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» 2012年04月26日 14時20分 UPDATE

App Town ソーシャルネットワーキング:カシオ、可視光通信技術を利用した写真共有アプリ「ピカピカメラ」を提供

カシオ計算機が、メールアドレスやソーシャルIDを使わずに写真を共有できるアプリ「ピカピカメラ」を提供した。同社が研究開発を進めている可視光通信技術を活用している。

[田中聡,ITmedia]

 カシオ計算機が4月26日、可視光通信技術を使って写真を手軽に共有できるiPhone向けアプリ「ピカピカメラ(PicapiCamera)」の提供を開始した。利用料金は無料。対応OSはiOS 5.1以上。可視光通信とは、人間の目に見える光を点滅させることで、デジタル信号を伝える技術のことで、ディスプレイやLEDを備えた照明、看板などの光源から発信できる。同社はCMOSやCCDなどのイメージセンサーを使って信号を受信する応用技術の開発を進めている。

 ピカピカメラでは、アプリで作成した可視光通信の光源を、別のiPhoneのカメラで読み取ることで、撮影者と被写体(メッセージ作成者)で写真を共有できる。まずアプリを立ち上げたら、可視光通信の“光源”となる「送信メッセージ」を作成する。メッセージはあらかじめ用意されたフキダシのスタンプと、入力した文字から作成される。フキダシは30種類、定型文は20種類が用意されている。「メッセージを送信」を押すと画面に光が点滅するので、この画面を出したまま被写体にiPhoneをかざしてもらう。続いて、撮影者がアプリのカメラアイコンをタップして被写体を撮影すると、写真が自動で送信される。1度に撮影できるのは最大4人なので、撮影者を含めて最大5人と写真を共有できる。あらかじめアカウントを登録しておけば、撮影した写真をTwitterに投稿することも可能。アプリを利用、写真を共有する際にユーザー登録などは不要で、連絡先やソーシャルIDを知らなくても手軽に写真を共有できる。なお、起動画面でカメラアイコンをタップし、吹き出しを選べば、可視光通信をせずに1人でスタンプやメッセージ付きの撮影もできる。

photophotophotophoto アプリのトップ画面。カメラアイコンから撮影、フキダシアイコンからメッセージの作成ができる(写真=左端)。スタンプを選択して文字を入力していく(写真=左中、右中)。作成したメッセージが光となって点滅する(写真=右端)
photophotophotophoto 被写体に点滅した光をかざしてもらい、撮影者がアプリのカメラアイコンをタップしてかざし、マーカーを検出する(写真=左端)。するとメッセージアイコンが現れるで撮影ボタンを押す(写真=左中)。撮影した写真はTwitterに投稿できる(写真=右中)。設定画面(写真=右端)。

 可視光通信で送信するのは位置情報をベースとした「ID」であり、スタンプやテキスト、写真などのデータはカシオのサーバに保存される。このIDはメッセージを作成した被写体にその都度付与され、可視光通信で撮影者の端末に送信される。撮影後にサーバにコンテンツを要求し、メッセージ付きの画像が送信されるという仕組みだ。現在は薄暗い室内ではうまく(可視光通信による)撮影ができない場合もあり、可視光通信の精度は「今後改善させていく」(カシオ計算機)とのこと。スマートフォンの可視光通信を活用した事業はこれからだが、デジタルサイネージなどに活用し、可視光通信で情報を読み取るといった展開も期待される。

 カシオ計算機はアプリ配信を記念したキャンペーンを4月26日から6月10日まで実施している。ピカピカメラで作成したメッセージ付きの写真をTwitterに投稿すると、抽選で2万円分のカシオ公式オンラインショッピングクーポン券が10人に当たる。応募するには、Twitterで「@Picapicamera」をフォローし、「#Picapicamera」ハッシュタグ付きでツイートをする必要がある。

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