophoto 「キーボードカスタマイズ」から、QWERTYキーの数字キー以外の記号を変更できる。「;」の代わりに「>」を割り当ててみた

 QWERTYキーの数字キーは、4.3では5列×2行と大きく表示されていたが、5.0では10列×1行に変更され、その分記号キーを多く表示できるようになった。細かいところでは、キーの割り当て機能も少し変更されている。4.3では「かな/英/数」と「記号」キーに分けられていたが、5.0では「かな/英」と「数/記号」に分けられている。数字/記号キーを短押しすると数字キーが現れ、長押しすると記号/顔文字一覧が表示される。つまり4.3ではかな/英/数キーを2回押さないと現れなかった数字キーが、5.0では数/記号キーを1回押すだけで現れる。地味ながら便利な改善点と言える。

 ちなみに、4.3では記号キーの短押しで記号/顔文字一覧、長押しでプラグイン(マッシュルームなど)が表示された。5.0ではプラグインは文字種キー長押しから呼び出せる。

photophotophotophoto POBox Touch 4.3ではQWERTYキーの数字キーが大きく2行に表示されていた(写真=左端)が、POBox Touch 5.0では1行のみの小さい表示になった(写真=左中)。こちらはテンキー。4.3では左下のキーから「かな/英/数」に変更する(写真=右中)が、5.0では「かな/英」と「数/記号」に分けられている(写真=右端)。この数字キー割り当ての変更はQWERTYキーも同様だ

 従来どおり、次に入力される(と思われる)キーを拡大表示、入力されない(と思われる)キーをグレーアウトする「アシストキーボード」や、QWERTYキーで「Q」「L」「X」「C」「V」を表示させない設定も用意されている。キーボードの外観を変えられる「キセカエキーボード」も引き続き利用できる。

photophotophotophoto QWERTYキーの五十音入力で使わないキーを非表示にできる(写真=左端)。アシストキーボードを設定すれば、次に打つ文字が自動で大きく表示され、打たない文字はグレーアウトする(写真=右中)。キーボードデザインは3種類をプリセット(写真=右中)。ソニー・エリクソンのWebサイトから新しいデザインをダウンロードできる(写真=右端)
photophoto 記号と顔文字の一覧(写真=左)。五十音キーボードも用意されている(写真=右)

 ユーザー参加型の「Social IME」を用いたオンライン辞書も利用できるようになった。Social IMEには人名、顔文字、商品名など計54万語を変換できるので、POBox Touchでは変換できないような固有名詞や面白い顔文字などを変換したいときに役立つ。利用するには設定から「オンライン辞書」にチェックを入れて有効にする必要がある。入力後に「候補」ボタンを長押しすると検索を始め、Social IMEに登録された候補が表示される。この間には通信が発生し、検索(通信)をする際に若干時間がかかるが、1度選択した候補は学習されて変換候補に現れるので、同じ単語なら2回目以降はオンライン辞書を使わずに変換できる。

photophotophotophoto オンライン辞書を利用するにはあらかじめ有効にしておく必要がある(写真=左端)。文字を入力後に「候補」ボタンを長押しするとSocial IMEにアクセスし、オンライン辞書用の候補が現れる(写真=左中)。こちらは「かおもじ」「かお」で入力したもの(写真=右中、右端)
photophotophotophotophotophoto 「じょじょ」と入力してオンライン辞書を呼び出したら、マンガ「ジョジョの奇妙な冒険」のセリフが多数ヒットした

質問:カメラの「クイック起動」はどんな感じ?

 Xperia NXのカメラではXperia arc/acroに引き続き、短い撮影間隔で撮影を続けられる。NXでは「クイック起動」を新たに採用しており、ロック解除画面からカメラキーを長押しすると、カメラ起動から撮影までを一気に行える。シャッターチャンスを逃したくないときに有効だ。このクイック起動は「カメラ起動のみ」または「オフ」に設定を変えることもできる。


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